2013年11月28日
排気が抜けると、新しい空気が入る。
の続きです。
2GRのコンピューターのセッティングしてて、
よく感じるんですが、
「排気ガスを抜く=マフラーを交換する」では、ありません。
特に、最近のNA車では。
単純にマフラーを太くすると、流量の少ない低中回転域では、
排気圧力は減って、排気の流れは、遅くなります。
結果、シリンダー内(燃焼室内)では、
新しい空気を引っ張りこむ流れも遅くなり、
吸入空気量が減ります。
つまり、
マフラー内の排気圧力を考えるだけでなく、
シリンダーから速く燃焼ガスが抜けて、
その流れで、新しい空気を導いてやる方向で考えます。
可変バルタイは、ありがたいですね。
2GRは、その設定で、大きくかわります。
IN側のバルタイの変化でトルクが変わります。
EX側のバルタイの変化でトルクが変わります。
重要なのは、その先でして、
INとEXのオーバーラップ時の変化を、
各回転域、各負荷域で、
マフラーやエアクリの仕様に合わせて、
追い込んでいくと、気持ち良く吹け上がるエンジンになっていきます。
(それに見合った空燃比、点火時期は当たり前として)
ここまでやって、
良いマフラーと悪いマフラーの区別がつくんじゃないかな~。
Posted at 2013/11/28 11:10:42 | |
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つぶやき | 日記
2013年11月25日
FD3Sの整備手帳で、
排気系を交換すると、
吸入空気量が変わる… について質問がありました。
「ブースト圧が同じなら、空気量は同じじゃないですか?」
たしかに、同じブースト圧なら、
シリンダー内の空気量はさほど変わらないかもしれません。
「新しい空気」と書いたんですが…
空気量が同じならパワーは一緒ですか?
燃焼には、酸素が必要です。
燃えた後の空気は酸素が少ない。
その空気がシリンダー内が一杯になっても、
パワーには結びつきません。
大きく深呼吸してください。
最初に吸いました? 吐きました?
いっぱい吸い込んでも
少ししかはかないと、
運動でしたら、
あちこち力が入って、
どんどん苦しくなるばかり。
あーしんど
目一杯吐き出し、体の力が抜けば、
次に自然と新しい空気が体内に取り込まれ、
体のパフォーマンスを発揮続けられます。
ただ、ブースト圧上げてパワーアップしました。
負担が大きくなるばかり。
一緒なんじゃないかなー。
Posted at 2013/11/25 11:10:37 | |
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つぶやき | 日記
2013年11月18日

2014カレンダー
無くなり次第、終了です。
Posted at 2013/11/18 10:50:41 | |
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2013年11月16日
2GRのコンピューターのセッティングについて、
実は、「答え」を伝えました。
パワーダウンしたんやったら、
ログを取って、その前のデータと比較すれば良い。
それで違うところを見つけたら、
セッティングの方向が分かるはず。
何十項目ものログを比較するのは、
大変です。
数項目変わっている中で、
その大元を見つける必要があります。
それが時間かかるのだったら、
根本的にエンジンの制御を理解してから望めば、
絞れてくるはずです。
机の上でマップのデータだけ眺めていても、
見えてきませんよ。
自身の知識を疑って(プライドを捨てて)、トライしていかんとね。
「答え」になってない?
ちゃんとやれば、低速から変わっていくんやけどねー。
Posted at 2013/11/16 10:21:57 | |
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TOYOTA | 日記
2013年11月14日
2GRのECUのセッティングについて、
某メーカーから質問がありました。
「あるショップでレクサスIS350をシャシダイ回してセッティングしたところ、
パワーを上げれば、上げるほどパワーが落ちるんですが…」
ちょっと、日本語がおかしいですね???
じっくり聞くと、言ってる意味が分かってきました。
「パワーが上がる方向にやっていくと、パワーが落ちていった。」
という内容でした。
直接見た、聞いた訳ではないので、
予想でと、前置きした上で、
「燃料絞れば、パワーアップする」
「点火時期進めれば、パワーアップする」
といった固定観念でやっているんちゃう?
今時のメーカーの最新技術にそんなんだけで通用せーへんよ。
数多くのマップが互いにリンクして、制御して、決定してるんやから。
沢山の空気を吸わせて、良い燃焼すれば、パワーは上がります。
この大前提が置き去りになっていますね。
スポーツの世界で言うところの
「強い奴が勝つんやない。勝った奴が強いんや!!!」
ちょっと違う?
Posted at 2013/11/14 11:18:34 | |
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TOYOTA | 日記