
このところレース観戦も多かったのですが、実は静岡・長野など夏鳥探鳥放浪もしておりました。
直近の長距離遠征としての東北地方での探鳥が中でも印象的でしたので、先にアップしておきます。
梅雨のこの時期、まず向かったのは秋田県某所。
東南アジアから夏を超え子育てにやって来る「サンコウチョウ」を狙います。
過去に地元関東近郊でも撮影し今年も追いかけていましたが、近年カメラマンたちのマナーが酷く(噂が耳に入るので)様子を見には行くもののとても一緒に撮影する気も起きなかったという悲しい事実。
こればかりは野生の生きもので天候次第ということもあるので、今回の東北遠征ではサンコウチョウに念のため3日間の予定を組みました。
前日の午後に自宅を出発し、近くの高速のパーキングで仮眠して夜明けからトツゲキ!
現地で早くも2名の常連カメラマン氏と遭遇。(皆さん気合が入ってます(笑))
初めての場所ですからこの場所のローカルルールとサンコウチョウの情報をお聞きしながらご一緒させていただだくことにします。
関東でも杉林などの暗い森に営巣し、特徴的な鳴き声がするのに見つけるのはひと苦労する黒っぽい見た目。
ここでも森の奥の方では鳴き声がしますが、なかなか姿を見せません(汗)。
待つこと数時間、ようやくお目にかかることが叶いました♪
我々が大好きな尾の長いオスです!
まだ完全に明るくならない時間帯、撮影条件はとても厳しいです。
またしばらく待っていると今度は巣からフンを咥えて飛んできます。
既にヒナは孵っているようで、巣の中を清潔に維持するため親鳥は巣の中のヒナの糞を外に捨てに来るのです。(白いので最初は卵の殻かと思いましたが糞のようです)
巣から運び出す姿は見たことがありましたが、捨てる瞬間は初めて見ました。
テンション上がります♬
またしばらく待っていると今度はメスが来ました。
実は私が待つ場所は森の中にある「池」です。
ここでサンコウチョウは水浴びに来るようなのです。
尾が短いメスの水浴び風景をどうぞ。
メスの飛び出し、正面から。バビューン!!
この目線の高さで飛び込みが撮影できる場所は非常に珍しいのでテンションはMAXですが、飛び込みに来てくれるのはなぜかメスばかり・・・・(泣)。
関東からの遠征組も居て、数年ぶりの顔見知りカメラマン氏とばったり遭遇する奇跡も!(笑)
そうちょくちょく出てきてくれないので、その他初めましての方々と談笑しながらその時を待ちます。
数時間に一回ほどの長丁場では出てきた瞬間に集中するのがまた大変。
撮影に失敗することも多く、いかに集中力を切らさないかが重要なカギとなります。
オスが来た!
また糞を持ってきました。
水面上をぐるぐると飛び回りながらポトリ。
またしばらくして同じ光景。
明るい時間に来てくれると水面反射や羽根の色が綺麗に見えます♬
幻想的な風景で、その姿も日本の鳥ではないと実感します。
いや凄い。初めて見る池に糞を捨てる瞬間をこんなに見られるとは!
これだけでも秋田まで遠征した価値があるってもんです!
・・・・・・いえ、嘘です(爆)。オスの飛び込みを撮影したい!
遠いんだよな~。もっと近くで水浴びしてよ~(泣)。
本当は暗い森や林の中での飛翔姿ではないだけでもありがたいんですけどね~(笑)。
またオスが糞を捨てにやってきました。(結構働き者じゃないの(笑))
ちゃんと落ちるところも確認してます(笑)。
他の常連さん数名も「初めて見た」と興奮してました。
巣から近い場所で糞を捨てないのは匂いでヘビなどの天敵に巣を見つけられないように池の水の中に捨てるんではなかろうか?というのが我々多数の見解です。
肝心のオスの飛び込みですが、辛うじて撮影できました。
いやあ難しいものですなぁ・・・・・・着水前からの瞬間も狙っていましたが、そうやすやすとは撮らせてもらえませんでした(泣)。
オマケ・・・・・・池でうるさいぐらい鳴いていた「ウシガエル」。(苦手な方はごめんなさい)
サンコウチョウ日程の3日間、2日目は雨で断念。近くを観光ドライブしてました。
そして3日目、今回の後半の遠征で同行させていただく私の鳥撮影の師匠と言うべき「CB1300SB」さんとこの場所で合流♬
CBさんは前夜から夜通し運転して朝ご到着。(タフ・・・・・(汗))
上の写真のうち数枚は最終日に撮影したものですが、最終日はあまり出て来ず皆さんお疲れのご様子でした(汗)。
夕方になりサンコウチョウスポットから離脱、CBさんとご一緒に夕飯を食べ日帰り温泉へ。
北上して次のポイントである青森の近くの駐車場で翌日からの探鳥に備えての車中泊になります。
今回の大目的の鳥さん、次はどんどん出て来てくれるといいな~♬と夢の中へ(笑)。
後半(青森編)へつづく♪