RB20 前向きスロットルへの道 〜そしてクロスフローへ〜 完結編…と、まとめ

メインの取り付けが終わったんでどんどんいきます

使うサージタンクによってスロットルも変わります
社外サージはだいたいQ45の90Φサイズになりますが、加工サージの場合はスロットルフランジも選べますのでその適合サイズのガスケットを用意して下さい

画像はQ45スロットルガスケット品番
16175-61U00

取り回しもサイズも変わりますので、パイピングのトンネル拡大も必要になり…なるはず
スロットルを合わせながら覗きながら広げます

拡大できたら、切り口はちゃんと錆止め吹いてバリ隠しで縁ゴムを施工しておきましょう

ここのパイピングには、AACへの取出しとブローオフ取付けの加工が必要になります…たぶん
※他にいい取出し取付け箇所があれば教えて下さいw

ここまでくれば、ほぼカタチは完成です
よく見ればムダな取り回しや配管があったりするので、どんなルーティングがいいか、いかにスッキリ魅せるかを考えながらまとめていきます

例えばココ
本来フィルターからフロント側まで来てデリバリー隣の配管を通ってデリバリーへ入っていく長旅をフィルターから直でデリバリーに送れるようになりますし、そんな作業が困難だった覆い被さるサージではないので作業が億劫ではなくなります

まだゴチャゴチャしてますが今回の目的である整備作業性の向上は大成功につき、これから少しずつでもやっていこうって気にさせてくれますw

スロットルやAACの配線が届かなくなりますので、配線の延長作業もあります

お疲れ様でした、カタチはこれで完成〜

カタチは、ですよ？
ちゃんとECUのセッティングはしましょう
セッティングは必須になるので、ついでにエアフロやインジェクターの流用や交換等のいい機会でもあります

オマケ
クランク角センサー上を横切る例のパイピングがなくなったおかげで羽を削らずに25の9枚羽が着くのも有難い、喜びついでに羽も新調します(^^)
ラジエターの厚みによってはシュラウドに干渉するので、シュラウドの加工は必要です


まとめ
ぶっちゃけ今回の内容でセッティング費用入れればで約20万かかります、しかもオーバースペックな上に効果も薄いです
多くの方はエンジンに対しては馬力を求めるでしょうから、ここまで出せるならタービン交換への投資や伸び代があるエンジンへの載せ替えを選ぶでしょう
そして、RB20にここまで出せる方はフルオリジナル 純正にこだわる方でしょう

まずDIYでやるにあたって、パイピングの製作とセッティングが大きな壁になります
パイピングができなければ自走ができませんので、自作できない方は図面をひくなり製作してもらうための工夫が必要です
前項でついでに、と書きましたが自身でセッティングできる方向けです、インジェクターやエアフロを変えるとセッティングしなければ自走ができません
とりあえずサージのみの交換なら自走はできますので、その他交換はセッティングしてもらうショップに行ってからやるか車を取りに来てもらうか…そこはショップと相談になりますよね

そんな感じで、費用もさることながら作業以前の問題もありなかなかやる方が少ない内容です、エンジンに馬力を求めない純正のこだわりもない、がRB20にはこだわる極1部の方向けの内容ですw
ですが、その極1部の奇特な方にはオススメします
DIYでやったからこそ理解が深まりますし、純正のRB20の取り回しがいかに優れていたかにも気付かされます
そしてなにより整備作業性の向上はDIYでやる上でのモチベーションの向上にもつながり、部品点数も減りますのでランニングコストにも影響もしてくるでしょう

…と長々書きましたがこれは半分建前で、ぶっちゃけ本音は見た目カッコよくしたくてやった前置きI/Cによる弊害のつじつま合わせですがねw

長文乱雑なまとめになりましたが、1部の奇特な方へオススメする3部作でした

追記2019.5
R31ハウスさんがRB20用の前向きスロットルサージタンクを製作中とのこと、これはいいかもしれない(^^)