黄の７号のブログ一覧

ブログもお盆休みをいただいておりました。黄の7号です。

今年のお盆、色々とありましたが、なんだか色んなモノが跳梁跋扈していたような気がします。もしかしたら、この先、いろんなことが動き出すのかもしれませんね。以下、ひとりごとなのでお気になさらず。

まずは、戦後70年首相談話。
　日本がいかにして戦争に向かっていったかを改めて語ったこと、そして、「私たちの子や孫、そしてその先の世代の子供たちに、謝罪を続ける宿命を背負わせてはなりません。」この言葉には大いに勇気づけられました。
　戦後レジームからの脱却、自虐史観との決別、自国と自国史、そして日本国民であることの自負と誇り、大戦への反省と平和への希求と不戦の決意。読むべき所はソコではないのか？と思いましたが、おわび」「植民地支配」等、言葉狩り、言葉遊びに終始執着したマスゴミの稚拙さ、それに先立った「阿倍総理から日本を守る」という歴代首相の耄碌談話に加え、鳩山の韓国での焼き土下座。誰から何を守るのか、最早わからない始末。同じやり口で天皇陛下のお言葉にマーカーを引いて、阿倍談話と比較、一面で添削する不敬な某新聞。何か勘違いしていないか？あなた方はどっちを向いてるんですか？

　勘違いといえば、デザイナー某氏。広義の「アート」そのものが、太古より模倣とともにあり、近現代においては、アンディ・ウォーホル以降、大衆化され、消費される対象となったことは明らかだ。引用、模倣は自身の創作活動の経歴や文脈で説明されるべきものだろうし、そのスジで世渡り上手に飯を食っていくのと、後世に名を残す仕事をするのでは月とカミツキガメくらいの差がある。幾何学模様の組み合わせが、意識であろうが無意識であろうが、このご時世、類似を生むのは必至だろう。類似性を検証したというが、どんな検索エンジンを使ったのか？聞いてみたいものだ。後世に名を残すデザイン、多くの人を魅了するデザインというのはやはりエポックメイキングであり、確固たるオリジナリティに裏打ちされた、絶対たるものでなくてはならないと思う。あのデザインが、氏の言う、デザイナー人生の集大成というならば、やはりあなたは単なる「世渡り上手なプロデューサー」でしかないと思う。
　でもね、本当はね、新国立競技場のゴタゴタも含め、芸術に対するお偉いさんの見識の無さと、日本の国力そのものが低下していることは残念ながら事実。勘違いな自称・アーティストも含め、本来、懸案とすべきはここにある。そのことを嗅ぎつけ、うろつきまわっている輩は誰か？

　川内原発の再稼働、普天間基地移設問題。お盆休みなのか、政治的決断か、工事をストップして集中協議。政府としては最大限の誠意を見せたというところだろうけど。沖縄人も知事さんもはまず、「最低でも県外」って言ってた焼き土下座のバカを徹底的に糾弾すべきでは？
　いつもいう話だけど、本当に地元はどう思ってるんだろうね。地元の民意はどこにあるんだろうね？原発も基地も要らないみんなハッピー、それはそれで異論は無いけど、最大多数の最大幸福、いや、自分たちがその土地で生きていく事を選択し、宿命付けられた、将来にわたってのリスクを背負うことを納得せざる負えなかった人たちに対して、よそからやって来て、原発や基地は悪だって、要らないって、言うのが残酷に思えるのは俺だけなのか？
地元民に対し、お前たちは電源立地交付金や地代、補償金で、土地や国の未来まで売ったのだと罵る者もいる。（自衛隊の援助物資を受け取るなと言った某も同じだわな。）でもね、そうしてでも立ち行かなくなりつつある自治体もあるのだよ。高レベル放射性廃棄物の最終処分地に立候補得ざるを得なくなった、とある自治体の元町長さんが先日亡くなられた。町は平成の大合併で市に吸収されてしまって、そんな話も最早過去のことだけど、地元の抱える課題というのは事が大きければ大きいほど、その土地に何世代にもわたって暮らす人達の本当の声を掬い上ることがメディアの使命ではないのだろうか？例の、大学生の集団的自衛権に対するデモを取り上げているあなた方は、アナクロニズムな感傷に浸って、安保闘争の学生運動を懐かしんでいるだけにしか見えないのですけど。

おっと、こんな時間に宅配か?