
今朝からMPVが車検に出ており
久しぶりに代車をお借りしました。
お借りしたのは
MAZDA6ワゴン25T Sパッケージ
元アテンザですね。
3代目アテンザは
発売直後に試乗していますが
それから今日まで乗れていませんでした。
しかも今回は待望のガソリンターボ。
MPV23Tの元オーナーとしては気になるエンジンです。
あいにくの雨、しかも結構しっかり降っています。
試乗車はブルーグレーで走行2900キロちょい。
このまま「これちょーだい」と言えば360~370万くらいでしょうか。
乗り込んで最初の「いいね」はシート。

運転席、助手席ともにパワーシートで
ヒーターもエアコンも吹き出してくれます。
最終アテンザのあたりでリヤシートにもヒーターが付くようになりました。
わが娘をリヤシートに乗せて数百mも走らないうちに
「これすごい乗り心地いいね」と。
何でも振動を殆ど吸収してくれて揺れない、
何より良いのが着座高さで「この目線が最高」なんだそうです。
フロントも腰椎だけでなく背骨全体をきっちり支えてくれて
一度ポジションを合わせれば何時間でも乗っていられそう。
インパネはやっと見慣れた感のあるマツダ調。
メーターも沢山表示がありますが
慣れればそれなりに見やすい。
ナビの文字も適度で画面も近くて老眼には大変よろしい。
最近色々なシフトレバー(というかスイッチ?)が出てきましたが
個人的にはこういう昔ながらのヤツがわかりやすくて嬉しい。
さて、走ってみます。
当然ですが、アイドリングからディーゼルのカラカラ音はなく
4気筒というより振動の少ないV6みたいな音。
アクセルをそっと入れると踏んだ分だけ加速。
ディーゼルも相当自然なパワーカーブですがガソリンはさらに滑らか。
2000rpmも超えればターボの怒涛のトルクで猛然とダッシュ開始。
雨の夜で一般道だとせいぜい2500rpmまで。
それ以上は速度が高くなりすぎる。
これは晴れた昼間に高速道で乗りたいですね。
MPVのターボと比べると過給以下のトルクが厚く
過給してからのトルクも確実に大きい。
しかも過給の立ち上がりが自然でドンと来る感じが無い。
車体の軽さもあって確実にMPVターボより速い。
速いけどピーキーなところが一切なく、大排気量のNAみたい。
マツダは4リッター相当と言っているそうですが、こりゃもっとあるだろ。
とにかく右足の踏み方一つで如何様にも加速でき、個人的には十分すぎる。
ブレーキも遊び無く踏み代と踏力が素晴らしくリニアで
製動力の立ち上がりから先がとにかくスムーズ。
以前、スカイアクティブになったプレマシーで感激したアレの再来。
勿論あれより更に良く、この加速と速度をきっちり受け止めてくれる。
すげーな、これ。
ハンドリングも正確このうえないし、
切りたい時に切りたいだけ思った速度で切れてくれる。
マツダを乗り継いだ人なら違和感は無いはず。
ロードスターみたいとは言い過ぎかもしれないけれど
入力の予想に対する結果としてはかなり近い感覚です。
3代目アテンザと比べて明らかによくなったのがハナの軽さ。
正確にはGベクタリングコントロールの熟成なんだろうけど
普通に乗って走る曲がる止まるの全てに重さによるフリクションを感じない。
加速の時にFFなんだと意識はするものの、
ぼんやり乗ったら駆動方式がわからないと思う。
四駆だったらこれまた面白いかも。
6のガソリンターボはFFだけなんだよなぁ。
CX-5や8みたいにガソリンターボに四駆があればいいのに。
ディーゼルと比べると
大トルクの面白さはディーゼル、音振はガソリン、
トータルで五分五分、ってところでしょうか。
もし選択する機会があれば、最後まで悩むと思います。
MPVの次を考える時が来たら最有力候補として考えます。
Posted at 2020/06/22 22:47:43 | |
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