Bruce & Shark 汎用カナード  

【結論】
いい。
値段の割にかなりいい気がする。

違いのわからない男なので気のせいかもしれませんが、100km/h程度になってくると車がピタッと安定する気がします。

なんと言うか、スーッと車が走る感覚。
滑るように安定している気がします。

3日後に鈴鹿走りますので、アンダーのひどいＳ字区間やスプーン2個目がどう変化するか楽しみです。

特にＳ字区間は車速が100km/hを超えますので効果を期待します。

効果を感じられればまた追記したいと思います。

【追記】
これを装着後の走行で、鈴鹿フルコースのベストタイムを一気に1.5秒も更新できました。
ただし、フロントのネガティブキャンバーを増した効果もあると思いますので、単体での効果は不明です…
とはいえ、直進状態でも100km/hあたりから効果が感じられますので、鈴鹿フルコースの場合は色々なところでフロントグリップの向上に寄与しているものと考えます。
S字区間のコーナリング速度アップのほか、スプーン一個目の進入速度向上（ブレーキングを遅らせても曲がれます）が顕著だと思っています。

唯一、デメリットとまではいきませんが注意が必要なのは、フロントグリップが上がることで、リヤの限界が相対的に下がってしまい、結果的にリヤが出やすくなることです。
マーチのようにリヤがトーションビームの車種では基本的にはキャンバーやトーの調整ができませんので、装着にあたっては前後のグリップバランスも考慮に入れる必要があると思います。
ボクの場合はアンダーがひどかったので、装着して正解でした。
FF車はいい方向に変化することが多いと思います。


（以下、雑記）
カナードってダウンフォース増やすものと思ってました。

いや、間違いじゃないけど、間違い的な？

今回調べて初めて知りましたが、これ単体でダウンフォースを発生するわけではないようです。

カナードはその後方に空気のうず（ボルテックス）を作って、タイヤハウス内の空気を引き抜く作用があるようです。

タイヤハウス内の空気は走行風をタイヤがもろに受け、正圧になっており、ボディを持ち上げる方向にはたらくそう。

台風を想像してもらえば分かるかと思いますが、カナードで作り出された「うず」は負圧になっているそうで、負圧の空気がタイヤハウス内の正圧の空気を引き抜くそうです。

なので、ダウンフォースが増えるというよりは、リフトフォースが減るという方が正しいのだと思います。


で、汎用品の密林製カナードは、大小2種類入ってましたが、マーチには小でもでかい。

悩んだ挙げ句、小をさらに2つにぶった切って装着。

位置決めに苦労しました。

タッピングビスでは不安だったので、バンパーに穴開けて、ボルトとナットで留めています。

取り付けは水平から30度程度はねあげ。

あまり角度をつけすぎるとカナード自体が抵抗になって本末転倒。
寝かせ気味に装着するのが正解とのことです。