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2014年09月05日

排出ガス性能及び燃費性能の優れた環境負荷の小さい自動車

この記事は、街はプリウス一色になるのか...について書いています。

エコカーの定義とは、タイトルの通りです。ソースは下記。

平成26年度税制改正の大綱@財務省

環境負荷の小さい自動車、とは何でしょうか。
税制改正大綱では、製造・廃棄時の環境負荷について定性的に定義せず、実験室内のダイナモの上の理論値に過ぎない排ガスと燃費性能「だけ」をもって、現状はエコカーを定義しています。古い車は燃費/排ガス性能に劣る(と推定されるから)として重課していますが、上記性能のみではなく、製造時・廃棄時における環境負荷を指すべき事は明白です。廃棄にも環境負荷がかかりますから、なるべく廃棄しないことも重要です。ですので、燃費/排ガス性能が劣るという推定を持って古い車に重課することも、エコの観点から矛盾しています。古い車でも、通常の整備の一環で排ガス性能なら排気系統や燃焼系(プラグなど)を一部交換すればかなり改善できると思います。排ガス性能を満たした車なら、古くても重課しないという選択肢も残すべきではないかと思います。

車両重量クラス別に燃費基準を定めているものの、環境負荷が大きい大型車には、エコカー減税の減税割合を下げることが適切という解釈をするべきです。エコカー減税対象外のコンパクトカーよりも悪いモード燃費のくせに大きい車の中では良好な燃費だから免税なんて理屈は破綻しています。

ハイブリッドカーもしかり。
製造時・廃棄時の環境負荷は、一般車の比ではありません。なのに、燃費基準だけを持って、免税としている。これも本来の法律の趣旨から考えても大いなる矛盾です。

実験室の理論燃費だけで税の優遇を決める現状の矛盾がよくよくおわかりいただけると思います。そのために、ろくにグリップしないタイヤにパンパンに空気を詰め込んで、安全装備まで削り落として、実験室の数字を「ねつ造」した「エコカー」が店頭を賑わせている状況は、脱法エコカーと呼んでやっても良いレベルだと思います。

実燃費テストでモード燃費が達成できない「エコカー」には、エコカー減税分をメーカーから懲罰的に徴収するべきだと思います。もちろん、未達割合に応じて、重加算もするべきでしょう。60%以下なら2倍、50%以下なら3倍とか。保有年数が長くなればなるほど、誤魔化した環境負荷はより重くなりますので、この程度の重課でも足りないくらいです。

燃費テストは、衝突安全のNCAPみたいに、抜き打ちで入手した実車で測定し、気温15度以下からの完全コールドスタート(JC08の測定条件は25~30度)、坂道、曲線、加速、減速、停止、アイドリング、近所の買い物程度のチョイ乗りも含め通常の使用を想定して設定する。ドライバーもメーカーに関係のない第3者、定員の半分以上の人員+荷物に相当する荷重を載せ、タンク半分程度消費するくらい走った上で、結果は測定条件や車両仕様も含めて全て公開。車載燃費計との誤差も合わせて公開。測定後はJNCAPの衝突実験に供すれば、無駄はありません。もちろん、距離は測定器具を引っ張って測定し、ガソリンの量はタンクを割ってでも実際に残った量を測ればいいでしょう。

さて、これを本当にやったらどうなるんだろう。そんな調査を本気で国は考えるべき時期に来ていると思います。
ブログ一覧 | 日記
Posted at 2014/09/05 23:37:10

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この記事へのコメント

2014年9月6日 9:57
私の車も、燃費だけなら現行86やBRZと遜色ないはずなんですがねぇ~

自動車税は1割増しの罰金喰らってますよ・・・orz(来年から1割5分になる?)

しかも、新しい車に買い換えられる収入がない人から徴収する重課税ですよねww

既存車の排ガス浄化に取り組まずに、車を売ることしか考えない政策ですよね・・・

そして、なんだかんだ税金は一部廃止する話も聞くが、その補填で他のを課税したんじゃ、政府の魂胆丸見え過ぎますよねぇ~
もうちょっとうまく誤魔化せないのか?www
そして・・・

たぶん車関連の税金ってもっともっと安く出来るはずですよね・・・
税の公平負担考えれば・・・
余ってるから一般財源に徴収したお金を回してると解釈してるんですがw


そういえば、普通ハイブリッドカーって免税なんですねぇ~
父のハイブリッドカーは5割だったかぐらいしか減税してくれませんでしたよw
確かに、ハイブリッドのクセに20km/Lしか走りませんがね・・・

そして、通常グレードとの価格差は燃費では取り返せないというのがディーラー見解w(但し、RSと言う特殊グレード?だからだろうがw)
コメントへの返答
2014年9月6日 18:36
新しい車を買えと言われても、私だって無理です。
今日の車なら13年くらいなら楽勝で走れます。
そして廃車が増えて、挙げ句まだ十分走れる中古車は海外にばかり行っているようです。どこがエコなんだか。

エコ替え、トヨタはまだまだ本気ですね。w
トヨタのエゴ替えです。

東京など大都市圏では、車を減らす必要がありますから税金を重く課して、車が生活の必需品の地域では、一定の台数までは、重課をしなければ良いのにと思いますが。

免税車と聞くと、脱税車としか最近呼べないです。

最近のハイブリッドは、なかなか条件が揃わないと、燃費で取り戻すのは難しいようです。「エコ活動をしています」(本当にエコかどうか知らないけど)というバッジを買うような物ですから。w
2014年9月6日 12:04
うちの車、年間で見ると結構エコなんじゃないかと思うんですが…
コメントへの返答
2014年9月6日 18:44
結局、一定の重さの物体を一定の距離移動させるのにかかるエネルギーは一緒なので、ガソリンの量ってあんまり変わらないと思います。だから、排気量よりも車重の方が、実燃費の依存度は高いと認識しています。
同じ車でも大きいエンジンの方が燃費が良いケースってよくありますよ。

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