外装に驚き、内装に感激した後はいよいよ試乗です。(なんのこっちゃ)
とはいえ、売り物ですので全力疾走なんて出来やしません。
ちょろっと一周しただけです。
二代目デミオから10年以上作られた円熟のZY型エンジン。
このアクセラに搭載した時点でおそらくはほぼ最終形態。
マフラーも含めた排気音とエンジン音は
音量こそ控えめながらアイドリングからなかなかに乾いた低音で
我が家のデミオの1.3のZJとは違った雰囲気。
この車の最大の目玉はなんと言ってもミッション。
どこにも表示が無いがCVT。
しかもマニュアルモードで7段らしい。
使いこなせるだろうか・・・
まぁ兎に角走り出す。
あれ?ん?
全然CVTっぽくない。
変速ショックを上手く無くした上等なATみたい。
なにこれ、いいじゃんか。
Mモードで変速すると瞬間変速でショックレス。
CVTなんだからそりゃそうなんですが。
トルコン介してるからクリープもちゃんとあるし
何も知らずに乗ったらCVTだとはバレないかも。
それくらい普通のATみたいな振る舞いをする。
これは面白い。
エンジンも十分なトルクを発生するので凄く乗りやすい。
高速や山道で負荷をかけるとどうかはわからないが
街乗りでこれだけ良いと期待できそう。
さすがに10年落ちのタイヤは路面を叩く音が大きいし
全体的にタイヤが硬くて折角の脚やボディが勿体無い。
ちなみにマイナーチェンジで
ボディの板厚を上げて剛性を上げて脚を柔らかくしたり
空力も地味にCd値を下げたりしているので
(セダンで0.28→0.26なんだそうです・・・)
タイヤで損をするのは極めて勿体無い。
しかしこのCd値、プリウスとかインサイトクラスだったりします。
なんでマツダってこういう事を大きな声で言わないんでしょうね。
ちなみにハッチバックのスポーツは0.30→0.28らしい。
Cd値が全てではないのはわかっていますが
折角頑張ったんだからもうちょっと言ってもいいのに。
タイヤを今時のコンフォート系に換えれば凄くよくなるはず。
ハンドリングはこの時代のマツダ車の特徴である楽しいハンドリング。
要するに、思い通りに車の向きが変わる。
過敏ではないので、長時間運転していても疲れない。
予想通りの反応で、それ以上でもそれ以下でもない。これがいい。
ブレーキも現行マツダ車に似たがっしりと効くタイプ。
ペダルの剛性があって如何様にもコントロールできる。
トータルの乗り心地としてはタイヤで損をしているが総じて良好。
ボディ、特にフロアが強くて脚がしなやか。
下手に補強するとバランスを崩しそうなくらい。
正統派セダンだけあって遮音もしっかりしているし
重心が低いから無駄な動きが少ない。
と、まあ、チョイ乗りではここまで。
車が車なだけに速度域を上げてもがっかりする事はないでしょう。
本日、車庫証明の申請に行ってきました。
納車が楽しみです。
Posted at 2021/03/04 21:07:22 | |
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