◇画太郎◇のブログ一覧

『真・女神転生』のサウンドトラック。
2003年発売で現在も販売中。
プレステ版『Ⅰ』『Ⅱ』『if…』それからXbox『NINE』の曲を収録している。
増子司によってスーパーファミコンで発表された『Ⅰ』『Ⅱ』『if…』の曲を後任のアトラスのサウンド・クリエイターがプレステ音源にする際、そうとう苦労したらしい。

増子司の曲の完成度がかなり高くフツーじゃ真似できないので、後任がどうやったってまず文句が出る。
スーパーファミコン版から極力アレンジを加えないようにしたが、そもそもスーパーファミコンとプレステで音源が違うので、かなり試行錯誤してオリジナルの雰囲気を損なわないように注意を払って制作されている。
…が、ところどころ、だいじょうぶそうなところで大きくアレンジを加えていて「お、これはこれでアリ」と思わせるセンスの良さもある。

増子司はもともとゲームとは関係ない音響の勉強をしながらゲーセンでバイトしてたが、たまたま納品に来たゲーム会社の人に誘われてゲーム業界に入り、のちにアトラス創立メンバーのひとりになった。
作曲は完全に独学らしい。
そのサウンドはちょっと似ているものが見つからない、唯一無二の世界をもっている。

芥川龍之介の小説のなかではいちばんおもしろい。
…が、おもしろ過ぎるというか作り過ぎてるのが書いた本人、気に食わず、芥川の生前は、発表したはいいものの出版されなかった。

平安時代の荒廃した京都を舞台にした盗賊団の群像劇。
盗賊の実質的なリーダー、沙金は美貌の若い女だが、だれかれかまわず肌を許し、罪ない人を平気で殺す。
そういう沙金を嫌悪するが魅惑に抗しきれず、つい、いっしょに悪事を重ねてしまう兄弟がいる。
沙金は兄弟を自分をめぐって反目し争うように仕向けている。
盗賊団の主だったメンバーにはほかに沙金の養父・母である性悪な爺さん・婆さん、白痴でものごとの道理がわからないため使われている娘がいる。
白痴の娘は身ごもっているが、父親がだれかわからない。
盗賊団はある日、有力な貴族の家を襲撃するが、沙金は兄弟の一人を亡き者にするために襲撃計画を事前に貴族の家の者に漏らしていた。
盗賊団は予期せぬ手痛い反撃に遭い、混乱に陥る…。

ザ・キュアー。
ゴシック・ロック。
暗く、ひねくれてて、ややこしい世界観をもち、キーボードを効果的に使用する。
ふつうバンドマンって女にモテるんじゃないかと思うんだが、そういうのとは無縁そうな陰キャ感漂う。
…が、８０年代中盤からポップな方向へ舵を切り、以降メジャーで垢抜けた存在となった。
とはいえもともとがひねくれてるので、隙あらばダークな方向へ回帰しようとする。