1月生まれですが、冬の寒さは大の苦手(笑)。
一番好きな季節は生命感に満ち溢れた夏です。
そして何かと忙しいのも夏。ブログも1ヶ月以上滞ってしまいました。
それでは前回のブログに書いたヨシムラツーリングブレイクタイムの後から。
実家のある静岡は7月盆ですので毎年帰省します。
墓参を終えてから、朝食は前の晩にスーパーで買っておいた半額の天ぷら弁当を池の畔で。
鯨ヶ池。別に鯨がいる訳ではありませんが何故かそういう名前。

コイを始め、ヘラ鮒、タナゴといったコイ科の魚の他、ウナギやライギョ等の様々な種類の魚が居ます。中学の頃には自分の背丈とそんなに変わらないんじゃないかと思う位の大きな草魚も居ました。
池の水面にはびっしりと菱が繁茂しています。中学~高校時代には時々釣りに来ました。
一休みしてからのんびり安倍川沿いを走って見月茶屋へ。年に二度の贅沢です。
1階にはヤマメを焼く囲炉。
2階が座敷。ここはちょっと複雑な作りになっていて、中2階に調理場があります。
樹々の緑と蝉時雨で、窓の外は夏。
料理が運ばれてくるまでの間、1階に降りて水槽で泳ぐ魚を見ましょう。
体側に朱点のあるアマゴに混ざって・・・
朱点の無いヤマメも。今年に入って釣りに行った渓もそうでしたが、最近ではあちこちで本来生息域ではない場所でヤマメの姿を見掛ける様になりました。
料理が運ばれて来ました。
淡白な御刺身。一緒に添えてあるのは本山葵。何とも言えない風味があり、柔らかな辛さです。
安倍川の上流は山葵栽培発祥の地で、その歴史は江戸時代まで遡ります。今では伊豆の天城の山葵も有名ですが、この安倍川の上流にある有東木という場所から伝わったものです。
サクサクとした歯触りの唐揚げ。
フワッと軽い食感のつみれ揚げ。山芋が入っているのでしょう。
こちらは昨年来た時には無かった新しいメニューの南蛮漬け。稚魚が使われています。
程よい甘さの甘露煮。
塩焼き。川魚でご飯を食べていると、日本に生まれて良かったとつくづく感じます。

ご馳走様でした!
帰り道に鈴鹿でお世話になるモーターサイクル山崎さんを訪問してから帰宅。
そして・・・夏と言えば『鈴鹿』。
7月に入るとヨシムラツーリングブレイクタイムの前後に合同テストがあります。マシンの仕上がり具合や問題点、エントリーライダー等色んな情報を教えて頂いたりしますが、そうした事は誰もが自由に閲覧出来るブログにはチームや主催者側の正式な発表があるまでは残念ながら書けません・・・。
しかしそうした様々な情報や、ライダー自身がSNSを通して発信する情報を読みながら、今年はどうだろうか?と、あれこれ想像しながら過ごす時間は楽しいものです。
鈴鹿への当日、朝早く出発。静岡へ向かいます。
予定通りの時刻に到着。既にバスは到着していました。
しかしここで痛恨のミス。カメラが無い!バッグに入れたつもりが置いてきちゃったのかなぁ・・・しかしこの期に及んでどうしようもない(笑)。
少し離れた指定された駐車場に車を停め、コンビニで飲み物を買ってバスに乗り込みます。
2年ぶりの鈴鹿。
鈴鹿というと一番最初に頭に思い浮かぶのは何故かサーキットではなく、ここ。
出発してから新東名まで窓の左側に広がるこの光景。
取付道路の下には麻機沼。
鷺が沢山います。
新東名が見えてきました。数日前にも来たばかり。
バスは新東名に乗り、安倍川を渡ります。
さて、飲みましょう。飲み過ぎると後が大変なのでこれ1本だけ。
その後は車内でウトウトしているうちに到着。
天候は薄曇りでしたが、バスから降りると結構な暑さです。メインゲートに到着。
たった2年ぶりだというのに、何だか懐かしく感じます。
今年は鈴鹿8耐40周年。サーキット内の色んな場所で様々なイベントが催されるみたいです。
メインスタンドが見えてきました。
鈴鹿に来る前日、こんな物を買いました。
今年の3月、SUZUKI Endurance Racing TeamのAnthony Delhalle(アンソニー・デラール)選手がル・マン24時間レースに向けてノガロサーキットで練習中に転倒、還らぬ人となりました。
2011年以降、12、13、15、16年と5回も世界耐久チャンピオンに輝いた選手でもありましたし、毎年鈴鹿では応援していたので、とても残念でなりませんでした。
初めて鈴鹿に行った年にはドミニク監督に一緒に写真に収まって貰ったりもしました。
しかし買ったはいいけど、渡すチャンスなんてあるんだろうか?相手は昨年の世界耐久チャンピオンチーム、自分は単なる日本の一般ライダー。共通点はスズキのバイクに乗っているという1点のみ、12万4千人の観客の中にあって接点なんか全くありません。
最悪の場合はヨシムラかスズキのどなたかにお願いして渡して貰おうとは思いましたが、出来る事なら直接渡したい・・・それが出来るかどうかは自分の持っている運だろうと思い、散々悩んだ末に買いました。
そしてサーキットに着いて早々、そのまさかのチャンスが・・・。
スズキブース前で集合写真撮影の直後、何やら後ろのDUNLOPブースでトークショーが始まったなぁと思い、振り返ると・・・何とそこには亡くなったアンソニー選手のチームメイトにしてエースライダー、Vincent Phlippe(ヴァンサン・フィリップ)選手。
インタビューが終わればピットまでは歩いて帰るだろうから、渡すのはその時だ。これは神様が与えてくれたチャンスに間違いない!
案の定、インタビューが終わったヴァンサン選手がブースから出てきました。ブースの周りはごった返しているので少し離れた所で、勇気を出して(笑)声を掛けました。伝わるかは解りませんが・・・
『I wish you the best,always support you!and・・・』
『to Antony.』
つづく
Posted at 2017/08/30 23:49:50 | |
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