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2022年08月02日

歴代アルピナ/ALPINA ホイール コレクション

歴代アルピナ/ALPINA ホイール コレクション  今日は完全に「アルピナおたく」向け。

アルピナが作るホイールは
ずっと20本マルチスポークという意匠に
こだわり続けているわけですが、
その歴代デザインを一気見せします。



遡ること51年前の1971年に、BMWはレースホモロゲーション取得のための最強市販モデルとして「3.0 CSL (E9)」を発表しました。
現在でも軽量化モデルの代名詞として使われる「CSL」の始まりです。

この「CSL」の設計コンセプト、すなわち「Coupe/Competition, Sport, Lightweight」をBMWに提案したのがまさにアルピナの創設者ブルカルト・ボーフェンジーペン氏であり、「3.0 CSL」はアルピナをプロジェクトリーダーとしてBMWのモータースポーツ部門(後のBMW M)で開発されたライトウェイトクーペです。

(アルピナがBMWとほぼ並行して新モデルの開発を進めることができたり、BMW M社と友好的な協力関係にいられるのも、全てはこのときの歴史的なコラボレーションの成功が下地になっています。)

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「3.0 CSL」の開発にあたり、アルピナは様々な手法で重量削減に貢献しただけでなく、BMWに対して脚回りを中心とした部品供給も行っています。
(当時のアルピナはまだチューニングパーツベンダーでしたからね。)

BMWのモデルとして開発されたにも関わらず、「3.0 CSL」がアルピナ製の「20本スポーク」ホイールを標準装着しているのはそのためです。

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↑↑↑ 1973年式 BMW 3.0 CSL (通称バットモービル)
Mストライプ × アルピナホイールという、今では考えられない組み合わせですが、これが「3.0 CSL」の標準仕様でした。


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↑↑↑ ホイールに「ALPINA」の刻印が… 見えますかね?



その後、この「初代20本スポークホイール(C71)」は、1978年にアルピナ自身が市販車ビジネスへ進出した際にそのままのデザインで引き継がれ、少しずつ進化しながらデコラインと共にアルピナを象徴する「アイコン」の一つとして今日に至っています。

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↑↑↑ 1978年式 アルピナ B7ターボ クーペ (E24) No.001





では、ここで1971年にBMW 3.0 CSLに標準装着された「初代C71」から最新の「CS20」まで歴代のホイールを並べてみましょう。
すなわち「CLASSIC」ホイールと呼ばれるデザインの系譜です。
(いくつか抜けがあるかもしれませんが、ご容赦ください。)

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ぱっと見、同じように見えるデザインも実は全て少しずつ異なります。
ほとんど「間違い探し」のようなレベルですけどねw

ちなみにアルピナホイールのサプライヤーは様々です。
鋳造は地元ドイツのBORBETやRONAL、BBS(ジャパンじゃなくて独BBS)が多かったのですが、最近の鍛造ホイールで言うと、C12やCS15は伊OZ、CS16は英RIMSTOCK、CS17とCS20は台湾のSAIが製造元です。
SAI社(Super Alloy Industrial)はOEM専業で、最近のBMWやメルセデスの純正鍛造ホイールはけっこうココが作っているものが増えてきてますね。


せっかくなので、「DYNAMIC」ホイールの歴代デザインも。
バリエーションは少ないですが、実はこの「DYNAMIC」も5×4=20本のマルチスポークで、現行ラインナップでも一部のモデルで選択可能です。

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ちなみに僕の所有車両の変遷で言うと、

■ BMW 335i クーペ (E92) = Classic C01 Styling II
■ ALPINA B4 クーペ (F32) = Classic C13
■ BMW M850i クーペ (G15) = Classic Forged CS17 【予定は未定😎】

ということになります。

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ブログ一覧 | BMW / ALPINA | 日記
Posted at 2022/08/02 19:02:47

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この記事へのコメント

2022年8月2日 20:17
素晴らしい。
アルピナホイールの歴史と解説
初めて見ました。
親父がE28 アルピナ乗ってたので
子供の頃 ホイール磨きさせられてたので 非常に懐かしい思いました。
ちなみに掃除しにくかったです。
コメントへの返答
2022年8月2日 20:25
ありがとうございます!
ALPINAホイールが洗いにくいのは宿命みたいなもんですね。
「洗車愛」を試されるホイールかとw
2022年8月2日 20:30
なるほど、ここまでALPNAに造詣が深いから、ホイールも常に、選択肢としてあるのですね。。
コメントへの返答
2022年8月2日 20:33
ははは。
前にも書きましたが、ガキの頃に雑誌で見た先代8シリーズ(E31)ベースのB12 5.7クーペに心を射抜かれちゃって、それ以来ALPINAホイールがずっと好きなんですよね。
2022年8月2日 20:44
流石です!勉強になります❣️

アルピナについてはだいぶ勉強したつもりでしたが、まだまだ奥が深いですね〜

『たかがクラッシック、されどクラッシックホイール』ですね😊

スポークにも微妙な面取りがしてあったり、部分的にダイアモンドカットがされてたりと、アンダーステートメントなこだわりがありますよね👍
コメントへの返答
2022年8月2日 20:51
ありがとうございます!
人によっちゃ文字通り古臭くてダサいと言われるデザインですが、「Classic」と呼ばれるからには呼ばれるなりの歴史があるっちゅーことですね。

最近はALPINAも3Dプリンターを導入して気軽に試作できるようになったせいか、ちょっとずつ変えてホイールのバリエーション増やしてますよね。
寂しいけど「2025」に向けて開発も鈍化していくのかなあ。
2022年8月2日 21:32
私もB12 5.7に射抜かれた派です(笑)
クラッシックの系統、こうやって並べると軸を持ちながら微妙に変えていっているのがよく分かりますね😊
毎回、シュギョーと思って80本洗っています😅
コメントへの返答
2022年8月2日 21:42
同じですねー😄
ホントB12 5.7クーペは格好良かった。

「洗車愛」と言いながら、集合住宅住まいにかこつけて毎回GSで洗ってもらってる罰当たりですw
2022年8月3日 9:02
この邪魔くさいホイル、自分で手洗いした事あるんか?(笑)
コメントへの返答
2022年8月3日 9:13
一回ぐらいかな?w

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「金曜からフロリダ、いまはバハマにいます」
何シテル?   04/28 12:51
2010年からBMWのカスタマイズコーディングをやっています。 当時はどこもやってなくて完全に独学。日本初でした。
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