
歳をとってくると体力の減退を感じたり身体のあちこちが調子悪くなったり・・・・・哀しいけれどこれが現実。
若い皆さんも油断めさるな。気がつけばこうなります(爆)。
しかも30代のころまでは「出不精」で休日に家族の買い物に付き合わされるのも億劫なほど。
それが40を超えカメラという写真の趣味を始めたために、撮影に出かけたくて仕方ない。
放浪の始まりです(笑)。
それも我ながら「ようやるわ!」と感じることがあります。
この週末の撮影放浪もまさにそれ。
早朝から探鳥のためまず向かったのが某「沼」。次に林を3か所、最後に撮り鉄してしまいました(汗)。
夏の渡り鳥「サンコウチョウ」ばかり追いかけているが出会いが少ないので、少し趣向を変えて沼の水鳥を中心に探してみます。
沼の端にヨシが群生していてその辺りから「ギョシ!ギョシ!」と小うるさい鳴き声が聞こえてきます。
この時期の鳥「オオヨシキリ」です。
珍しい鳥でもなんでもなく鳴き声も可愛らしくもないんですけど、こうして改めて見てみると意外に可愛い顔をしていますね。
そして天気が悪くなると低く飛ぶと言われているのが「ツバメ」。
これも民家の軒先などに巣を作り、目の前を飛んでいるので特に珍しくない。
あの速い飛翔速度が私の写真魂に火を点けます。
練習も兼ねてパシャ!
飛びながら水浴びなんかもしてました。
そんな時にふと横を見ると、沼に居るはずの「バン」が道路に(笑)。
新緑をバックに♪
これも池や沼でよく見かけるので珍しくはありません。
あっ!!飛んだ!
フレームからはみ出すほどの至近距離。
視線を戻すと水辺ではカモメのように白い「コアジサシ」が水面の小魚を狙って飛び回っています。
どうやら無事に朝食をゲットできたようです(笑)。
この沼は実は野鳥の宝庫で、こんな鳥も来ていたりします。
「ヨシゴイ」
色味と留まって居る時の形が野菜の「ミョウガ」に似ていることから「ミョウガの妖精」なんてあだ名も付いています(笑)。
ちょっとミョウガらしいショットは撮れていないので残念ですが・・・。
羽根の水分を飛ばしているのか「ブルブル!」と身体を震わせます。
周囲を警戒する時は首を伸ばしてまるで別の生き物(笑)。
あっ!こっちも飛んだ!!
この場所、なんと私が到着する直前に珍しい「アマサギ」の群れがすぐ近くに飛来していたとか!
当然撮れていません。
余裕カマして朝飯なんて食べてこなきゃ良かったと後悔先に立たず(泣)。
さて、このところ連チャンで様子見をしていた林のサンコウチョウ、こちらの動向も気になるので行ってみます。
第一ポイント・・・・・遠くで鳴き声はするが姿確認できず。
第二ポイント・・・・・近隣でマラソン大会が開催されていたようで、少し離れてしまったとか。
少し待っていたけどメスしか居なかったので離脱。
第三ポイント・・・・・頻繁に鳴き声がするので待つと、メス?尾の短いオス?が飛んできました。
サンコウチョウのオスはあのヒラヒラと舞う長い尾が特徴ですが、稀に尾の短いオスの個体も居ます。
また渡りの時期は長距離飛行の邪魔になるから自ら長い尾羽根を抜くとも言われています。
鳴き声はまったく一緒なので見分けは難しいのですが、恐らく「尾の短いオス」ではないかと(汗)。
待つ間にキビタキなんかも撮ってみます。
何度見ても綺麗な鳥ですね~♪
使用機材:キャノン EOS R5、RF 100-500mmF4.5-7.1L IS USM、✕1.4TC使用。手持ち撮影。
・・・・・・と多忙の月末月初を切り抜けた疲れた身体だとせいぜいここまでなんですが、何故か今回は秩父の蒸気機関車パレオも突然見たくなり、そのまま直行します。
時間も時間なので、シャッターチャンスは復路の上りのみ。
普段ならこの季節、新緑を絡めた定番の鉄道風景を切り取りますがSLらしい「雄々しい」姿を見たくて正面からのポイントに絞ります。
「浦山口駅」のホーム上から正面打ちします。
この駅のホームには先客カメラマンがおひとりいらっしゃいました。
初老の御婦人。カメラを片手にSLを待っているご様子。
待ち時間にお話を伺うとなんでも所属の写真クラブでの「課題」が今回「音の聞こえる風景」なんだとか。
確かに蒸気機関車の走行風景は「音」を感じます。
撮り鉄離れていないようでしたが、撮影後に楽しそうに帰っていかれました。
さらに歳をとってもあんな風に過ごしたいものだと思いますね♪
使用機材:キャノン EOS R5、EF70-200mm F2.8L IS III USM 使用。手持ち撮影。
せっかくの休日、疲れていてもこれだけ巡ると満足感、達成感と共にさすがに疲労困憊(笑)。
帰宅後即ぐっすりと眠り、週明けに備えましたとさ(爆)。