Phonon340C 再々々々メンテ
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Phonon340C
このアンプに魅せられて、かれこれ二十数年。確か’93年の発売直後に購入し、しばらく使い、その後時を得て7年ほど前カスタムカーオーディオ再起と共に再び使い始めた次第。
電流増幅段電源電圧 理論値 ±27V (B電圧12V時)
整流ダイオードをSBDに交換し13V+で ≒ ±30~31V
電圧増幅段は ±31Vの3端子Regとツェナーを利用した、安定化電源。
電源制御ICはLT494系列のuPC494gs
制御ICの仕様書から、スイッチング周波数を生成する Rt=4.7Kohm Ct= 1000pFで決定するので、割り出されるスイッチング周波数は ≒ 260KHz。
今時の海外製アンプでも軒並み50KHz内外のものが多いところだが、スイッチングノイズを平滑コンで吸収するにも、小型で大パワーを得るにもスイッチングレートは高い方が好ましい。
今回のメンテは、6~7年前から、今に至って、その後試して音質が好ましかった、薄膜チップ抵抗への交換と、ケミコンの類も全面的にポリマー個体電解又はポリマータンタル、フィルムコンに関しては何年か前にPML-CAP と ECHUに交換したが、容量を若干見直した。
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アナログ増幅段、2ch分基板裏の状態。
音声経路の抵抗は、電力容量との見合わせて、Yaego製 0.5%又は0.1% のRT0603(1608)チップ抵抗と、Vishey SMM0204に交換。
部品面に取り付けるにも、余りにも細かいので、作業性の点でハンダ面に取り付けている。
音に影響の少ない音声経路以外は前に交換した、LMFQ0.5%品 Rey25, 50等そのままにした。
今回、半固定抵抗も単回転NEOPOTから、多回転型のコパル TM-7EPに交換した。
安定度と調整のし易さは代えがたい。
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アナログ増幅段
図体の大きい抵抗類が、薄膜チップ抵抗に変わったので、ずいぶんスッキリした。
ケミコンの類も、普通のアルミ電解から、耐圧の高いポリマー系の電解が発売されてきたので、50V品も今回は投入した。
なんせスイッチング周波数260KHz。旧来のオーディオ用の電解などは50~60HzのAC電源を平滑化する目的のものがほとんどであるし、低ESR、高周波用、105℃対応のポリマーの方がロングライフであるし、高周波を平滑化するには有利な気がする。
このアンプは入力段より全てディスクリートで、オペアンプはDCサーボ回路にのみ使用されている。DCサーボとはいえ、オペアンプの種類による音の差も若干あって、程々の値段のJFET入力の2chタイプを色々試すも、何故かuPC814Cがしっくりくる。
トランジスタ、FETの類は基本的にオリジナルのままだが、ゲイン調整やBTLスイッチに使用されている、2SK363Vはほぼ同規格ながらローノイズなK369Vに交換したが、音の変化はよく分からなかった。
初段のJ-FET K147Vも入手難だが、K369Vはそのまま使える可能性が高く、別の個体で試してみようと考えている。
入力段差 の2つのK147Vはオフセットが安定するように、銅箔テープで熱結合した。DCサーボがかかっているが、オペアンプで補正される電圧が低いほうがいい。
その他トランジスタ
小出力PNP,NPNはCombat4000にも使用したA970, C2240これは相当数ストックがある好みの石だが、BLランクは最近入手難。
ドライバーC3298, A1306は後にC5171,A1930あたりに交換しても良いと思う。
ファイナルのC2987 A1227は壊滅的。
同石ほどCobが低くて、Pdの高い代替品はなかなか見当たらない。
今回は、初段 8.2Vと、DCサーボ箇所±15Vを生成するツェナーダイオードをVisheyのHZ-L ローノイズ品に交換し、Vzを計測し全チャネル同一電圧になるよう選別した。
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電源部
1次ケミコン
日ケミ PSG アルミ有機ポリマー
16V 2200uF X 8
2次ケミコン
KEMET A759 アルミ有機ポリマー
50V 680uF X 16
電源部スイッチングMosFET 手元あった、TK100E10N1に交換。音も変化無く、普通に動くだけ(笑)
整流ダイオード
電流増幅段 前回SBDに交換済み。
電圧増幅段 前回SicSBDに交換済み。
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メンテ途中過程。
基板裏に移設、増設したSBDや
以前 I/V変換前の安定化コンデンサASC等
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最終的な基板裏2CH分、移設・増設したパーツ群。
当然こうなると裏蓋は締まらない。
コレクタ抵抗も前回見送ったDale NS-5 0.1ohmを再度試してみた。
なんせ4本パーツケースに眠ったままだったが他に使い道は無いし勿体ないので再度試してみたが、やはり音の差異は結構ある。
密度感はいつも使ってるMPC74の方が高い気がするが、ナチュラルで広帯域、空間再現力はNS-5の方が良い気がするが、このあたりは完全に好みの問題だと思う。
今回は、前述したように余らせておいても勿体ないし、しばらく試してみようと考えた。
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今回期待を込めて投入した、KEMET A759 アルミ有機ポリマー。
50V 680uFなんて高耐圧、大容量のアルミ有機ポリマーを見つけたのが運の尽き。
電流増幅段のSBDも高密度な部品取付面から、若干余裕のある基板裏にヒートシンクを貼付けた上で移設。
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とりあえず、これで一段落。
音もかなり満足。
機器の存在を忘れ、音楽に没頭できる好きな音。
試聴しながら寝入ってしまう(笑)
他に代えがたいアンプ。
外観のとても綺麗綺麗なこの個体は、家でも使えるよう程々にとどめた。
電源部の補修のみ行った、同アンプがあと一台ある。
そちらはケースに傷も多く、そこそこ基板も傷んでるので、車載専用に原型留めないパターンていうのも、次の機会にやってみようと思う。

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