こんな日を待っておりました!
素晴らしい実在感!
完璧な空間感覚!
ムーブに座りながらにして、
ピットインのポンタさん(ドラム)の横に座ったような定位感!
左にハット、真ん中にスネアAピラー手前に10インチのタム、
助手席前に12インチ、僕の前に13インチ。(システムがどうかは不明)
右ひざにフロアタム!
バスドラはセンターコンソール!(左足で打ってるみたい!)
タム越しの達郎とコーラス隊、
その向こうにオーディエンス!
完全フロントウインドウを超えてる!
左にギターの松木さん(多分)
真ん中にベースの岡澤さん。
こんな自分がステージ上に存在するような錯覚を味わいたくて
いままでずっとカーオーディオをやっていたような気がいたします。
僕の場合カーオーディオに求めるモノは美しい再生音や整然とした定位ではなく、
>自分がステージ上に存在するような錯覚
の様に奏者と同一空間に居るような感覚です。
すなわち、再生装置を意識させない空間とも言いましょうか。
それには
上等なシステムは必要無く、
ムーブの様な内臓アンプを使用した入門と揶揄されるようなシステムであっても、位相管理と磁界調整によりそれは可能となりました。
(もちろん適度な帯域バランスは必要です。)
この中で先ず大事なのが位相管理でしょうか。
この位相、最近某JAZZ CLUBでの生録や自分のバンドのワンポイント録音を、
良く再生するのですが、
その時システムの位相が狂っておりますと、
しっかし車内で再現が出来ません。
空間が歪む感じでしょうか。
こうなると解像度はネガティブに表現され、
とても聴き辛い再生音と化してしまいます。
逆にしっかり合っている場合、
JAZZ CLUBのステージ目の前で録音されたソフトですと、
テーブルがセンタートンネルになった感じでその両側に
僕らと友人たちがサイドに分かれ、
目の前に奏者達が並ぶ感じに再生されます。
又itunesでDLした圧縮音源でさえも、
場の一体感が味わえ、
解像度などは気にならなくなるソースも多く感じます。
しかしながら僕の場合はSPユニットが多いと厳密な管理が出来ないので、
マルチウエイは避けフルレンジを選んでおります。
(フルレンジでも位相反転させることは良くあります。
SWに関しては実際走りながら再生して、
SWの位置を左手で数センチ単位で左右に動かし、
フロントSPと一体化したところで決定しております。)
そして磁界調整(チューン)です。
強風の中のキャッチボールは難儀ですが、
風が収まればやりやすいと言う様に、
磁力線が飛び交う車内を整え、
音の響きを最大限に発揮させる調整になります。
この調整により歪の少ない響く空間が創られて、
再生音がより生々しく感じるようになっていきます。
こうした状況下で改めてこの昨日もご紹介した
IT'S A POPPIN' TIMEです。
ワンプレイワンプレイが夢の様です!
特にポンタさんの左手の装飾♪がとても丁寧で驚きです。
ハットの粒も左右で完璧に揃い素晴らしい。
そしてびっくりしたのがコーラス隊のハーモニーが、
ミルフィーユ状の絨毯の様に奥から眼前に迫る感じでしょうか。
そうです、訂正しなくてはならないのが、
土岐さんのSAXです!
天井を感じさせない伸びるトーン!
何でしょうか?
演奏も素晴らしいですが、
抜群のミキシングですよ!
う~んこりゃタマラン!
ライブアルバムで高音質と言いますと、
ハンクジョーンズのベイシーのLIVEも有名ですし好きですが、
このLIVEも甲乙付け難いほどの素晴らしい出来です!
加えて演奏がスキルフルで
教科書の様なライブアルバムになっているのではないですかね。
(坂本龍一さんは、実は色々なJAZZフュージョンピアニストを研究されていたのですね)
そんな訳で再生中は何とも言えない幸せな気持ちで移動しておりました。
時折笑い時折涙ぐみ時折感心する。
まさにPOPIN' TIME?なひと時でありました。
カーオーディオは本当に面白いです。
これまで続けてきましてホント良かったです。
こんな音が聴けるとは・・・
本当に感謝です。
AMAZONより
村上“ポンタ”秀一(ドラム)、岡沢章(ベース)、松木恒秀(ギター)、坂本龍一(キーボード)のライヴメンバーに加え、土岐英史(サックス)、伊集加代子、尾形道子、吉田美奈子(コーラス)という最強メンバーによる六本木ピット・イン(1978年3月8日~9日)のステージを収めた2枚組ライヴアルバム(1978年発表)。
山下達郎がRCA/AIRに残した作品を本人がリマスタリング/自筆ライナーノーツ&曲解説収録で再発売。1978年3月8、9日の六本木での公演の模様を収録したライブ盤。ボーナス・トラック「ラブ・スペイス」「YOU BETTER RUN」を含む、全16曲を収録。坂本龍一他が参加。
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カーオーディオ | 日記
Posted at
2012/10/02 20:38:41