
ケイズスポーツリンクというサーキットに行って草刈りをしてきました。
サーキットに行って草刈りをする?みなさんは不思議に思われるかもしれない。しかしそういうことはえてしてあるのだ。クルマで草刈りをするのである。意味がわからない方もいるかと思いますが、わからないならわからないでいいのです。
タイヤとホイールのリムの間に挟まった草と土をドライバーでこそぎ落としながら、「なーにクルクル回ってんだ」「みんなタコってしまえ!」と、心の中で呪詛の言葉を吐いていたのである。
そんな自分の汚れた心を知ってか知らずか、今日のゴロヲさんは心なしか、いつになくよそよそしい。
みんなオレより速い。オレはこうして草刈りをしている、いつしか自分の心は歪んでいたのである。
しかしそんな悶々とした気分で弁当を食べていたときだ。弁当がありえないくらいに美味いのである。聞けばこの弁当は500円だというではないか。美味い物を食べる、それ自体が人を幸せな気分にするのはみなさんご存知の通りだろう。
そしてオレは唐突に理解した。神はいる。ここ金砂郷に神はいるのだ。
自分のタイムに凝り固まり汚れた心に草刈りという罰を与え、そして今、ありえなく美味な弁当によって救済を与えたのである。
オレは覚醒した。オレより速い、オレより金持ちである、オレより物知りである、オレよりイケメンである、…取るに足らないことである。神は鉄塔の上から、あまねく見ているのだ。金砂郷の神よ、わが走りとくとご照覧あれ!そして加護あれ!
そして…、ベストは出た。50秒902というタイムである。汚い我欲を捨てた自分を神は見ていたのだ。そしてあれほど苦しめられていたケイズでそれに近いタイムは以後コンスタントに出た。
金砂郷の神の霊験はこのようにあらたかであり、まことにありがたいことである。
ああ、マジメになんですけど、タイムの出る人、出ない人って人間性とか精神力とかの要素が強いと思うんですよね、速い人見てると。草刈りしてからはあまり余計なこと考えなかったです。
①最終コーナーからの立ち上がりはうまくいかなかったので、むしろストレートから2コーナーでブレーキングするまでにスピードが乗るようにしました。
②Wヘアピンの2コ目のヘアピンは、最初のヘアピンですでに速度が落ちていると思い、それほど強くブレーキングしませんでした。
③シケインは足が柔いので突っこまずに膨らむんですが、そのかわりアクセルオフのみでブレーキは踏まないようにしてみました。あとはパイロン吹っ飛ばすのがこわかったので、あえて右側のパイロンの脇を狙って突っ込みました。
④今回はボトムエンドをなぜかうまく処理できてたのが大きいです。例えが難しいですが、バーッと下ってきて、そのままシュゴッと曲げながら入って、クイクイッとステアを戻して、小回りでゴーでした。なに言ってるかわからないですよね。僕もよくわからないです。
⑤草刈りしたとこはもともとは得意なはずですが、今回はトラウマの後でしたので、流しました。
今回もみなさん、大変お世話になりました。
また次回、ヘタクソではありますが、なにとぞよろしくお願いいたします。
Posted at 2012/10/21 22:33:13 | |
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