GSX400FWRのブログ一覧

・・・という訳で、早速刀の彼を付き合わせて七里ヶ浜まで夜走りに行って来ました。

暑くもなく寒くもなく、走るにはちょうど良い気温。夜風が気持ちいい。


今晩は海沿いのＲ１３４ではなく、新湘南バイパスの側道で辻堂へ抜けて、先ずは江ノ島に。

世間は三連休初日の夜だというのに、かなり空いていて走るのにはちょうどいい。

海に出る手前の住宅街を抜ける時、散歩中の犬と戯れていたネコがいきなり猛ダッシュで飛び出してきた！しかも一旦渡りきるかというところで、また引き返す！
『バカ～！来るな～っ！』危うく轢きそうになるも、箱根並みのハードブレーキングで何とか回避・・・危なかった～(^-^;ダメでしょ！道路に飛び出しちゃ！


まぁそんなこんなで辿り着いた江ノ島。ここにバイクで来るのは、一緒にいる刀の友人が１９８５年に連れて来てくれたのが最初だった。

もちろん当時もＦＷ。ただし２５０。彼は刀には刀だけど２５０Ｅ刀の３型。

昔（２８年前）の江ノ島を知ってるバイク乗りなら解ると思うけど、当時の江ノ島と比べると、来るバイクの毛色も随分様変わりした。先端の防波堤まで入れなくなってから数も激減した。


一服してから再びＲ１３４に戻り、少し走った先にある七里ヶ浜のコンビニへ。
ここは夜走りの時にはよく寄る所。海が店の真ん前にある。浜では季節外れの花火を楽しんでる。


今夜はかなり潮の香りが強く、ＦＷもたっぷり塩分補給・・・ヤバい！早く帰って拭き取らなきゃ！

刀の彼と二宮で別れた後、のんびり走りながら飯泉の交差点にある２４時間営業のＳｈｅｌｌで給油。タンクは常に満タンにして、錆の発生を防ぐようにしている。

家の近くのコンビニまで戻り、ちょっと一服。ちょうど横がＪＲ東海道線の線路。下りの最終が来る頃だ。夜の東海道線は、貨物列車が引っ切りなし。
貨物列車が通り過ぎると再び静けさが戻る。無音の闇の中に、コンビニの照明がやけに明るく白々しい。

最近、このコンビニは灰皿のところに二人掛けの木製のベンチを置いてくれた。なかなか気が利いている。
そこへ座りながら、ベンチの真ん前に置いたＦＷを見る。とにかく何も考えずに見る。

この何も考えない、というのがなかなか難しい。考えようとしないと思った時点で既に考えている事になるので（笑）、これがまた厄介。

夜の静寂？黙？しじまの、この感じがいい。
佐野元春さんの歌詞だったか・・・『そして静まり返った闇の中で息を潜めてると、世界中でたった一人取り残された気がして・・・』というのがあった様な気がする。まさにちょうどそんな心境。ただし取り残されたって部分は寂しさではなく、邪魔くさい物が周りに何も無い、という感じ。つまり浸れるっていうこと。


久しぶりの夜走りは峠道とはまた違った楽しさがあって、なかなかＧｏｏｄです！

『運』とか『運命』って、やっぱりあるのかな・・・と、時々感じることがある。


手前の刀は友人の物。１１００のＳＢＥ。
本人が嫌がるのであまり詳しくは書かないけど、いつもの店で組まれた貴重な１台。普通だとなかなか手に入らない部品も、付いてる。


彼と最初に出会ったのが１９の時だから、ＦＷに乗っているのとほぼ同じ時間を過ごして来た事になる。


この歳になると付き合いもそれぞれ。たまに連絡を取り合う奴、年賀状だけの奴、全然音沙汰無しの奴・・・。

彼とは何故かずっと、ほとんど絶え間無く続いている。バイク、釣り、酒・・・喧嘩もする。『そんなならバイクなんてヤメちまえ！』なんて言ってしまった事もある（そんな事を言う資格なんて自分には無いし、バイクに乗るのを止めろ＝完全否定じゃんね、ごめんね）。
まぁお互いに何でも言える間柄なんだろう。そんなだから、変な気の遣い方はしない。逆にずっと黙っている時だってある。


性格も全然違うし考え方も全く違う。

でもたった一つだけ似ているところがある。自分のバイクへの接し方。そこだけ。


世間一般でいう普通のバイク乗りと俺達二人はちょっとズレてるってことに、最近気付いた。

この写真の中の２台を見れば、解って貰える人もいるのかなぁ・・・。


足腰が悪くなって乗れなくなるのか、はたまた大病にかかって乗れなくなるのか、或いは痴呆か・・・まぁ先の事は解らないけど俺は乗り換える予定はないからさ、それまでもう暫く付き合えよ、な。

もし出来ることなら、この２台で。

昨夜、約一ヶ月ぶりに家に戻って来たＦＷ。

朝から良い天気！
拭き掃除していたら、あっという間に昼近くに・・・調子を見にちょっと出てみました。
とりあえずは箱根、先ずは箱根、何は無くとも箱根！

以前は中腹辺りから吹け上がりが悪くなっていました・・・が、全然スムース。
ストレス無く上っていきます。６速で大丈夫！
そのまま三島方面に下ります。雲ひとつ無い最高の秋晴れ。景色も最高！



そのまま１国を西へ。



蒲原付近。この辺は海沿いで気持ちいい。駿河湾が綺麗！



静岡まで来て、とりあえず昼食。たまたま見つけた“みなみグリル”さんに入りました。
メニューを持って来てくれた同い年位のオーナーシェフが『私も乗ってたんですよ』との事。



美味しく頂いた後は、今年の鈴鹿の時にお世話になったモーターサイクル山崎さんへ。
もう二ヶ月近く経ってしまったんだなぁ・・・１時間位も長居して鈴鹿やら津田さん、ヨシムラジャパンのお話しをさせて頂きました。





また来年も鈴鹿に行きたいなぁ。

今日はとりあえずここでＵターン。お店を出て少し走ると・・・カブった様になってしまい、エンジンストール。とりあえず再始動して、そこからは全く問題ありませんでしたが一体何だったんだろ・・・？

今日は本当に天気がいい！富士山もバッチリ（富士川橋の上から）！


先日ｂｌｏｇを書きながら学生時代に住んでいた下宿を思い出して、今日はちょっと寄ってみました。
そういえば下宿とＦＷの写真を１枚も持っていなかった。
ここに住んでいたんだよなぁ・・・もう２７年経っちまった。



植え込みも伸び放題だけど、何もかも当時のままだよ・・・。



看板もそのままだ・・・。



写真を撮っていると通りを挟んだ反対側の畑からこちらを見ている、農作業中の老夫婦。
もしや！と思って近寄ってみると・・・なんと大家さんだ！下宿のおばちゃんだよ！
元気そうで何より！



もう何も言う事はないよ・・・話したのは２７年ぶりなのに、おばちゃん全然変わってない。
俺、当時のおばちゃん位の年齢になったよ。子供もちょうど当時の俺の年齢だ。
時代は一周したんだ。

学部が移動してしまって今はもう学生は一人もいないって言ってたけど、出来たらこの下宿、いつまでも壊さないで！

また来るよ！

遅い・・・長年ＦＷに乗っているにも係わらず、そう思ってしまいました。
しかし誤解しないで下さい。決して遅いのではありません。


復活したキャブレターがきちんと機能する様になった結果、新車当時の・・・というと少し大袈裟かもしれませんが、ＦＷが本来の性能を取り戻しました。

ＧＳＸ４００ＦＳインパルスの空冷エンジンをベースに水冷化されたＦＷのエンジンは、高回転型でありながらピーク時だけの出力を狙って開発されてはいません。
カタログデータだけみればＦＷは５０馬力。これは同時期に発売されていた各メーカーの４００ｃｃに比べると、むしろ低い数値です。

'８３年のＲＩＤＥＲ'Ｓ ＣＬＵＢにも書かれている内容ですが、超が付くほどのフラットなトルク特性に加えて、呆れるほどのニュートラルステア、これがＦＷに与えられたキャラクターです。
実際には速度が出ているにもかかわらず、ライダーにはそれを全く感じさせません。それが２５０にしても４００にしても、ＦＷが遅いと感じさせる由縁です。


昨夜の帰り道に試してみました。６速でもあまりにもストレスなく最後まで静かに回るエンジンが、遅いという錯覚を起こさせたのでした。

当時Ｆ３には全く関与していなかったと言われる渡利氏ですが、感服致しました。言葉がありません。初めてきちんとこのキャブレターを整備してくれる方にお会い出来ました。

カスタムやチューニング、或いは今回の様な基本に則った整備にしても数学と全く同じで、答えはたったの一つなのだと改めて感じさせてくれました。

さ～てと、行くかあ