
2日目。
「最後の晩餐」が飾られている「サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会」へ。
ダ・ヴィンチ・コードですな。
中は「最後の晩餐」を保存するために最新技術が用いられていた。
観光客は完全入れ替え制で入口・出口ともに二重扉となっており、中の人が全員出ないと入り口の扉は開かないようになっている。
人の吐く息も感知して空調などを調整するという厳重な保護っぷり。
というのも通常壁画にはフレスコ画法が用いられるが、ダ・ヴィンチはより重厚感を出したいために壁画に適さないテンペラ画法を用いたので絵の具の剥落が激しく大きく損壊してしまったとのこと。
そのため長い間修復されていたのだけれど、近年やっと当時に近い姿となって公開されるようになったらしい。
絵は食堂の壁一面に描かれているが、食堂の窓も絵に向かって左上にある。
なのでこの絵の通り左側の壁は暗く右側の壁は明るくなるため、食堂の部屋がそのまま「最後の晩餐」の絵の中に繋がるようにリアルに描かれている。
もの凄く迫力がある、素人目にも凄い絵だった。
「最後の晩餐」鑑賞後はミラノの市内観光へ。
ミラノ城ことスフォルツェスコ城、オペラ劇場として有名なスカラ座。
その前には1878年に完成したショッピングアーケード、ヴィットレオ・エマヌエーレ2世のガレリア。
十字の形をしているガレリアの中央部分のドーム天井にはアジア、アメリカ、アフリカ、ヨーロッパ大陸のフレスコ画が。
・・・オーストラリア大陸ない。(笑)
床にはまだイタリアが統一されていなかった当時の4大共和国の紋章のモザイク画があり、トリノの紋章である雄牛の急所で半時計周りに3回回ると願いが叶うとされているため、回りすぎて穴があいていた。
ガレリアを抜けると、イタリア最大のドゥオーモ(大聖堂)が目の前に。
あまりの凄さに、ありえなーい!!!(゜д゜;)としか感想がでない。
因みにこれでも世界では4番目の大きさになるらしい。
ファサード(正面デザイン)は総大理石で、高さは100m以上、一番高い所には黄金のマリア像があり、ミラノではしばらくこのマリア像より高い建築物を建ててはいけなかったらしい。
建築に500年以上かかっていて、100本を越える尖塔と2000を超える彫像があるゴシック様式。
中に入ると天井高いし柱も凄いしパイプオルガンもでかいし何よりステンドグラスが凄い。
間違いなくこのドゥオーモはうちの好み。
一番奥にある三枚のステンドグラスはまさに圧巻で、中央の円形大窓は13世紀のものらしい。
ドゥオーモ見学後30分ほどの自由行動になったのでガレリアまで戻り、カフェ(イタリアではバールと言う)に行くことに。
うちが寄ったのは老舗も老舗、ドゥオーモを眺められる位置にある有名店で1867年創業のバール。
暑かったので旦那はフローズン、うちはバリスタに絵を描いて欲しくてカプチーノ注文。
暑かったので凄く熱かったけど、とっても素敵で凄くおいしかった!!!
続く~
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Posted at
2010/06/19 20:25:37