ブッポウソウ(仏法僧)というありがたい名前の鳥をご存知だろうか?
野鳥を追い続けていると行き着く夏の綺麗な渡り鳥の一種。(長野県の天然記念物)
いつかは出会ってみたいと常々思っておりました。
そのブッポウソウが長野の奥地で子育て真っ最中らしいので日・月の2日間で遠征してきました。
近隣の旅館を早くから予約。コロナ禍による村の「来村自粛要請」も県外移動自粛解除後に変更されると期待し、宿泊予約キャンセル無料の期日ギリギリまで様子見。
県・村としての6月22日以降の対策もH/Pに出たので3密に注意しお邪魔することにしました。
しかし問題は現地の天候。この梅雨時期なので日々天気予報を注視。
幸いなことに日曜日は前夜から続く雨が午前中に止む予定、その後曇り。翌月曜日は晴れ予報♪
念の為、カメラ・レンズ用レインカバーとポンチョを持参し真夜中に出発。
途中で雨足が強まり、あまり早く着いても撮影は困難なため休みながら早朝6時過ぎに現着。
事前に調べていた第一ポイントは誰も居らずしとしと雨。先に近くの河川敷の第二ポイントへ向かい、車内から双眼鏡と肉眼で探鳥開始。
期待は膨らむが一向に姿は見えず・・・・。
さらに雨が弱まってきた午前8時近くに第一ポイントへ戻り、カメラ機材を準備。かなり弱まってきたので傘だけで養生し探鳥。
しばらくすると一羽が枝に留まりました♪
(空抜けと言われる背景の無い写真で申し訳ない(汗))
飛びつきの瞬間♪
綺麗な色ですな~♪見ていて飽きないのですが、如何せん空抜けばかりで画に面白みが無い。仕方ないので周辺をぶらぶら。(ここでは撤収する際に2名のファンの方がお見えになっただけで、それまで私一人でした♪)
何箇所か良さげな場所を見つけ、翌日の晴天に賭けるつもりで早めに宿へ向かうことに。
夕飯を宿ではなく現地で美味そうな店を探すつもりでいたが通り沿いなどいくつか調べていた店は軒並み休み。(午後3時~4時なのに)
10kmほど探して開いておらず、結局午後5時30分から営業開始する第一ポイント近くの店まで戻り夕飯(泣)。しかも地の物を食するつもりが生姜焼き定食とトマトサラダ。(´・ω・`)ガックリ
そして予約していたひなびた宿で風呂に入り爆睡。
しかも本日は客が私ひとりとのことで貸し切り状態♪(大浴場で仰向けになってしばし浮かんでました(笑))
翌朝、朝風呂を堪能した後の朝食は?・・・・・・・「あまご」という川魚の唐揚げにナスの揚げ物他。決して豪華ではないがとてもありがたい♪美味しくてご飯をお代わりしてしまった。
前日の疲れも癒やされ、最初に向かったブッポウソウ・ポイント。
ここは実は昨日、通りすがりの野鳥にお詳しい御仁(私と同世代)にお聞きしていた穴場ポイント。
カメラも双眼鏡も持たず、ただ野鳥を眺めているのがお好きだとか。
激しく同意♪私も時間があればずっと見ていたい♪
しかもこの近隣ではヤマセミやアカショウビンも見られるとか!羨ましすぎる♪
この方、ものすごく詳しくてかなり細かく何箇所も教えて頂き前日宿泊前に少しだけロケハンしておりました。
ここはわりと近くで見られる営巣場所で、頻繁に現れるが他にほとんど誰も来ない。実際2時間ほど撮影したが一人も来ませんでした。(月曜日だけど(笑))
ちょっと人工物が写ってしまうのが難点。朝の弱めの光で輝くブッポウソウ、雛に餌(虫)をペアでせっせと運んでいました。
すると暫くして親鳥たちが変な鳴き声「ゲ・ゲ・ゲ・ゲ・ゲ!!!」と鳴き出したので見てみると夫婦の幸せな生活を脅かす別のブッポウソウが一羽現れてペアの留まる同じ電線に留まりました。
テリトリーを荒らす敵の出現にオスと思われる一羽が追い立てて事なきを得ました。┐(´∀`)┌ヤレヤレ(この写真の電線の上の方にその「敵」が留まってます)
そして別の場所へ移動すると月曜日の午前中なのにカメラマンが10名ほど!(汗)
前日、ここは背景が綺麗だった場所なのでメイン撮影をこの場所で♪と決めていたのですが、恐らく殆どの皆さんがお仕事を引退された方々・・・・・(そりゃ月曜日にも居るわ!)と納得。
ご挨拶して2mほど離れた場所にカメラを準備。(ソーシャル・ディスタンス)
しかし、先ほどの場所と違い人が多いせいか飛んでくる頻度が半分ほど・・・・。
しかも晴天すぎて最高気温30℃になろうかという暑さ!ロケーションは良いが大変。
こちらのブッポウソウもペアで雛に餌を運んでいました。
しかし、同じブッポウソウでも餌を捕る「狩り」の腕前は様々なようです。
別の場所の親鳥は飛び立つとすぐに虫を捕まえ戻ってきますが、この場所のペアは半分くらい失敗してました(笑)。
「そんなんじゃ弱肉強食の世界で生きていけないぞー!」(#・∀・)
本当に綺麗な鳥です。大きさはハトよりひと回り小さいくらい。
実はこのブッポウソウ、私の大好きなカワセミちゃんの仲間だったりします。
似て非なるものですね。羽の色は似ていますがクチバシの長さや身体の大きさはまるで違います。
(カワセミちゃんは雀より少し大きいくらい。)
午後1時ぐらいに撤収。呟いたとおり久しぶりにハイドラを起動してCPを獲りながら帰宅。
もっともっと撮影していたかった。しかも距離があるので毎週というわけにはいかない。
雪のコミミスポットの高原地帯よりもずっと遠いし。
似たような画でお目汚しですが、他の写真をフォトギャラにでもアップします。