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◇画太郎◇のブログ一覧

2023年12月30日 イイね!

渋沢栄一 社会企業家の先駆者/島田昌和

渋沢栄一 社会企業家の先駆者/島田昌和このたび新しく紙幣になる渋沢栄一って幕末・維新物の時代小説なんか読んでると主人公に束の間、交差するような形で登場することがちらほらあるが、のちに実業家になるっていうのは知ってても、要するに何した人だっけ?…と気になり、Amazonで手頃そうな本を入手する。
岩波新書で、伝記的な内容かと思ったら渋沢栄一の功績を時系列を追って深掘りしていく、けっこう堅い内容だった。

渋沢栄一は現在の埼玉県の農家に江戸時代末期に生まれたが、渋沢家は農民でありながら、藍の販売を中心とした商業で大きな財を成し、武家として出仕することを許されていた。
この時点でバックボーンとして商業的なセンスと官僚気質を併せ持つという独特な存在だったことがうかがえる。

さて渋沢栄一は世に出た当初、尊王攘夷運動に加わる。
時代小説によく出てくるのはこの時期の渋沢だが、これは挫折し、成りゆきから徳川慶喜に出仕するようになる。
持ち前の商業的なセンスが重宝され頭角を現し、ヨーロッパ訪問のメンバーにも選ばれるが、帰国後、すでに大政奉還が行われ明治政府が発足していたなかで大蔵省に入省する。

大蔵省でトントン拍子に出世する渋沢だったが、粘り強く着実に成果を出していくスタイルだったらしい。
ただ、この着実な気質は当時激しく局面が変わるなかイチかバチかで勝負する政治的な交渉に向かず、尊王攘夷運動に挫折したのと同じような形で自らが政治活動に関わるのを避け、大蔵省を辞め、民間の経済に携わる転身を余儀なくされた。

しかしここから渋沢は本領を発揮し、数々の会社の経営に関わり、次々と成功に導いていく。
経営手法としては独断専行を避け、徹底的な会議によって方向性を決定していたが、シビアなやりとりを好まず大家族的雰囲気を醸し出し、例えば部下が失敗して会社に大きな損害を与えてもそれほど責められることなく、渋沢自らが事態収拾に努めたという。

黎明期の日本経済に重要な役割を果たした渋沢だったが、第一次大戦後、世界経済が複雑化し各国が保護貿易に走るなか、しだいに従来のやりかたが通用しなくなり、経済界からは一歩身を引く。
以降は後進の指導で大きな役割を果たすようになり、学校の設立・運営で大きな功績をあげるが、晩年少しトチ狂ってキリスト教、仏教、儒教など世界宗教の統一に執心した。
当然失敗するが、なぜこんな一見頭悪そうなことをしたかというと、これは徳川幕府時代、お上が法令などと同様に儒教にもとづいた道徳的な面も民衆に「お達し」をおこなっており、これが民衆の生活に好影響を与えていたことから、グローバル化した近代社会でもそれを行うべし、という考えがあったためらしい。
Posted at 2023/12/30 04:23:22 | コメント(0) | トラックバック(0) | 読書 | 趣味
2023年12月29日 イイね!

『ロッキー』

『ロッキー』1976年、シルベスター・スタローン主演・脚本の映画。
監督のジョン・G・アヴィルドセンはボクシングを題材にした『ロッキー』のあとに空手を題材にした『ベスト・キッド』をヒットさせ、『ロッキー』同様、続編が製作された。

同じシルベスター・スタローン主演・脚本の『ランボー』もそうだが、最初の作品はテーマ性が高く、続編は娯楽性重視になっている。
『ロッキー』は大ヒット後に4つの続編が製作されたのち『ロッキー・ザ・ファイナル』で再びテーマ性の高いものに回帰して幕を閉じている。

1960年代後半~1970年代前半、アメリカではベトナム戦争をきっかけにして若い世代中心に屈折した感情が渦巻き、それは映画にも反映した。
この年代のアメリカ映画は「アメリカン・ニュー・シネマ」と呼ばれ、暗くハッピーエンドを拒否するような内容が流行した。
『ロッキー』も当初、屈折したラストを想定していたが、脚本のラストを読んだシルベスター・スタローンの奥さんが「やだよこんな男」と言ったのをきっかけに、ボルテージの高まるラストに変更された。

15歳で夢を持ってボクシングを始めた主人公は芽が出ないまま気がつけば30歳を迎える。
フィラデルフィアで社会の下層から抜け出せないばかりか、闇金の取り立てをやって生計の足しにするなど、不本意にも人生から完全に転落する瀬戸際に追いつめられている。
ただ、主人公のロッキーはもって生まれた正直さ、優しさを失っておらず、内気で人との交流が苦手なことからやはりロッキー同様、不本意な人生を送っているエイドリアンという女性との交流を深めていく。
ふたりの未来にはなかなか光が見えないと思われたが、…ふとしたことからチャンスが舞いこむ。
ある事情から世界チャンピオンのアポロがロッキーに試合を申し込んできたのだ。
「絶対に勝てない」とは思ったが、アポロと戦ってもしも15ラウンドまでリングに立てていたなら…。
ロッキーは全身全霊をこめて戦いに臨む。
それはロッキーの人生を賭けた戦いだった。

「アメリカン・ドリームって言葉忘れたか?」
…屈折したアメリカン・ニュー・シネマによって結局は低迷していたハリウッドは目を覚ます。
相前後して、ジョージ・ルーカスの『スター・ウォーズ』、スピルバーグの『ジョーズ』、リドリー・スコットの『エイリアン』など、人生の困難に果敢に立ち向かう人間を描いた映画に観衆は熱狂し、本来のアメリカらしい明快さとエネルギッシュな姿勢を取り戻したハリウッド映画は空前の繁栄期に入る。

ロッキー同様、超低予算のこの映画を製作する前までまるで無名でながいあいだくすぶっていたシルベスター・スタローンは、この後スターダムを昇っていく。
Posted at 2023/12/29 05:33:58 | コメント(1) | トラックバック(0) | 映画 | 音楽/映画/テレビ
2023年12月28日 イイね!

DENON DCD-600NE CDプレーヤー

DENON DCD-600NE CDプレーヤー15年間CDプレーヤーとして使用していたプレステ3がいよいよ逝ったので新しいCDプレーヤーに換える。
プレステ3はCDプレーヤーとして使うと、かなり高いスペックなのでおおむね満足してたが、合わせていたDENONのアンプだと少し高域がキンキンして耳障りな傾向があったので、アンプとの相性があまり良くなかったのかもしれない。

面白味とかチャレンジ精神には欠けるがDENONのアンプにDENONのCDプレーヤーならまず無難でしょ、とDENONのエントリークラスのモデルを購入する。

聴いてみたところ、予想通り高域は音にまるみがでて聴きやすくなった。
中域は充分以上によく音が出ていて、艶やかで臨場感があり、かなり満足度が高い。
ただ、高域とともに低域もまろやかになってしまった。
低音はよく出てるんだが、上品というか迫力がない。
聴くジャンルとか好みにもよるんだろうが、私の場合ふだんおおむねハードロックを聴くので、そうするとなんというかもっと重低音が荒ぶってるほうがいいわけじゃないですか。
アンプのBASSを少し効かせてちょうどいい感じ。
トータルではプレステ3の頃より良くなった。
アンプを購入したときにも思ったが、DENONは意外と手堅くまとめてくる感がある。

私含めて9割の人はエントリークラスのこの性能で充分満足だと思うが、残り1割(未満かな?)のいわゆる沼にはまる人が気になりそうな点と言えば、どうしても全体に薄い膜がかかって聴こえる感じと、音の分離というか音の粒がサラサラしてる感じではなく団子状にひっついてる感は少しある。
そういう人はこのCDプレーヤーではなく、やはり価格相応のものを求めていくしかない。
Posted at 2023/12/28 04:44:36 | コメント(0) | トラックバック(0) | モノ | 趣味
2023年12月24日 イイね!

Panasonic DMP-BD90 ブルーレイディスクプレーヤー

Panasonic DMP-BD90 ブルーレイディスクプレーヤー15年モノのディーガとプレステ3が同時に逝ってしまいDVDが観れないので、ブルーレイプレイヤーを買う。
一応それ以外にもPCでDVDが観れるんだがモニターが小さい。

今までディーガをHDMIケーブルでTVにつなぎ、プレステ3はコンポジットケーブルでTVとオーディオ機器に映像・音声を分離させてつないでいたんだが、どうしてこんなことをしてるのかというと、深夜にDVDを観ることが多く、音漏れが気になる時間帯のときはディーガ、ある程度音量を出しても問題ないときはオーディオ機器に音声をつないでいるプレステ3というふうに使いわけていたため。

ただ私の場合、映画など気に入るとコレクション趣味でDVDを購入するのと、ふだんTV番組を観ないため、冷静に考えたらレコーダーは無くてもいい。というか今まで録画をしたことが一回もない。
ディーガで買い替える必要はなくPanasonicのブルーレイプレイヤーにしておく。

Amazonで¥9000位だったが、質感はけっこう高い。
15年モノのディーガと較べてサイズは3分の1ほどでかなりの省スペースになった。
ただ、ネットの口コミにも多かったんだが、リモコンは少し使いづらい。
サイズが小さいのはそちらのほうが好みだからいいんだが、小さいサイズに要らないボタンまで詰め込んでいて間隔が狭く、さらにボタンの厚みがあってぷにぷにしてるので、指の腹で押せずに爪で押す感じになってしまう。
惜しい。

オーディオ機器に接続するほうのプレステ3の代替はまたおいおい考えることにする。
Posted at 2023/12/24 03:55:24 | コメント(0) | トラックバック(0) | モノ | 趣味
2023年12月21日 イイね!

沙羅曼蛇(FC)

沙羅曼蛇(FC)コナミの横スクロール面→縦スクロール面を繰り返す計6面のステージからなるシューティング。
前年発表した『グラディウス』の続編として1986年アーケードで稼働したものを1987年ファミコンに移植した。
アーケード版と較べるとステージ2がアーケード版ステージ4に差し替えられ、ステージ4とステージ5が完全オリジナルになっている。
アーケード版ステージ2,5の隕石面は削除されている。
音楽は当時音大生だったアルバイト・東野美紀。
スケルトンカセットを採用した。

ステージを進めていくなかでの物語性が高く、超時空戦闘機・ビックバイパーがめちゃくちゃかっこいい。
エンディングは3種類あり、ノーコンティニュー、コンティニュー1~2回、コンティニュー3回以上で違う。
今でこそヘタレと化した私だが、小6~中3にかけてシューティングゲームの腕前が全盛期だった頃にノーコンティニューでクリアしている。
ノーコンティニューの場合は「え?そうだったの?」と少し驚くラストが用意されている。

Posted at 2023/12/21 22:51:49 | コメント(0) | トラックバック(0) | ゲーム | 趣味

プロフィール

「ツレさんの要望でふとん乾燥機買う。
いまいち恩恵は感じず。」
何シテル?   05/13 16:35
おもしろきこともなき世をおもしろく-高杉晋作
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