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◇画太郎◇のブログ一覧

2023年08月28日 イイね!

松任谷由実

松任谷由実ニューミュージックの代表格、ユーミン。
1970年代半ば、安保闘争の成りゆきにシラケた当時の若い世代は彼らの聴いていたフォークソング、ロックにある政治・社会問題などのメッセージ性を「暑苦しいだけでカッコわるいもの」として排除し始めた。
そして「豊かで洗練された生活」を歌ったオシャレなものにフォークソング、ロックを置き換えた。
こうしてニューミュージックは生まれた。
なので松任谷由実は従来の歌謡曲、ポップスよりはフォークソング、ロックと親和性が高い。
こういう背景があるので、のちに海外のAORなどユルいイージーリスニングな感じのものもニューミュージックとして取り込み始めるが、ニューミュージックという呼称は日本でしか通用しない。

スポーツ漫画で例えると、梶原一騎の劇画を読んでたのがあだち充に極端に宗旨替えしていったようなもんだが、このように一斉に切り替わっていった感じではなく、1970年代~1980年代にかけてニューミュージックは既存勢力と長い闘争を繰り広げた。
たとえば海援隊の武田鉄矢は松任谷由実(当時荒井由実)の『やさしさに包まれたなら』に対して『贈る言葉』で「求めないで 優しさなんか 臆病者の言いわけだから」と歌っている。
どうだろう。
そう、これではお互いのレベルが高いせいで決着がなかなかつかない。
ただ、武田鉄矢は消えゆくフォークソングを歌う者としてお別れのつもりで『贈る言葉』を歌ったらしい。

なお松任谷由実は同年代の中島みゆきと「陰と陽」「月と太陽」みたいによく対比されるが、どちらも在学中、あるいは卒業後すぐにデビューしたのち、一貫してエリート街道でほぼ挫折知らず、ついでに言うとどちらも上流家庭出身なので、実際は似た者同士である。

Posted at 2023/08/28 07:01:42 | コメント(0) | トラックバック(0) | 音楽 | 音楽/映画/テレビ
2023年08月25日 イイね!

スターフォース(FC)

スターフォース(FC)テーカン(のちのテクモ)が前年、アーケード用に制作したものをハドソンがファミコンに1985年移植。

音楽はのちに『真・女神転生』シリーズで一世を風靡する増子司。
このとき弱冠21歳。

テーカンが先に妙にこだわったシステムのシューティングを出したがいまいち受けず、シンプルで爽快さを追求した『スターフォース』を短期間で制作した。

縦スクロールシューティングで、現在に至るまで一般化されたシステムを作る。
…が、プレイすると今基準でもけっこう難しい。

Posted at 2023/08/25 06:06:47 | コメント(0) | トラックバック(0) | ゲーム | 趣味
2023年08月23日 イイね!

イー・アル・カンフー(FC)

イー・アル・カンフー(FC)インドア趣味がますます進行し、ファミコン実機をやり始める。

『イー・アル・カンフー』はコナミのファミコン参入最初のタイトルで、アーケード版を縮小して移植、ファミコン発売から2年後の1985年発売された。

今でこそ巨大企業のコナミだが、当時は大阪が本拠の企業、ファミコン参入後急成長し、3年後には東証1部上場、その後本社を東京に移転した。

オリエンタルリフを使ったBGMが印象に残るが、これは当時大阪音大の学生だった20歳の頃の東野美紀が学内に掲示されていたアルバイト募集の張り紙を見てコナミに参加、作曲している。
のちに東野美紀はコナミに就職した。

固定画面に登場する5人の敵キャラクターを順番にカンフーを使って倒す、対戦型格闘ゲームの草分け。
5分くらいで1周目をクリアしてしまうが、まじめな話、意外と今やっても楽しめる。

Posted at 2023/08/23 04:32:19 | コメント(1) | トラックバック(0) | ゲーム | 趣味
2023年08月12日 イイね!

『羅生門』

『羅生門』1950年の黒澤映画。
『羅生門』制作時、黒澤明はすでに40歳、日本国内ではベテラン監督のポジションにいて『羅生門』は監督11作目になる。

『羅生門』はヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞をとり、以降、黒澤明は世界でも指折りの映画監督として評価され、黒澤明に続いた日本人監督らも次々と国際的に高い評価を得て、当時世界的に全く評価されてなかった日本映画はここから数十年に渡り全盛期を迎える。

さて『羅生門』のヴェネツィア国際映画祭出品当時、国際社会と日本国内で日本という国の評価にギャップがあり、国際社会は日本を敗戦したとはいえ依然高いポテンシャルをもつ国とみていたが、当の日本人は今までの価値観が崩壊し、敗戦に打ちひしがれて肩身が狭い思いをしていたので、海外から「ヴェネツィア国際映画祭に作品を出せ」と言われても「私らにそんな資格ないですよ。だいたい金ないし」と全く乗り気ではなかった。

「いいから出せって」と業を煮やしたあるイタリア人が自分で字幕を作って、自費でフィルム代と送料を出してヴェネツィア国際映画祭に出品した結果、金獅子賞を獲得したが、当の日本人が映画祭にひとりも参加しておらず、しょうがないのでベトナム人に「これ日本人に渡してね」と言って金獅子賞を授与した。

この金獅子賞獲得は、湯川秀樹のノーベル物理学賞受賞、古橋広之進の競泳世界記録樹立とともに敗戦で「私たちのやってきたことはなんだったのか」とすっかり国際社会での自信を失っていた日本人に誇りを取り戻させ、希望を与えた。

『羅生門』の内容はストーリー展開として芥川龍之介の小説『藪の中』を下敷きとする。
舞台、作品テーマとして芥川龍之介の小説『羅生門』も関係してくる。

平安時代、旅をする夫婦が人気のない山で強盗に襲われ、夫が殺害されるという事件が起きる。
京の検非違使は強盗を捕らえるが、事件の経緯について、強盗、生き残った妻、さらに巫女によって呼び出された夫とで証言が全く食い違い、真相が藪の中となる。

それぞれが事件の核心的な部分、それもとるに足らないような自身の虚栄心にかかわる部分は巧妙に隠したり作り変えて証言していたのだ。
強盗は自身の武勇の面目が潰れる部分を隠してるし、妻は自身の貞淑が疑われる部分を隠してるし、夫は妻を口汚く罵った部分を隠している。
観る側は「これはまあ…そうなるわね」と、自身に都合の悪い部分を自然と隠したり作り変えて人に伝えることには身に覚えがあるので、3人を「噓つき」と非難する気分にはなれない。

真相は山に薪を取りに行って偶然事件を目撃した人物が知っている。
荒廃した羅生門の下で若い僧がその人物から事の真相を聞くが、実はその目撃人物も自身に不利な部分を隠して若い僧に話していたことがばれてしまう。

「この世ではだれも信じられないのか」と絶望に陥りかけた若い僧は、くだんの目撃人物が羅生門の下に捨てられた赤子を連れ去ろうとしているのを見とがめて非難する。
「この子は捨て子だ。私が育てることにしよう」と男が答えたのを聞き、自身の疑心暗鬼を恥じた若い僧が「それでも人を信じたい」と願ったところで物語は終わる。
Posted at 2023/08/12 22:19:44 | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画 | 音楽/映画/テレビ
2023年08月05日 イイね!

DALI ZENSOR3

DALI ZENSOR320代の赤貧洗うがごとしの頃に近所のリサイクルショップでPioneerのミニコンポ(年代物だがかなりいいヤツ)が1万円で売られているのを見つけ、「ヤッター!」と思ってその場で買って台車を借りて家までゴロゴロ押していったんだが、このときのスピーカーだけはつい最近まで使っていた。

今回入れ替えた、画像にあるDALIのスピーカーの倍くらいは大きく、最近はスピーカーも小型化が進んで(画像のDALI ZENSOR3は最近のブックシェルフ型としては大きいほう)小さくても良い音を鳴らすんだが、とはいえスピーカーはある程度「大きさは正義」みたいなとこがあって、低音がバズーカ砲のように響き、音の奥行きというか拡がりというか臨場感も、小さいスピーカーではちょっと出せない。
その他もデカくてスペースを食う以外はトータルで高い性能だったので積極的に買い替える必要を感じなかった。
あえて言うと、このミニコンポが製作されていた時期の流行りと思われるが、低音が強いわりに高音は弱いので聴いててモコモコ感はある。

しかしこのスピーカー、性能は依然として高いんだが、時代に合わなくなってきてしまった。
ズコーン、バコーンと低音が響きすぎてうるさすぎるのである。
これはヴォリュームを絞ろうが、どうやったって低音は外に漏れやすいんだからどうしようもない。
昔よりは現在のほうが騒音に関しては気をつかうようになっているので、うかつに鳴らせず、もっぱらヘッドフォンでばかり音楽を聴くようになってしまった。

そこでDALIのセンソール3に買い替える。
DALIはデンマークの音響メーカーで比較的他社より後発だが、評価は高い。
替えた感じ、いちばん違うのは音の分離で、どこで何が鳴っているのかくっきりしている。
高域・中域・低域とバランス良いが、モニターっぽいそれではなく艶やかに鳴り、エモーショナルな感じはけっこう強い。
低音はよく出ているが締まった音で、以前と同じ音量でもそこまで音漏れに神経質になる必要はない感じ。
どのジャンルの音楽でもまんべんなくレベル高く、満足度も高いが、あえて言うと大きさの関係でどうしても空間の拡がり感は少し弱い。
Posted at 2023/08/05 04:15:00 | コメント(0) | トラックバック(0) | モノ | 趣味

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「ツレさんの要望でふとん乾燥機買う。
いまいち恩恵は感じず。」
何シテル?   05/13 16:35
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