縁あってこのたび芸文社のハチマルヒーローVOL.35に愛車を掲載していただきました。
備忘録を兼ねて、掲載にいたるまでの流れを記載します。
まだ雪の降る2月上旬の夜、携帯電話に見知らぬ番号から着信がありました。
「芸文社ハチマルヒーロー編集部の○○と申します。昨年は『ハチマルミーティング2015』にお越しいただきありがとうございました。みんカラのブログを拝見しました。2月19~20日にパシフィコ横浜で開催される『ノスタルジック2デイズ』に来られるとのことですが、よろしければその際にY31グロリアでお越しいただき、次号の特集に掲載すべく取材をさせていただけないでしょうか?」
名門専門誌からの夢のような問い合わせに、後先考えずに快諾していたことは当然の流れです。
「では取材予定日は2月19日の金曜日、撮影場所や集合時間などの詳細は後日改めてご連絡いたします。」
以来、取材当日まで怒涛の準備が続きました。
車庫で冬眠中のY31を引っ張り出して大まかな点検を施し、ホコリの積もった外装を洗ってワックスで磨き上げました。また、道中の路面凍結・積雪に備えて急きょスタッドレスタイアを準備して履き替えました。
日産ディーラーの専属メカニック様には、多大なご労苦をおかけしました。
一方、横浜までの経路を把握していなかったので、ネクスコのドラぷらやGoogleマップ、はたまたYoutubeに投稿された首都高の動画などを研究して、道順を頭に叩き込みました。この期に及んでカーナビを一切使用しない自分は、我ながら救いようのないアナログ人間だと思いました。
2月13日の土曜日、撮影時間や集合場所等の案内図が記載されたメールが届きました。
撮影日時・時間/ 2月19日(金) AM11:00から2時間程度
撮影場所/ 横浜港シンボルタワー(神奈川県横浜市中区本牧ふ頭1‐16)
また、誌面掲載にあたっての「写真使用承諾書」、愛車とのエピソードや車両データを記載する「オーナーアンケート」等の提出書類もメールで届いたので、記入して翌週返信しました。
取材日を迎えました。
山形~横浜間の道中はスタッドレスタイアに履き替えての移動となりましたが、往年の高級車がスタッドレスタイアで誌面に掲載されるのは心苦しいものがありましたので、会場でいつものダンロップのプレミアムコンフォートタイアに履き替えました。
ベテラン記者様と凄腕カメラマン様の流れるような仕事ぶりは、目を見張るものがありました。当然ながらハチマルカーへの造詣の深さも半端ありません。
「私も昔180SXに乗っていたんです。CAエンジンの前期型です。外装はダークグレーメタリックで色番号はたしか#KG2です。Y31の前期にも同じダークグレーメタリックが設定されてましたが、色番号違いますよね。」
記者様のマニアックなトークに思わずびびりました。さすがだと思いました。一方、カメラマン様は欧州の超名門高級車メーカーの日本代理店の専属フォトグラファーとのことで、27年落ちの愛車を新車みたいに撮影していただきました。
わずか2時間ほどの取材&撮影でしたが、プロの世界を垣間見た気がしました。
取材も無事終了し、3月上旬に校正用の原稿がPDFファイルで届きました。
文章や車両データに誤りがないかを確認しました。マニアのみならず、初心者にも分かりやすくて読みやすい文面構成は、さすがプロの記者様だと思いました。画像レイアウトも素晴らしく、いただいたPDFをプリントアウトし、額装して書斎に展示していることは内緒です。
校正も無事完了し、ハチマルヒーローVOL.35は4月1日の金曜日に晴れて発売になりました。
私が崇拝する自動車評論家の福野礼一郎氏は、かつてご自身のエッセイで「(自動車誌の誌面を)面白くしたいなら企画から練る。企画が面白ければあとは勝手に面白いもんが出来上がる。」とおっしゃっています。
紙媒体(定期刊行誌・雑誌等)のシェアが年々激減する現代において、ハチマルヒーロー誌が好調なのは、つまりそういうことなのだと思いました。
専門誌に掲載されるという夢が叶い、喜びもひとしおです。今後もハチマルヒーロー誌の好調とあわせて、ハチマルカー業界のより一層の繁栄と発展を祈念しております。
最後に、この度のハチマルヒーロー誌面の掲載にあたりご尽力いただいた芸文社のスタッフの方々、地元日産ディーラーのメカニックの方々、そしていろいろアドバイスをいただいたみんカラ仲間の皆様に心より感謝いたします。
Posted at 2016/04/02 18:37:18 | |
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