DIY 12式防虫ネット(後席用)

このたび、昨年製作の「オリジナルKei専用網戸 試作零号機」「オリジナルKei専用網戸 試作初号機」及び「オリジナルKei専用網戸 試作初号機 (後席編) 改(12式実用先行試験)」改め、これまでの教訓を踏まえ改良を施し、晴れて「DIY 12式防虫ネット」として制式化しました。

画像は完成した12式防虫ネット後席分です。
車内からの視界が劇的に改善され、装着したまま高速道を含む走行が可能です。
もっとも、風切り音だけは「ピューピュー」するので、気になる方はウインドーをワイドバイザー下端ぐらいまで上げた方が良いかも知れません。

通気性は、さすがに家庭用網戸張り替えネットだけあってとても良好です。
車体横方向からの風なら、リクライニングすれば蚊など害虫を気にせず快適にくつろげます。
自分は一番安い20メッシュを使いましたが、メッシュのサイズは御予算とお好みでOK。

【 材料内訳 】(概算費用：約\118)
・CAINZ HOME 網戸張り替えネット 20メッシュ ブラック \235 (※後席用は半分)

こちらは制式化前の「オリジナルKei専用網戸 試作初号機 (後席編) 改(12式実用先行試験)」の様子。

車外からの視線を防げるのは良いのですが、画像のように逆光だとホワイトアウト状態になり、夜間も含めて装着しての運転は少々危険がありました。

さらに、メッシュが細か過ぎたため、肝心の通気性が悪く、真夏では寛ぐどころかムシ風呂状態になることもあるという欠点もありました。

では、12式防虫ネット後席分の製作手順です。

まず2mロールから前席用2枚、後席用2枚を約50cmずつ切り取ります。

ハサミやカッターで直線に切るのが苦手な方は、ホームセンターなどの切り売りを利用するとキレイなカットになると思います。

「オリジナルKei専用網戸 試作初号機 (後席編) 改(12式実用先行試験)」までは、車内側ウェザーストラップに数mm程度挟み込んだだけだったのですが、今回はネットの剛性も強いので、ウェザーストラップ全体を外して挟み込みます。

画像の数箇所にある白色テープぐらいまで挟んでドア枠内に押し込めば、強度的には十分でしょう。

最終的にネット下端と後端はドア内張りとリヤドアリヤインナガーニッシュ(黒色三角のパーツ)内に挟み込むので、事前に外しておくとスムーズに作業できます。

画像くらいの長さでネットを挟み込みます。

ウェザーストラップ四方に装着用の余裕が必要ですので、そこは適当に・・・。

画像のように、作業的には前後の位置決めをしたら、上方から装着していくと楽だったです。

前方部分は上方と同じくウェザーストラップ内へ挟み込みます。

あちゃー、ドアポケットと後席足元が散らかっていますが見なかったことにして下さいませ(笑)

後方部分は、現物合わせで不要部分をカットしてから上側は同様にウェザーストラップ内、下側はリヤドアリヤインナガーニッシュ内に挟み込みます。

挟み込み作業には、内張りはがしが便利でした。

ネット四方を挟み込んで、リヤドアリヤインナガーニッシュ、ドア内張りを復元したら後席片側完成ですので、反対側も施工します。

自分の場合、後席にはあまり人を乗せないので、常時装着しています。
これで車中泊をはじめ、車内休憩や車内からのバードウォッチング、エアコンを切っての走行が快適になりました。
なんと言っても車外に装着する既製品より安価で製作できて運用上の利点が多く、かつ装着法がスマートな点が、我ながら気に入っております。

唯一の欠点(?)は、ブラックのネットのため、純正スモークガラスと似た色合いになり、夜間など閉まっていると勘違いしてウインドーを閉め忘れる可能性があることでしょうか。
同様に施工される方は、くれぐれもご注意を。