2016年11月21日
ここ数日、高齢ドライバーによる事故が多く報道されていますが
今日のはよりによって追突だそうです。
追突は大変ですよ~、被害者が。
何たって100%追突したヤツが悪いんですから。
「?」と思った方、よく考えてみて下さい。
自分の過失がゼロの場合、こっちの保険屋は動いてくれません。
「大丈夫ですか?」とは言ってくれますけどそれだけ。
それに対し、ぶつけた方は保険屋が出てきて
「今後は加害者と直接連絡を取らずにこちらに連絡をください」となります。
この状況、わかります?
一番悪いやつを保険屋の影に隠して守った上で、
素人VSプロの話し合いになります。
こんな理不尽なことはありません。
相手が勝手に作ったルールの上での話し合い・・・
怖いですよ~
こちらの感情的な言い分は全く通らず、
数字と公的書類と第三者の証言でガチガチに固めないといけません。
素人がそこまで簡単に出来るかっての。
それらを理解した上で、理論武装して証拠を固めた話を投げ続けると
「我々では判断できないので法律の専門家に依頼します」と。
絶対に弁護士とは言いません。
「それって弁護士ですか?」と問うと「そうお考え頂いて構いません」。
そこまで来るとこちらが悪いみたいになってくるから一層嫌。
そこまで来て気がついたのは
こちらがさっさと弁護士に依頼すればよかったって事。
弁護士VS弁護士になって
ムカつく会話を直接しなくてよくなる分
ちょっとだけラクになります。
そこからの戦いはより一層長くなりますけど。
相手が悪いと裁判所まで行って平気で嘘ついてきます。
「ぶつけてない」だの「止まる寸前だったから怪我なんてするわけが無い」など。
相当話が進んだ時点でそういう事言われると戦意喪失するのがわかってるんでしょうね。
だから余計に頭にくる。でもそこで怒りをあらわにしてはダメ。相手の思うつぼ。
冷静に一つずつ証拠を出して地道に相手の言い分を切り崩しつつも
こちらの奥の手を仕込んでおくわけです。
この辺は弁護士の裁量なんですけどね。
そこまで頑張って何とか終わっても請求の満額なんて絶対出やしません。
せいぜいいいとこ半分くらいと思っていたほうがいい。
最初から保険屋の言いなりになって
自賠責の範囲内で結構です、って事ならさっさと終わります。
車直して医療費病院に払わせたらヘタすりゃマイナスですけどね。
ね?
追突の被害者って大変でしょ?
だからね、追突されたからって
やったー、保険で休んで焼け太りだ~、なんて夢にもありえないし、
むしろ逆にそこから本気で闘うなら数年の覚悟、
クルマは傷物にされ、自分は痛い想いもして、家族に心配をかけ
仕事やその他諸々に迷惑をかけ
その心配をしながら何とか頑張って先を見なければならないんです。
私も色々と学びました。
アレで得た知識と経験が僅かに得られた利益かもしれません。
追突はもう御免です。
皆様もお気をつけください。
Posted at 2016/11/21 23:42:48 | |
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