・・・とはいっても私の勤め先は、ニュースでやっているような9~10連休という世間一般の企業とは違い、4日と5日の二連休のみです。
普段でも連休は1年間に数える程度なので、連休ともなると何処へ出掛けよう、何をして過ごそう・・・と、ワクワクしてしまいます。
短いからこそ、この二日間を大切にします。
ここ数年のGWは車で奥三河や遠州方面に出掛ける機会が多く、毎年の恒例行事みたいになっていました。今年も行きたいなぁと思っていましたが、数日前からふとFWで行ってみようか・・・等と思い始めました。
しかし宿は既に予約でいっぱい。5日は天気が崩れる予報なので、確実に日帰りでなければなりません。
不安材料はやはり体力。集中力が途中で途切れて事故違反をしないで無事帰って来れるか・・・数日間ずっと考えました。
しかしいくら考えてたところで答えが出る訳でもなく、結局出発前夜まで迷っていましたが・・・FWで行く事にしました!
遠出をすれば疲れるのは当たり前ですが、これから先を考えると身体能力的には衰えていくので、やるなら今でしょ!という訳です(笑)。
土曜日は仕事が終わって帰宅したのは10時過ぎ。家の事やら準備やらをして、風呂に入って2時半頃までは起きていました。
3時半・・・起床。
平日なら絶対に無理ですが、こういう時はちゃんと起きられるんですよね。
エネルギー源が勝手に予備へと切り替わる装置が、どうやら私には備わっているようです(笑)。
予め準備は完了しているので、着替えて家の外へ・・・真っ暗です。
新聞配達のカブが走っています。
時間が時間なので、暖機運転は近所迷惑。惰性で東海道線のガード下まで行き、一服しながら暖機運転を行います。
エンジンのクラッチカバーがほんのりと暖かくなるのを待ってから、出発!
国府津ICから西湘バイパスへ。いつものPAには寄らず、横目で見ながら通り過ぎます。2輪の駐車スペースには数台のバイク。さすがにGW。
西湘バイパスから外灯の少ない真っ暗な箱根新道へ。まったくいつものコースですが、走り方をいつもと変え、上体を起こして肩の力を抜き、手はハンドルに軽く添えたまま、腰の体重移動だけでカーブをクリアーしていきます。長い距離を走る時には出来るだけ疲れない姿勢で走ることが大切ですよね。
県境の頂上を越えるころには東の空が、ぼんやりと薄明るくなってきました。
そのまま1国を三島へ下り、伊豆縦貫道へ入ると空も山も海も、そして家並みも辺り一面を包む景色全てが紫色。昔、ユーミンのアルバムの中に“DAWN PURPLE”という曲がありましたが、夜でも昼でもない・・・まさにその時間帯。
沼津からは新東名で西へ向かいます。早速NEOPASA駿河湾沼津で最初の休憩。結構寒いです。厚着をしてきて良かった・・・。この時期って昼間は汗ばむほど気温が上がりますが、朝晩は冷え込むので服装が難しいです。
一服して直ぐに出発。
駿河湾を左の眼下に望みながら、新東名はかなり山の上を走ります。富士川を越えてバックミラーを見ると・・・これは絶景!小田原や平塚からも富士山は大きく見えますが、やはり静岡側から見る富士山がイメージ的には一番合います。
この辺りから急にトンネルの連続です。風も少し出てきて、体感温度はかなり低いです。
次のNEOPASA清水にも立ち寄ります。
成田を3時半に出てきたというHARLEY乗りの方と暫し話します。これから岐阜に向かうとの事です。
青い空、木々の緑。多少風はあるけど最高のバイク日和・・・FWで来て良かった!
車で来ていたらバイクの人達を羨ましく感じ、きっとFWで来なかった事を後悔していただろうな・・・。
トイレを済ませ、再び西を目指します。
新東名は実家の直ぐ近くを通ります。この正面の山の際にある道を高校の3年間、毎日自転車通学で走っていました。
静岡以西の新東名をFWで走るのは初めてなので、全てのSAに立ち寄りました。
FWで行く新東名、各駅停車の旅(笑)!
掛川で軽い朝食。これは静岡おでん。でもちょっと違うんだよなぁ・・・串に刺さってないし、汁も黒くない。
今ではB級グルメブームでメジャーになったけれど、駄菓子屋か小さな雑貨屋にあって、子供がおやつ代わりに食べるのが、静岡おでんの本来あるべき姿。
更に西へ。
タンクローリーの後ろに映る自分の乗車姿勢を確認(笑)。
天竜川を渡って少しはしるとNEOPASA浜松。規模も大きく、色んな店や施設もありますが、目についたのが・・・これ!
バイク乗りにとって浜松といえばオートバイの街・・・これは当たり前。しかし浜松は鰻・・・もありますが、楽器の街でもあります。
トレーニングドラムをちょっと叩いてみました。学生時代は軽音楽部でしたが、20年ぶり位なのでさすがに当時の様にはなかなか打てません。今でも簡単なフレーズなら叩けます(笑)。
あまりゆっくりも出来ないので、再び西へ。
いなさJCTから三遠南信自動車道(無料)へ。長いトンネルを抜け、鳳来峡ICで下ります。
国道151号線を豊川方面に左折して、向かった先は・・・道の駅“鳳来三河三石”。
この建物自体、私の知る限りでは80年代の前半にはありました。
道を挟んで反対側には小川が流れています。川にはたくさんの小魚がいます。上から見るとハヤ(オイカワやカワムツ)が多く、アマゴやマスは見えませんでした。
橋が架かっています。向こう岸には藤が咲いています。
80年代、この橋は木と土で出来ていましたが、コンクリートの橋に架け替えられていました。
この道の駅は浜松や東三河のバイク乗りに人気があるようで、沢山のバイクが立ち寄っていました。さしずめ奥三河の第三京浜保土ヶ谷PAと言ったところでしょうか(笑)。
一応記念撮影しときますか。
道の駅の隣りは田んぼ。ちょうど水を張り、土をおこしている最中でした。
こういう風景、最近すっかり見なくなった。
子供の頃はこのタイミングを逃さずに田んぼを探すとオケラが沢山採れたのに、上からちょっと覗いた感じでは全くいませんでした。
5月といえば、やはり鯉のぼり。
ぐったりしてます・・・。
さて時間も11時を過ぎ、ちょっと早いですがそろそろ昼食の時間です。
昼食は直ぐ近くのお店へ。ずっと行ってみたかったというか、以前(とはいっても1983年か82年の頃)、一度来た事があります。
お店へ向け、道の駅を出発しま~す。
つづく・・・