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2025年04月20日 イイね!

OS技研ハイエース用LSDの選び方

長らく生産が止まっていたハイエースを注文することができたのでOS技研のLSDを購入しました。



LSDメーカーは日本に数社ありますが、性能、耐久性、乗りやすさのバランスはOS技研1択と個人的に思います。

しかしOS技研のLSDページって素人にはかなり分かりにくい…。

スーパーロック、デュアルコア、スーパーロック4、ST、TCD、NEO…

ハイエース用のLSDラインナップもスーパーロック、デュアルコア、スーパーロック4の3種類あります。

結局どれを選べばいいの?と思う方向けに説明します。

まず、スーパーロックLSDはロックタイミングコントロールシステム内蔵のLSDです。

これは街乗りなど負荷の低い走行時はLSDをロックさせない方向にスプリングが働いており、LSD特有のバキバキ音(チャタリング)がほぼ出ないメリットがあります。
無駄にロックさせないので、車庫入れや小回りなどオープンデフと変わらない操作が可能です。もちろんタイヤの減りも抑えられます。
社外のLSDを装着して小回りしにくくなったと感じた人はこの違いに驚くと思います。それくらい凄い仕組みです。

スーパーロックLSDはOS技研の代表的なLSDでサーキットでも扱いやすいです。 私はロードスターやBRZでも愛用していました。


・デュアルコアLSD
こちらはスーパーロックLSDの機能に加え、よりロックしやすい構造となっております。ハイエース用で言えば上位モデルです。
簡単に言うとスーパーロックLSDとはサイドギア構造が違い、タイヤが完全に浮いてしまっても作動トルクが掛かる構造になっております。
リジット車や伸びストロークの少ない車、走行ステージ(タイトコーナーの多いサーキット、空転の多いオフロードやジムカーナ)ではこちらがお勧めです。
大きなサーキットではスーパーロックLSDの方がセッティングしやすい声も聞くので、サーキット車両においては上位モデルとは言いきれません。


・スーパーロック4
こちらは4WD車用のLSDと考えて頂いて大丈夫です。
ランクルやサファリ、ハイラックス、ハイエース4WD、カムロード4WD用の名称です。
構造はスーパーロックLSDと同じですが全車種2WAY仕様で効きが強めの設定です。


・スーパーロックST
ST表記のLSDはコンパクトカーなど、LSD本体が小さい車種用のLSDです。
サイズの関係でロックタイミング機構がありませんが、LSDの基本性能は変わりません。


・NEO
ハイエース、キャラバン、カムロードは標準でNEOモデルになります。 通常のスーパーロックLSDとはディスクの仕上げ方法が異なり、貨物車など重量が変化する車向けのディスクです。


・TCD
簡単に言うと高級車用のLSDです。
HPに「スーパーロックLSDの高いトラクション性能と反応速度はそのままに、独自のオイル潤滑システムがマイルドな特性と静粛性を実現。」と記載してあるようにディスクに溝と穴があり、熱にも強く性能はピカ一です。穴あきディスクは製造コストも大きく価格もピカ一です。


通常の市販モデルはSPEC-Sという標準仕様ですが、プラス10,000円でSPEC-Xというカスタム仕様(WAY数、効き具合、ロックタイミングを自由に変更可能)にも変更可能です。

以上が大まかな種類です。


ハイエース用LSDでは、
・スーパーロックLSD(リアのみ)
・デュアルコアLSD(リアのみ)
・スーパーロック4(フロント、リア)
が選択可能です。

ここからはネットでもあまり見かけない情報ですが、ハイエース用スーパーロックLSDとデュアルコアLSDは1.5WAY、スーパーロック4は前後共に2WAYが標準です。

WAYの構造的説明まで書くと長くなるのでここはご自身でお調べください。

スーパーロックLSDとデュアルコアLSDはSPEC-X仕様にすると1WAYや2WAYに変更可能です。標準のSPEC-Sを選択するならカム角度(効きの強さ)はスーパーロック4の方が強いので砂地や悪路が多い方はロック4の方が向いています。

で、結局どれを選べばいいか。

2WDならデュアルコアLSD一択です。
砂地や悪路走行の割合が多い場合はバックでもしっかり効かせたいので、SPEC-Xで2WAYに変更すると安心度は増します。
雪道、凍結路の割合が多い方で2WAYにすると減速時にケツが出やすくなるので、脱出性能を取るか乗りやすさを取るかは要検討。
効き重視ならスーパーロック4のリア用(2WAY)でも良いと思いますが、スーパーロック4はデュアルコアではありませんのでご注意ください。

もちろんスーパーロックLSDでも十分に効きますが、トルク感応型なので完全にタイヤが浮いた状態での発進はサイドブレーキなどでLSDの作動切っ掛けが必要です。
上記に関してはデュアルコアLSDだと何も考えなくて良いですが、路面の良い所や走行距離の多くが高速道路など、直進性向上を求めるならスーパーロックLSDで十分です。

4WD車でフロント、リアどちらを先に入れるか。
乗りやすさ重視や普段から積載量が多いならリア、空荷走行が多くトラクション重視ならフロントだと思います。

ハイエースはフロント軸が重いので、空荷の場合はフロントの方がトラクションがが掛かります。 多くの方は500kgも積まないと思いますのでどちらか入れるならフロントだと個人的に思います。

しかしフロントにLSDを入れるとハンドルのキックバックがどうしても強くなります。 スーパーロック4のフロントは2WAYが標準ですが、OS技研に事前相談してOSオンラインショップで購すれば1.5WAYや1WAYに同額で変更可能です。※ハイエース用スーパーロック4のフロントのみ(何森社長に確認済)

なので乗りやすさを取るなら1.5または1WAYに変更すると少し乗りやすくなります。
こちらも悪路の割合が多くなれば2WAY、舗装路がメインなら1〜1.5WAYがお勧めです。

私は以前、Uターンできない下り坂でスタックし、バックで抜け出せなかった経験があるので迷わず2WAYを選択しました。

4WD車で前後入れるならどれか。
前後入れる人は悪路思考が強いと思いますので、フロント2WAY、リアはデュアルコアの1.5または2WAYが良いと思います。
フロントの効きを強くするのはお勧めしませんが、リアは効きを強く(カム角度を大きく)すると安心です。

ロックタイミングは街乗りメインなら標準、悪路の割合が増えるなら早めに変更しても良いと思います。

ここでは詳細なカム角度まで記載しませんが、WAY数と効き具合(標準、やや強め、強め)を伝えるだけでも注文可能です。

選ぶのが面倒な人は前後スーパーロック4でも十分すぎる性能です。


ちなみにOS技研のLSDは素材から製造まで全てMADE IN JAPAN
デフケースは鍛造品です。(ケースのディスク溝が摩耗しにくいので外爪ディスクがスムーズに動く=ロックまでの動作がスムーズ)
ディスク溝が摩耗するとディスクが上手く動かず酷い物だと意図せずロック、フリーになります。

サイドギア、ピニオンは熱間精密鍛造(鍛造線を崩さないので高耐久、長寿命)

ディスク表面を研磨している=面粗度を荒くしていないので効きが一定で落ちにくい

ディスク枚数が多く、径も大きい=100%ロックでき、熱ダレしにくい

無駄に効かせないのでオイルの寿命も長く(街乗りなら10,000〜15,000kmは軽く持ちます)オーバーホールは基本的に不要です。

イニシャルコストは高く感じるかもしれませんが、長い目で見ればやはり1択かなと思います。


長々と書きましたが用途に合ったタイヤ選びも重要なので、雪道、凍結、悪路をオールシーズンタイヤやノーマルタイヤで行く人は車に乗る資格無いと思います。

1mでも雪道走るならLSDよりスタッドレスが先です
Posted at 2025/04/20 21:47:47 | コメント(0) | トラックバック(0) | | 日記
2025年03月10日 イイね!

BRZにLSDとMBRを付けて中山サーキット

前回の走行を終え、OS技研のLSDを装着しました。

個人的には車高調よりも先にLSDだと思っています。



仕様はカム角度45/45の2WAY。仕様は乗り方や用途で大きく変わりますが、サーキットのみなら1.5WAYが扱いやすいと思います。

2WAYだとドリフト遊びでも挙動変化が少なく扱いやすいですが、サーキットではしっかり荷重移動させないとアンダー感が強いです。
(OS技研にはドリフト用のスペックDもあります。)

慣らしを終わらせ、さっそく中山サーキットへ!

結果は1分8秒075
LSDを入れただけで0.5秒ほどタイムアップしました!

アクセルでグイグイ曲げれるので何より運転が楽しくなるパーツだと思います。


しかし純正サスペンションで攻めていくと挙動が大きく、1テンポ遅れます。ロール量が大きいのでバランスも崩しやすい。
でも車高は下げたくない・・・。 なにか良いものは無いか。




ありました。 渡海自動車様のMBR(メイクバンプラバー)



渡海自動車様のデモカーを試乗させて頂き、納得して購入しました。

これは純正のバンプラバーに代えて使用する物で、なんと1Gでタッチさせます!
1Gタッチなんてゴツゴツするのでは?と思うかもしれませんが、素材は純正より柔らかいので乗り心地は良くなります。

個人的には高級セダンのようなイメージです。常にタイヤを地面に押し付ける感覚があり、車格が1つ上がるような感じでどっしりとしたハンドリングになります。

純正バンプラバーとの比較動画
 
ロールスピードが緩やかになり、ギャップ通過時の揺れも小さいのが動画でも分かるかと思います。ゴムの反発力でタイヤの接地性、トラクションも向上しました。

コントロールしやすくなったので平均タイムも上がりベストタイムも更新!

1分7秒613  ついに7秒台突入です!

タイヤなどの条件は可能な限り合わせています。

LSDで0.5秒
MBRで0.4秒
リアルなタイム結果ではないでしょうか。

フルノーマル(※)でも十分遊べる車になりました。

※フルノーマルの定義
・吸排気ノーマル
・純正車高
・純正ホイール、純正タイヤサイズ


サーキットを走ったことが無い人で すぐ車高を下げたり、すぐにタイヤを太くする方が居ますが、運転が上手くなる目的なら私は必要無いと思っています。
もちろん楽しみ方は人それぞれですし、カッコイイ車に乗ることが生き甲斐の方もいるので否定はしません。

でも、最低限(油脂類、ブレーキパッド)で十分に楽しめます。
私のような普通のサラリーマンの場合は改造費がかなり限られますので、太いタイヤでコストアップして走るお金に回せなくなるなら純正サイズでガンガン走る方が楽しいと思います。

ロールする車をいかに制御できるか。
グリップに頼らずいかに曲げていけるか。

誰かと競うのも楽しいですが度を超すと金銭ブローしてしまいますから、楽しめる範囲でやっていけばいいと思います。


BRZ仕様
吸排気ノーマル
OS技研 スーパーロックLSD SPEC-X 2WAY カム角度45/45
純正サスペンション+MBR
純正17インチホイール
ディレッツアZⅢ 215/45R17 冷間2.1
バケットシート
4点ベルト
ブレーキパッド(アクレ700C)

エンジンオイル GRサーキットなんとか0W-20
ミッションオイル OS-250R
デフオイル OS-250R

オイルパンのバッフルプレートなどは入れていません。

ご参考に
Posted at 2025/03/10 20:17:03 | コメント(0) | トラックバック(0) | サーキット | 日記
2024年12月13日 イイね!

またサーキットを走りたくてBRZ購入

年イチのブログですが生きております。

この数年は二輪のジムカーナで遊んでいました。

ノービス(1番下)クラスなら全国優勝できるくらい上達。


モトジムカーナは死亡事故も無く、怪我も少ないモータースポーツです。

一般公道でも余裕のある運転ができるようになりますし、お金も掛からないので続けやすいと思います。

低速でも荷重を掛けて走れたり、ワインディングでも恐怖感なく走れるようになります。オススメです。


さて、本題ですがタイトル通り、 BRZ (ZD8)を購入しました!



またサーキットを走りたく、ロードスターなど色々な車と比較した結果、タイヤが4本積めるBRZにしました。

久々に後輪駆動で遊ぶので、納車した日に慣らし運転へ
慣らし運転動画

フルノーマルです。電子制御が邪魔ですが、楽しめました。


サーキットの準備はバケットシート、4点ベルト、タイヤ、ブレーキパッド購入。



ノーマルでも走れますが、交換した方が楽しさは増すと思います。

もちろん油脂類も交換

エンジンオイルは純正品


デフオイルをミッションにも入れました。 硬すぎるのでオススメしません。 手持ちがこれしか無かったので、とりあえず。

タイヤは手組みで節約


まずは純正サイズから。 バランスを崩さず、素のBRZを堪能します。

サーキット準備動画


そして中山サーキットへ!



14年前に乗っていたNBロードスター(1分8秒8)


10年前に乗っていたビートル(1分12秒)


過去のタイムに勝つことが目標


13周目であっさり追いつきました。



中山は間違いなくパワーある車が有利だしタイヤも進化していますが、10年のブランクを考慮しても上出来。 フルノーマルでもよく出来た車だと思いました。

50周ほど走りベストタイム更新

1分8秒569
ノーマルBRZで中山サーキット

上手い人が乗ればもっと縮められると思います。


しかしノーマルデフ(トルセン)では進入も立ち上がりも安定しない、電子制御が完全OFFにならないのか変な挙動を起こす、タイヤも無駄に減るので次はOS技研のLSDを入れたいと思います。

静かな車が好きなので、エンジン吸排気はノーマル、車高も落とさず純正サスのまま行く予定です。

ノーマルっぽい車で速い!が理想ですね。

車のポテンシャルはかなり高いので、バランスを崩さずタイムアップを目指します。
Posted at 2024/12/13 08:52:48 | コメント(0) | トラックバック(0) | | 日記
2023年12月30日 イイね!

大型自動二輪 一発試験

タイトルの通り、大型自動二輪の実技試験(一発試験)を受験してきました。

結果から言うと、1回で合格。

岡山運転免許センターで大型自動二輪、一発試験の情報が少ないので残しておきます。


ちなみに、私はかなり遠回りしての取得となりました。


元を辿れば、2023年夏。

会社の夏休みを利用して教習所で大型二輪免許を取ろう!と思ったのが事の始まり。

12時間乗るだけなら夏休みと土日で終わると思い、8月13日入所。

手続きも終わり明日から乗るぞ!と意気込んでいたら、『予約がいっぱいなので、初回の教習は月末。平日の17:30〜。土日だと1ヶ月先です』と、まさかの展開…。バイクブームなんですかね。

会社から教習所は遠く、平日通うのは難しい。1ヶ月先の予定なんてハッキリしないので、この日は予約を取らずに帰宅。

入所前にしっかり確認しなかったのが悪いですが、モチベーション消え去りました。



月日が経ち、やる気出して何とか1段階(5時間)をまとめて予約。

8月に入所して初教習が11月でした。

教習自体は乗るだけ。
1段階の みきわめまで難なく終了。



『2段階の予約取って帰ってくださいね。』と言われ、ゴールも近いぞとウキウキで予約。

窓口にて『土日だと1ヶ月後(来年)ですね。』

言葉も出ません……。 またやる気無くなり放置状態になりました。


その後、ちょうど平日に休めるタイミングがあり、免許センターで一発試験受けた方が早いと思い即予約。

予約窓口(電話)はとても感じの良い対応でした。時間、料金、持ち物など詳しく説明して頂けます。

ちなみに岡山運転免許センター(岡山市北区御津)の大型自動二輪 実技試験は【月曜と木曜の午後】 のみとなります。
前日までに予約してください。

一発試験自体は準中型の限定解除で受験したことがあったので、少し自信がありました。


試験日は12月25日。
当日は8時に試験コースの発表があります。




①コース。


試験の受付は13:00〜13:20
技能試験窓口に行くと受験票を渡され、試験代の支払いや視力検査までの流れを説明されます。




受験料4,050円


視力検査まで終わらせ窓口に書類提出すれば、技能試験の待合室で待機するよう指示されます。

ここには各実技試験のコースが貼ってあります。



大型自動二輪 ①コース


②コース



③コース



試験を受ける前に注意事項も必ず読みましょう。




順番が前後しますが、試験コースは歩くことができます。

確認できる時間は8:00〜9:00
12:00〜13:00



これから受験される方は必ず歩いてください。


コースを丸暗記しないと合格は不可能です。

順路はもちろん、合図、寄せ、安全確認のタイミングも全てイメージしてください。


①コースはこんな感じです。



単純ですが、早歩きで20分。ゆっくり歩くと30分。
2〜3周しか歩けません。絶対覚えてください。


試験車両は HONDA NC750


重心が低く、普段乗っているMT-03と比べても変わらないほど乗りやすいです。

2気筒エンジンなので、個人的には4気筒バイクより半クラが必要と感じます。

低速の左折も、クランクも、S字も、波状路も、半クラで速度調整してください。
フラつかず、ゆっくり走れないと合格は無理です。


この日は私含め、小型〜大型二輪まで8名。
順番に試験を進めていきます。

試験官の方も人間なので、面接に行くくらいの気持ちで接しましょう。


試験のポイントは、左右の寄せをしっかり行う。
加減速にメリハリを持つ。(指示速度は必ず出す)
急制動は50km進入でも余裕で止まれるので、40kmギリギリでやり直しになるくらいなら、50kmで進入してください。
安全確認は大げさなくらい頭を向ける。しかしフラつきやトロい確認は減点です。

教習所で合格できる運転では難しいと思いますが、普段から安全運転を心がけている人ならポイントを抑えれば合格できると思います。

今はインターネットで何でも調べれる時代なので、減点項目等しっかり予習してください。


この日は何人も完走できていませんでしたが、見てると勉強した感じの走りではないなと感じました。

私の番。平日休んで何度も来れないので、集中して試験開始。

スタートしてから発着点を1周、ならし運転があります。ここでクラッチの感覚、車体の癖を掴んでください。

最初からフラつかずに乗れたら勝ちです。




無事に合格しました。


免許交付代 2050円支払いして、免許交付となります。

手続き全てで 16:30まで掛かりました。


合格したらすぐさま教習の解約。



入所金124,000円 に対し、返金額26,100円

技能試験+免許交付代 6,100円

差し引き 104,000円で 大型二輪免許取得となりました。


平日に休みが取りやすかったり、自身のある人は迷わず一発試験に行きましょう。
Posted at 2023/12/30 20:00:51 | コメント(0) | トラックバック(0) | バイク | 日記
2023年01月01日 イイね!

スズキ DA17 エブリイ

5年ぶりのブログ。

車遊びが落ち着き、現在はスズキのエブリイ(DA17V)に乗っています。

ドライブ、車中泊、トランポ、通勤と計15万km以上使用して思うこと、今日はエブリイについて書き出してみたいと思います。


まず、結論から言うと現行車であるDA17エブリイ、個人的に究極の車だと思っています。

安く移動でき、荷物も積め、車中泊も可能。
北海道から九州、離島、日本中を駆け巡りましたが、不自由なく旅ができます。

本当に良くできた車で私自身、3台目。 この3台目はターボ&MTのグレードがカタログ落ちしたタイミングで買い直しました。


エブリイの何が良いか。

1.車両価格が安い
最近の軽自動車は多機能になり、価格も200万円に迫る勢いですがエブリイバンは最低限の装備のみ。 下位グレードは100万円から、最高グレードでも150万円です。
私の所有している 4WD、5MT、ターボのグレードは諸費用込135万円(新車)でした。

2.維持費が安い
自動車税は年/5000円。
軽自動車なので任意保険も安いです。
高速料金は普通車の8割。
エンジンオイルは2.8リッター。
ガソリン満タンで35リッター。(航続距離約500~600km)
タイヤは145/80R12が4本で12000円。
ヘッドライトはハロゲン、テールランプやウインカーは電球なので、LED一体式の物と違いバルブ単品で交換できます。
エブリイは三菱や日産にOEM車両としても販売されているので、もし部品が壊れても中古部品の多さから安価に修理できます。

3.燃費が良い
エンジンがK6AからR06Aに変わり、街乗り用途はかなり良くなりました。
ストレス無く走りたい方はパワーのあるターボ付きにしてください。 120km巡航も追い越しもでき、二次減速比が低いので巡航時のエンジン音もNAより少し静かです。
私はターボの2WD、4WD両方乗りましたが、5MTならメーター誤差を考慮しても平均してL/16kmは走ります。
80〜100km巡航でL/18km以上。アクセル全開でも10kmほど走るのでとても経済的です。

4.荷室が広い
もちろんハイエースや普通車には敵いませんが、180cmの大人が足を伸ばして横になれます。
ミニバイクを始め、中型バイク、SS系の大型バイクも積載できます。
私の実績では、GROM125、セロー250、DR-Z400SM、MT-03が積めました。 (オフロードバイクはサスペンションを縮める必要有)
天井高ではN-VAN、荷室長ではサンバーに負けますが、車中泊や機能性のトータルバランスで考えると非常に使い勝手が良いです。

縦積みできるサイズなら、バイクを積んだまま車中泊もできますよ。 ガソリン臭いですが…。



しかし、バイクのトランポをメインに考えるなら間違いなくハイエースやステップワゴン等の広い車をオススメします。やはり、もう少し天井高は欲しいし、荷物も余裕を持って積みたい。軽は荷物の量、積み方も考えさせられます。

5.取り回しの良さ、小回りが利く
軽自動車なので1.5m以上、道幅があれば物理的に通れます。
最小回転半径は4.1m 軽自動車の中でも無敵のスペックです。 まず困る事はありません。
日本は基本的に道路が狭いので、冒険好きな方ほど軽の車両サイズをオススメします。狭い路地も気にせず進めますし、100m以上のバックもそれほど気を使いません。

6.商用車の中では悪くない走破性
走破性は独立懸架の車両に当然及びません。 ストローク量は無いですし、リアの足周りはリジット(ホーシング)なのでよく空転しますが、同カテゴリーで見ればハイエースがスタックする所でも軽量なエブリイならそこそこ走り、スタッドレスとチェーンがあれば2WDでもある程度の雪道は走破できます。(写真は氷ノ山)



でも、変な道を行きたい人、冒険したい人は迷わず4WDを購入してください。
なんちゃって4WDとか言う人もいますが、4WD→2WD→4WDと乗り換え、間違いなく4WDの方が安定して走れ、面倒な作業が減ります。

エンジン搭載位置も、いわゆるフロントミッドシップでスポーツカーと同じ。コーナリングも見た目以上に安定します。


反対に、エブリイの気になる所はどこか。

1.走行音がうるさい
そもそも、100万そこらの車に求める事ではありません。
乗用車と比べると雲泥の差ですが、軽自動車と考えれば普通です。

2.シート下が熱い
エンジン上にシートがあるので仕方ありません。熱は上がってくるものなので諦めて下さい。

3.シフトフィーリングの悪さ
これはワイヤーでシフトリンクを動かしているので仕方ありません。
クラッチもワイヤー式なので、切れ具合も好みで調整してください。

4.スライドドアの異音
乗り始めた頃はスライドドアの振動音が気になっていましたが、もう気にならなくなりました。
高級車でも乗用車でもないので、少し音がするくらいが普通と思って下さい。

5.整備性の悪さ
エンジンがシート下なのでオイル交換すら面倒です。

6.電動ファンの作動音がうるさい
軽自動車全車に言える事ですが、エアコン使用時の電動ファン音はとても不快です。 これは騒音トラブルになるレベルだと思います。 住宅地でエアコン掛けて長時間アイドリングさせるのはやめましょう。

7.牽引フックの位置が悪い
雪道、悪路で引っ張る場合はバンパー破損覚悟で引っ張ってください。
フロントはメンバーに付いてますがバンパーギリギリ、リアはそもそも引っ張る用のフックではないので使える位置に付いていません。
脱出だけならホーシングで引っ張って下さい。(ブレーキ配管に気を付けて)


気になるのはこれくらいで、致命的なデメリットはありません。

個人的な感覚で言えば、この価格でこれだけの内容なら100点です。

私自身、雨、風、雪、凍結路、悪路、不自由なくドライブしてきましたが、体格によりハンドルの遠さが気になったりもします。

そんなエブリイを少し快適にする方法もあります。

そこそこスピード出して曲がる人は純正で出ているキャンバーボルトを付けましょう。 外減りするタイヤが綺麗に減り、コーナリングも楽しくなります。 トー調整はして下さい。


ちなみに、メーター誤差を修正したり、タイヤのヨレを考慮して、155/75R13、145/80R13、155/55R14とタイヤも色々変えてきましたが、経済性、入手のし易さ、ギア比、重量を考えるとやはり145/80R12のメリットが強すぎて、ドレスアップや静粛性の高いタイヤを履きたい人以外は純正サイズをオススメします。

ステアリングが遠いと思う人はステアリングボスを付けて手前に持ってきましょう。

同時にシフトノブも延長するとストロークは大きくなりますがポジションが出しやすいです。

リアシートに人を乗せるなら加工して少し下げる事も可能です。

リクライニングは出来ませんので諦めてください。


ここまでやらなくても、運転しやすい車ですが。


エブリイは魅力的な車です。


そして、このブログを書いている時に知ったのですが、2022年3月にエブリイバンのターボ&ATグレードまで生産中止になったようです。

とても、悲しい
Posted at 2023/01/01 11:01:44 | コメント(0) | | クルマ

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