【虫画像注意】 その名は「稲穂」
投稿日 : 2012年11月22日
1
この子が健在なうちに、どうしても
撮っておきたかった絵がある。
それは、この子の名前の由来である体色。
秋の稔りの水田の色彩を、そのまま纏ったかのような
明褐色と緑色のハイブリッド。
その勇姿を、ずっと忘れないために。
2
そのものズバリ。
稲穂の上を闊歩する姿だ。
刈り入れ後の水田、雑草並みの生命力で
再び穂を垂れるものも多い。
その細い稲穂を少々拝借して、即興で黄金の絨毯を用意してみた。
3
せっかくなので、今日の給餌は
あたかもリアル水田での狩りの如く、この場で。
ターゲット、ロックオン!!
そもそも草場は彼女のテリトリ。
水を得た魚のように、流麗な一撃を見舞う。
当然ながら食事中の画像は伏せます(´・ω・`)
私にとってだけ言うなら、彼女の生きた証しの記録だけど
普通に考えれば、ただのグロ画像だし
それに、餌となるホシササキリも
なかなかに愛嬌があってねぇ・・・
この子が生きる為とはいえ、最近ちょっと辛い(
4
見よ、この保護色。このカラーマッチング。
まるで秋の水田のために
狙って生まれてきたような姿ではないかw
5
でも、実際の水田で
彼ら彼女らの勇姿を目の当たりにすることは、今はもう殆どない。
今はもう「皆殺し」、だものね。
高度に制御された、見かけ上の「自然」なんだよね。
さすがに雑草状態の再生イネに農薬は蒔かないだろうが・・・害虫も付き放題だし・・・
そもそもこんな時期にまで平然と残留するようなものは認可が降りないんじゃないのかな?
撮影敢行するにあたっては、念のため
よ~~く洗い落としてあります。
6
「ごたくはいいから足場寄越せ!あたしゃもっと上に行きたいんだよ!!」
(´・ω・`)しょうがにぃなぁ・・・
↓
7
・・・はい、見てのとおりですwww
いろいろあって。
庭で処分するオンブバッタを差し出したり。
不慮の事故で生死の境を彷徨ってたのを介抱したり。
まさかの再会、思わず招き入れて鶏肉をご馳走したり。
そうこうするうちに、
この子は人間を、敵と見なさなくなりました。
意思として馴れるわきゃないんですが、
「環境慣れ」してしまったんです。
獲物を狩る手腕は、相変わらず流麗かつ力強く
プレデターの威厳を、まざまざと見せ付けます。
が、身辺の危機に対する警戒心が
すっかり薄れてしまった。
あの産卵のあと、たむけの体力付けに・・・と
餌を与えたりして世話してるうちに
11月としては強烈な寒波が到来して、
とうとう、放流するタイミングを逸してしまいました。
確かに、まだまだ野外の個体は相当数が健在ですが
もはや活性も鈍い者が多く、急激な気候変動に翻弄されているのが見て取れる。
なにより、庭には既に餌の姿はない。
車のリアパネルから産まれ落ち
夏の庭を謳歌した彼ら彼女らの、最後の忘れ形見として。
──余生を、面倒見ることに、決めました。
19日、またも産卵。
餌やり十分なもんだから
ワイルド(野生)に比べて、まあデカいこと・・・
聊かの衰えを見せることもなく、今日も超元気ですw
8
「シャーオラー!!!」
いや、その
お願いだからカメラ襲おうとするのやめt
(じつは単にカメラ(っつーか私の頭)に登ろうとしてもがいてるだけw)
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