
季節の渡り鳥は年によって飛来数(見つけられる)の波があります。
所謂「豊作」的な飛来をした年は探鳥地ではどの個体にレンズを向けたら良いか迷うほど。
そしてやはり今年の夏の人気者「サンコウチョウ」は関東では「不作」な状況。
サンちゃんに会える場所はどこも個体数が少なく、繁殖行動のために日本へ来て現在発見された巣はどれも高い位置ばかり。
それでも撮れるなら撮りたいと思うのが人の性。
撮れ高が少なければ回数でカバーするのがしつこい性格のワタシです(笑)。
・・・・ということで、少なかったサンちゃん(他)の撮れ高を「3日(回)分」をご紹介♪
まずMYフィールドから出て越境した探鳥地。
夜明け直後の神秘的な杉林。
駐車場から向かう道では「コクワガタ」を発見!子供でなくても少し嬉しい(笑)。
そんなこの場所で遭遇したサンちゃん。今回は尾の短いメスはあまり撮れなかったのでオスばかり。まあ、サンコウチョウと言えば尾の長いオスの方が絵になるので嬉しいものですが。
どうもポーズがしっくりこなかったり、飛び出しを狙うも暗い林の中でシャッター速度が上がらず失敗したり・・・・(泣)。
どの鳥にも言えることですが初めて出会ったころは写真を撮れただけで小躍りしたものなのに、年数を重ねると欲求はどんどん高くなってしまいますね(汗)。
近くには「コサメビタキ」も営巣していて子育て真っ最中。
地味な色味ではありますが、件の「ヒタキ類」なので愛らしい表情についシャッターを押してしまいます。
夫婦の共同作業で巣の中のヒナに餌を運んでいました。
また仲間の「キビタキ」も時おり顔を出してくれるので、サンちゃんの待ち時間も飽きません。
お次もゲスト出演。
「ヒヨドリ」のヒナ?若?と思われる個体。
そんなこんなで日曜日も暑くなる前に早朝から現地入りして抱卵中のサンちゃんを確認しに向かい、ペアが交代し近くの枝に来るのをひたすら待ちます。
代わり映えしない留まりものばかりですが、これでも現地入りしてから5時間ほど待っていますので努力の賜物として温かい目で見ていただけたら幸いです(汗)。
もっともヒナが出ると親がせっせと餌を捕って運ぶので周囲ではもっとシャッターチャンスが増えるとは思いますが。
そのサンちゃん写真の一枚に頭の冠羽(かんう)を逆立てたものが。
これ実は警戒したり興奮すると立てると聞きます。
。
我々が大丈夫だろうと判断した野鳥との距離も彼らにしてみれば「すぐ近くに危険が迫っていた」のかもしれません。
できるだけ近くで大きく撮りたい・・・・・と思う私自身の心も戒めなければならないと反省。
また来年日本へ渡ってきて楽しませてもらうためにも大切なことかもしれません。(といい人ぶってみる)
使用機材:キャノン EOS R5、RF 100-500mmF4.5-7.1L IS USM、✕1.4TC使用。手持ち撮影。
使用機材:キャノン EOS R5、 EF600mm F4L IS II USM、✕1.4TC装着。三脚使用。
Posted at 2022/06/27 20:48:28 | |
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