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◇画太郎◇のブログ一覧

2023年06月29日 イイね!

うちわ・扇子

うちわ・扇子この時期、風呂上がりに顔をうちわであおぐと気持ちいい。

それはともかく、うちわの起源は紀元前のエジプト・中国にさかのぼる。
もともとは風を起こして気持ちいい、というしろものではなくて王族などが芭蕉の葉、雉の羽などを使用した大きなものを従者に持たせて「私は偉いんだ」アピールに使う、儀礼的・示威的な道具としての意味合いが強かった。

そこから戦争などで指揮官が使用するようになる。
有名なものだと諸葛亮の羽扇、武田信玄の軍配がこの流れである。
まだ涼をとる道具としての意味合いは薄い。

江戸時代の日本でうちわを大量生産する技術が確立され、風を起こして涼をとったり炊事に使う道具として民衆に広く普及する。
江戸時代の民衆は折につけ質素倹約をお上から言われていたので、そうしたなかでうちわは柄や浮世絵をあしらうなど民衆の数少ないアクセサリーとしても重宝された。

そんなこんなで現在に至るまで日本ではうちわは広く使われ、気軽で質素なアクセサリーとして贈答品や配布物としても人気が高い。
…が、わりと最近、支援者にうちわを配ったとして辞任に追いこまれた大臣がいた。世知辛い。

あおいだところで涼をとる手段としてはたかが知れてて、情緒的な趣きのほうが強いせいか日本以外の国でうちわを使うことは少なく、海外ではジャポニズムのアイコンとして使われる例が多い。


日本の衣装を着たモネ婦人
Posted at 2023/06/29 05:35:54 | コメント(1) | トラックバック(0) | モノ | 趣味
2023年06月27日 イイね!

森田まさのり/ROOKIES

森田まさのり/ROOKIES部室を溜まり場にするだけの自堕落な生活を送っていた野球部の不良達がしだいに一致団結して甲子園を目指す漫画。

この人の漫画は絵、特に人物の表情が上手くて、それで他の人が描けないような領域の描写ができる。
この人自身が絵を勉強してつき詰めていった結果、表現度の自由というか自在さを獲得してるんだけど。

この漫画に出てくる不良達も最初は溜まり場でだべって暴れるくらいしかできないんだけど、周囲の失笑を買うレベルとはいえ、しだいに野球が試合として成立するくらいには上達してくる。
そのときにやっぱり上達した結果、自由を獲得してるんだよね。
今まで自由だと思って溜まり場でだべったり暴れてたりしていたことは、非常に狭い世界に自分達自身でわざわざ自分達を閉じ込めていたに過ぎないことに気づく。

野球が強くなるにつれて周囲の目も「お!野球部やるじゃん」と変わってくる。
もっと広いステージで戦えるようになってくる。
(このくらいでいいか…)とどこかでそう思いそうなもんだが、というのは上達してステージが上がっていった結果、接する周囲のレベルも上がっていくのでいくら上達したところで壁にぶちあたる。
自分達に抵抗する向かい風のパワーも上がっていく。
もともとはこれに屈するのが怖いから、怖さを知っているから傷つかないよう狭い世界に閉じこもっていた彼らだったが、物語の終盤ではもはや彼らは甲子園と口にしても失笑を買わないような、仮に失笑を買ったとしても本人たちが意に介さないような世界を獲得している。
Posted at 2023/06/27 22:42:30 | コメント(0) | トラックバック(0) | 漫画 | 趣味
2023年06月26日 イイね!

『天国と地獄』

『天国と地獄』1963年の黒澤映画。
横浜・湘南を舞台に、身代金目的で幼い子供の誘拐事件を起こした犯人を執念で追い詰めるサスペンス・ドラマ。
犯人は最終的に共犯者に対する殺人も含めて逮捕され死刑になるが、この映画公開後に誘拐の模倣犯が多発して社会問題になった。
ちなみにそんなもんなんだろうがこの映画の犯人よりも、その後現れた現実の模倣犯のほうが所業的にクズである。

映画の本筋とは別に神奈川県居住者としては舞台となっている1960年代の横浜・湘南の風景、特に終盤では黄金町・伊勢佐木町界隈が描かれるが、現在と較べてけっこう変わってんなって場所もあれば当時から意外と変わってなかったりする場所も多くて興味深い。
あと作中、身代金受け渡しシーンで登場する「こだま」は新幹線ではなく当時は特急電車である。

さてラストに死刑判決が確定した犯人は被害者であるはずだった子供の父親との面会を希望し、拘置所で対面する。
現在でもニュースで事件を起こして逮捕された犯人の映像を見てると、たまにしおらしいのもいるんだが、たいていは逮捕されてる分際でふてぶてしく人をなめくさった傲岸不遜なツラをしている。
…この犯人も父親の前で当初はそうした態度を見せている。
しかしこの家族が現在、事件のせいでそれほど生活が激変したわけでもなく、父親も犯人に対して「べつに」という感情を持っていることを知ると体の震えが止まらなくなる。
「ああこれは生理現象でね」と平静を装っているがいよいよ犯人の体の震えは大きくなり、大声で叫びだしたところで物語は終わる。
Posted at 2023/06/26 05:17:29 | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画 | 音楽/映画/テレビ
2023年06月24日 イイね!

Aimee Mann

Aimee Mannエイミー・マン。
1980年代からニュー・ウェイヴ系のバンドで活動し、1993年からソロで活動しているが、ながいあいだ日本ではほぼ無名だったのではなかろうか。

1999年に映画『マグノリア』のサウンドトラックを手がける。
この映画がベルリン国際映画祭の金熊賞を受賞、エイミー・マンの曲がアカデミー賞歌曲賞にノミネート、グラミー賞でも最優秀コンピレーション・サウンドトラック・アルバム部門にノミネートされる。
『マグノリア』のTVCMがエイミー・マンの曲とともに日本国内で流れ、これが反響を呼んで日本でもファンを得て、のちに二度の来日公演を果たしている。



1970年代フォークロックにカントリーロックが融合したような、ペーソスがあるがどこか力強い曲が多い。
孤独感を感じさせながらも、人生に対して前向きな印象も与える。



『マグノリア』公開後のアルバム“ロスト・イン・スペース”で過去最高の売り上げを記録し、成功を収めた。
このアルバムは紙ジャケのブックレットに漫画がついてて味がある。
Posted at 2023/06/24 22:22:15 | コメント(0) | トラックバック(0) | 音楽 | 音楽/映画/テレビ
2023年06月11日 イイね!

フェイクグリーン

フェイクグリーン以前、不動産の営業マンをやっていたが、そのときのモデルルームみたいな感じのシャレオツさを求めて部屋にフェイクグリーンを置くことにする。
不動産のモデルルームにはたいてい観葉植物が置いてあって、これは私が所属していた営業部ではなく事業部という部署がそういうセッティングを手がけるんだが、観葉植物には実物とフェイクと両方あった気がする。
気がする、というのは、はっきり言って営業マンはモデルルームの観葉植物などあんまり見ていない。
天井高とかスラブ厚とか設備がどこのメーカーかとかで頭いっぱいで、モデルルームに置いてある観葉植物などは実際購入して住む人にとって全然関係ない以上、覚える必要がないからである。

最初本物の観葉植物を考えていたが、初心者向けと言われるものでも、水やりのタイミングとか、成長して根詰まりした際に鉢を移し替えるとか、日光・温度の管理とか、害虫を予防するとか、思ってたより手入れがシビアそうで全然できる自信なかったのですべてフェイクグリーンにしておいた。
左からサボテン、ドラセナ、ペペロミア。
ニトリで全部合わせて¥5000位。

そういえば不動産営業をやってるとちょくちょく客宅訪問する。
これけっこう例外も多いんだが、傾向として訪問先で大型犬を飼ってる場合「おっかねえ人かな」と思うと意外と人あたりがよく、話が弾むことが多い。
玄関先など植物の手入れをよくしている場合「穏やかな人かな」と思うと意外と神経質な人が多い。
…というのが経験則としてあった。
今回をきっかけに当事者目線で考えてみると、大型犬を飼うってなるとそれなりのコミュ力、行動力が必要だろうし、植物を育てるってなるとコミュ力は要らないが繊細さと観察力が必要だろうし、そういうのが営業マンとの接しかたに出てたんじゃなかろうかと想像している。
Posted at 2023/06/11 06:47:21 | コメント(0) | トラックバック(0) | モノ | 趣味

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