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ダッフルコートというと受験生やヲタクが着るもの、という通念があって、自分が学生の頃にはダッフルコート＝イケてない、という図式があったんですが、今もそうなんだろうか？
丈夫な素材で、機能性も良く作られているのだから、食わず嫌いももったいないではないか。
そもそもだらしなくサイズも合わせずダボッと着てしまうからダサいのであって、ワンサイズ落としてタイトめに膝丈で着ればカッコイイのではないだろうか？

…という発想でグローバーオールを試してみたら、けっこう自分的にイケてました。
なにしろ他人とカブらないし、一巡して新しい。

で、柄にもなくウキウキ気分で出勤したんですが、職場に着くと、
「え？ダッフルコート！？」
「どうしたんですか！？」
と突っ込まれる。
うーん。
「あえて着てんだよ！」
とつい言ってしまいましたが、なにやら背後では
「…塾みたいだな」
とつぶやく声も聞こえます。
やはりダッフルコート＝受験生かヲタク、という刷り込みは一般には容易に消し難いようです。
てゆーか今どきの受験生もヲタクの人もダッフルコートは着てない気がするんだが、どうなんだろう。

翌日別のジャケットで出勤したら、
「ダッフルコートはもう着ないんですか」
と聞かれたんですが、着るとも。
だってカッコイイと思ってるからね。

Pコートではなく正しくはPeaコート。まぁどっちでもいいですけど。
アウターってたいていそうですけど、コレも元をたどると軍物で、海軍用の服装です。
巷のデザイナーズ・ブランドの物に較べると、ショットは実際に第二次大戦中は海軍への納入実績もあるので、わりと当時の面影を残してます。
ややタイトにはモダナイズしてますが、とにかくウールが肉厚、ずっしりと重たい。裏地のキルティングもガッチリしていて漢って感じのシロモノです。
暖かいけど、最近のハイテク素材に較べるとやっぱり多少、風を通すのと重さがあるのとで、こだわりがないとあまりお勧めはできないかな。
ショットは641のライダースジャケットも持ってるんですけど、そちらはもう完全に寒い時期に入っちゃったので着てません。