いまさら15年前のクラウンってどうよ、と。
まだ大した距離も時間も乗れていませんが
とりあえず落ち着いてきたので現状で書いてみます。
「静かで速い」
とにかく静かです。
Dレンジに入れてもショックもなく、
アクセルを踏むと無音でスッと前に出ます。
加速の途中からいつの間にか遠くでエンジンが加勢。
変速ショックもなし。
防音材や遮音材もたっぷりで、外からの音は十分に遮断。
ドアや窓がしまった瞬間の静寂は「さすがクラウン」。
走行中に聞こえるのは殆どがタイヤが路面を叩く音。
深くアクセルを踏むととんでもない加速をしますが、
アクセルはコントロールしやすく、静かに走る事も簡単。
「燃費が良い」
燃料はハイオク指定ですが、街乗りで10キロ/L以上。
郊外での巡行なら15キロ/L程度まで伸びました。
高速道の長距離長時間移動は未経験なので、
これがどうなるか楽しみなところ。
「イメージ通りの乗り心地」
普段はふんわりと柔らかな乗り味で、ハンドルも同様に軽い。
縦方向に十分なストロークを持ち、角のある衝撃を遮断してくれますが
ハンドルを切る事に気が引けるようなだらしない柔らかさとは違います。
ロールこそある程度許しますが、前後のバランス良くステアリングも正確。
スポーツモードにするとダンパーとパワステが締まり、
アクセルへの反応が積極的になり一気にスポーツセダンに。
一台でロイヤルとアスリートのどちらも味わえる贅沢な仕様。
「自然なブレーキ」
この車の最大のハイライトはブレーキなのではないかと思っています。
それくらい良い。
踏み始めから停止までのタッチの良さ、コントロール性の良さは
これまで乗ってきた車の中でほぼトップクラス。
凄い事に、車重が1.8tを超えているのに制動に一切の不安がない。
やたらとゴツいフロントキャリパーも一因だとは思いますが
ブレーキライン一式が相当洗練されているのだと思います。
「要するに」
4人がきちんと快適に乗れて、同時にそれなりに荷物も積めて
見た目より速いエンジンと、それを活かす足とステアリングが奢られ
さらに強化されたブレーキで安全も担保。
要するに、かつてガキの頃に憧れた、親父たちのスポーツセダンそのもの。
スカGターボやセドグロのグランツアルティマ、アリストVの
再来というより生き残りとでもいいましょうか。
もはや見境なくトバすようなガキではありませんが
あの頃のワクワクを取り戻したような(なんかジジくさい?)
そんな車です。

Posted at 2024/06/01 21:25:55 | |
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