※時系列を無視してイベントごとにブログを更新しております。
北海道放浪も佳境に入ってきました。
道東を経て少し北へ向かった地は・・・・・・・網走。(あばしり)
同世代以上の貴兄にはおなじみの地名。
映画「網走番外地」などは有名で最果ての監獄として我々の脳裏に刻まれた場所ですね。
そんなこの地も立ち寄ってみれば長閑な地方都市。
全国的なチェーン店もありながらもどこか懐かしさすら感じる空気感。
その網走には有名な小動物スポットがあります。
昨年は日程の都合で来ることが叶わなかったこの場所へようやく来ることができました♪
その小動物の名は「エゾモモンガ」。
リスのような見た目で脇の部分には翼のように開く伸びる皮があり、木と木の間を自由に飛び回るアレです。
この場所には森を自然な環境で残す都市公園があり、市民の散歩道としても愛されていますがここでそのモモンガが繁殖しているらしいのです。
基本的に夜行性の彼らを暗闇で撮影するなど不可能。(野生動物にストロボはご法度!)
場所だけは知っていましたが、初めて訪れる場所。明るいうちに木の上の巣穴の場所をチェックし、あわよくば御同輩のカメラマン氏でも居たら情報収集に努めねばなりません。
午後早いうちに到着し念のためカメラ持参で雪の積もる森の中を散策します。
木を眺めているとあちこちにそれ(巣穴)らしい樹洞を見つけるのだが当然姿は見えず、不在なのか寝ているのかすら掴めない。
早い時間なのでカメラマンは一人も居らず、ただやみくもに数kmの森の中を何周も歩くばかり・・・・
ポイントを絞れず気付くとうっすらと暗くなってきました。
「ここも空振りか・・・・・・あと一周だけ回ってホテルへ帰るか。」と玉砕前提で歩くと先ほどチェックしていた樹洞のひとつの木の近くにカメラマンが2組!
お聞きするとそこには2匹のモモンガが居るとのこと♪
待ってもなかなか顔を出しません。
いよいよ日の入り時刻・・・・・・薄暗い森がどんどん暗くなっていき、写真撮影も困難な状況になりつつあったその時!
一匹が出てきました。
中は広くなっているのでしょうか?暗い中カメラの設定で明るくし、なんとか写し止めようとこちらも必死です。(汗)
サササっと木の上の方に上りひらっと飛行してそのままどこかへ行ってしまいました。(泣)
ほんの一瞬だったか。(--〆)
ここに居ることは分かった。明日また来てみよう。
そして翌日、早めに到着し前日より暗さに強いレンズを持ち出し折り畳み椅子でじっくり待つことにします。
すると前日とは違う御仁が現れます。
その方は久しぶりにここへ来てみたという方で過去にもエゾモモンガをここで何度も撮影されていた方でした。
その方曰く「モモンガは夜行性だが日中トイレに出てくることもある」ことや「居る木の下にはトイレの跡があること(糞の形状も)」などモモンガの生態を細かく教えてくれました。
その方は他の木もチェックしてくるとその場を離れ、しばらくして他の木でモモンガを撮影してきたとのこと!!やはりそこではトイレに出てきた瞬間だったそうで、その場所を教えてもらって向かいました。
なるほど!これがトイレの跡か♪
巣穴の形状が先ほどの場所より良いことと、こちらの方が多く入っていそうだとの情報でこちらで待機することにしました。
その後、無情にも明るいうちに起きてくることもなく前日と同じように日の入り時刻に・・・・
日の入りしてから約15分後、ついにその時が!
オイオイ!可愛すぎるじゃないか!!!!
この体制で3分ほど動かず周辺の状況を探っているようでした。
ひょこひょこと出てくると順番待ちのお次の方が「早くしてくれよ~」とばかりに。(笑)
するとどんどん後から後から・・・・・
合計7~8匹は入っていました!(驚)
中はそんなに広かったのか!
家族というわけでもなく、激寒の時期はオス同士やメス同士でも身体を寄せ合って暖を取りながら睡眠するらしいです。
そこで運よく日中にトイレ休憩に出てくれば明るい写真が撮れるということでした。
残念ながら飛翔姿は撮れませんでしたが、初見のエゾモモンガの異常な可愛らしさは体感できました♪
暗やみでの撮影でブレブレ失敗写真量産で今回は画像少な目もお許しください。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・つづく。
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Posted at
2025/03/01 10:28:59