不調　MT-09

最近、冷間始動時の始動性・アイドル安定性が悪い。
2014式 MT-09 走行4.8万km インジェクション車。

キャブ車なら、アイドルを上げて対応するような感じ。
しかし、残念ながらMT-09にはアイドル調整機構がないようだ。

少し前の自動車（Injection車）と同じなら、アイドルアジャストスクリューが有るのだが、MT-09には見当たらない。

そこで、MT-09 and アイドリング不調、でググってみると、アイドル不調の為、スロットルボディ・バタフライの汚れを清掃した旨、が多数ヒット。

ここで、INJ車のアイドリング時の空気吸入量は、主に以下の4つで決まっている考えられる。（自動車のINJと同じなら）

　1.ISCバルブにより規定される空気流量。
　2.サーモバルブにより規定される空気流量。
　3.アイドルアジャストスクリューにより規定される空気流量。
　4.バタフライ全閉時の漏れによる空気流量。

1と2は、壊れていないと仮定（期待）して、一旦は除外。
MT-09にはどうもアイドルアジャストスクリューは無い様なので、3も除外。

残る4によるアイドル低下について、以下の様に想定。
・バタフライ全閉時、スロットルボディ＆バタフライ接触部を通過する空気量（漏れ量）が、何かの原因で低下。
・吸入空気量低下により目標回転数に届かないため、ISCバルブ開度を上げるように制御。
・ISCバルブの開度が最大でも、目標エンジン回転数に対して吸入空気量が不足。
・吸入空気不足のため、アイドリング回転数が目標値に達しない⇒始動不良・エンスト

web検索で出てきたバタフライ汚れ説と、上記の4に関する想定は合致するかも。
（スロットルボディ・バタフライ汚れにより、全閉時の空気漏れ量が低下した）

でも、本当にそんな事が起こるのかな？
そんな汚れは、どこからやってくるのだろうか？
バタフライ下流のポート側からの吹き返し、またはバタフライ上流のブローバイガスが怪しい。
バラしたら、スロットル下流のインテイクポート汚れと、ブローバイガス導入口下流の汚れを確認してみよう。

という訳で、ダメ元でスロットルボディとバタフライの清掃をしてみようと思う。
作業は、燃料タンク外し・エアクリBOX外し・ファンネル外し、が必要な模様。
ちょっと面倒そうなので、寒くなって乗らなくなったらやってみようと思う。

清掃で治らなかったら、ISCVをユニット交換かなぁ、高そう。(-_-