HELIX AFC 6ch ハイローコンバータ  

アナログ式、６ｃｈハイローコンバータ。

今現在、A/D、D/A式でオートイコライジング機能やデジタルクロスオーバーまで内蔵した多機能なハイローコンバータも製品としては存在しますが、単純に６ｃｈハイレベル入力からラインレベルを取り出したい時には、悪くないと思います。
今回の使用方法もごくシンプルにスピーカーレベルのゲインを下げ、ハイカット・ローカットされた信号をレベル調整した上でミックスし、ラインレベルのステレオ２ｃｈを取り出しパワーアンプに接続しており、個人的にはそれ以外の機能は不要と考えての導入しており、Ｃ／Ｐは悪くないと思います。

音質的にも、ぱっと聴いた感じでレンジが狭いとか、ノイズが載ったりすることも無く必要十分ですが、更に純度の高い音源と比較すると、余計な回路を通過している事に変わりは無く、ＡＦＣ自体のキャラクターなのか純正アンプのキャラクターなのか、中高域が多少キン付く感じや、超高域や超低域のレンジも多少狭まる感もありますが、このあたりのコンバータでハイファイを望むのは無理な話で、分相応。必用十分。

あくまでも、今回インストールしたシステムでは、メインの音源はiPod→iD100(iPodインターフェーズ）→TI社（BB）1794Dual ＤＡＣをメインにとしており、ホームオーディオでも通用するクオリティーを持つそれらと比較すると、あくまでサブといった感じですが、普通に純正が今回インストールしたアンプ以下全く別系統のシステムで鳴らせるという観点ではとっても便利です。

今回、ＡＦＣ装着に伴い純正の前後左右スピーカーとサブウーハーのスピーカーラインの詳細が識別できたので、個人的には更にシンプルなマッチングトランスと高品位抵抗を組み合わせたハイローコンバーターを自作して、ＡＦＣと比較してみるのも面白いかもしれません。

※　後日、内部のカップリングコンデンサーを並品から多少マシなものに交換しましたが、多少聴きやすくなったものの、劇的に音がよくなる事もなく・・・

関連情報URL：http://www.ms-line.co.jp/helix_afc.html