
さて釧路市内に二泊した夜明け前にホテルをチェックアウト。
実は宿からさほど遠くない所に丹頂鶴(タンチョウヅル)を観察できる場所があるのです。
目指すは二カ所。
とある川でタンチョウたちが寝ている場所(いわゆる塒(ねぐら))から攻めていきましょう♪
この場所は橋の上からタンチョウの塒を観察できる貴重なポイントで、釧路湿原一帯で保護しているタンチョウが観光客に人気となり、野鳥ファンが塒に近づくのを防ぐために距離を置いたこの位置に橋を架けたとの話もあります。
この橋の広い歩道の上から観察できますが、昨今は観光バスまで来ると聞くのでだいぶ早くホテルを出発しました。
現地に着くと案の定すでに大型観光バスも2台到着しており、見ると殆どが中国からの観光客のようです。
日の出50分前だというのに三脚を立てる場所が限られていました(汗)。
運良く日本人常連カメラマン氏の横にお邪魔させていただけて、いろいろとお話も伺うことができました♪
夜が明けてきて凍らない川で寝ていたタンチョウたちも起きています。
関東で越冬するハクチョウも川で目覚め、朝7時頃になると次々に飛び出して餌場(白鳥の場合、畑など)へ向かいます。
しかし、この日のタンチョウは待っていても何故か一羽も飛び立ちません。
7時を過ぎ、7:30も過ぎ・・・・・・常連さんもこんなことは珍しいと言っていました。
雑談をしながらも彼らが「朝ごはんを食べに行かないわけはない」とポケットの中のふたつのカイロで少しでも手を温めつつ辛抱強く待ちます。
そうして8時を回ったころにようやく一羽、二羽と飛び出しました♪
頭の茶色い個体は去年生まれた「幼鳥」と思われます。
この塒にはゆうに150羽以上は居たでしょうか?
立て続けに家族単位?で飛び立つ姿に興奮しながらシャッターを切りまくります。
白鳥とは違う趣に北海道に居ることを実感しながらひたすら寒さに耐えます(笑)。
足環を付けている個体も居ました。この地域で手厚く保護されていることが分かりますね。
他の冬鳥と違い越冬しているわけではなく、北海道で繁殖、生活しているそうです。
撮れ高も上々で流し撮りする余裕も出てきます(笑)。
それでもまだ飛び立たない個体も居て、川で小魚を採食しながらまったりする子も。
身体の芯まで冷え切りましたが、タンチョウの塒での行動を見ることができて満足です♪
動物園ではない自然のタンチョウは北海道ならではですので。
そしてその後、再び移動して近い場所に有る「サンクチュアリ」に向かってさらにタンチョウたちの行動を観察したいと思います。
・・・・・・・・三日目・後編へ続く。
Posted at 2024/03/02 06:24:39 | |
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