
今年の2月1日に、昨年の大雪の悪夢は二度と味わいたくないとの反省から、リップを外して以来約5カ月、ようやく本日もとに戻りました。
前回外した時のブログには『つづく』なんて書いてたのに、先月あたりまではボンテージ巨乳との戯れの快楽にすっかり溺れてしまいwww、コチラの方は全くブログアップしてませんでした。
なので、いきなり最終回です(^▽^;)>
だがしかし、ジツはウラでちまちまと作業は進捗しておりました。
よって、本来数回にわたってブログ掲載するハズのものがイッキなので・・・・・長いです、いつもだけど(爆)
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昨年、全く同じ作業を行ったんですが、

仕上がった直後はこんなにキレイに出来たのに、、、
その後、ナゾの水疱瘡に侵され、徐々に発疹がアチコチにぶつぶつと。
そして、1年後には、この有様です( ̄Д ̄;
自分なりに原因をアレコレ考えた結果、、、
1.そもそも、このエクゼのカーボンリップは、リアルカーボンのシートを型に入れ表面を透明樹脂で固めたもので(それが骨格そのもの)、それを過去に2度ほど強くブツけてしまったため、かなりヒビが入っています。
2.なので、表面をいくらキレイにして上から塗装しても、骨のヒビはそのままなので、振動や衝撃でヒビが僅かでもズレると裏側から『空気』が入ってしまいます。
3.さらに、前回は塗装前に表面をピカピカに磨きすぎて、かつ下地塗装をしなかったため塗料のノリが非常に悪く、それに輪をかけて、ウレタンクリア塗装という非常に強い皮膜を形成するクリアを使ってしまったため、たまに下をコスったりして衝撃を与える度に、クリア層は割けずに維持されたまま、その下にウラ側から空気が入って、水疱瘡状態がどんどん進行してしまった、、、、と分析しましたwww
以上の考察を踏まえ今回は、、、

空気が入らないように塞ぐのと、リップ自体の補強を兼ねて、FRPをウラ側に塗ったくりまして、

ツヤツヤしてる右側が塗ったところです。
この作業を行ったのが、確かGW後の結構暖かい日だったんですが、硬化剤の分量を少々間違えて、かなり早々に固まり始めてしまいました。
それ自体は、そんなに作業に影響は無かったんですが、カップに入ったまま結構余ったしまったFRPをそのまま放置してしばらく目をそらしてたら、なんか、モヤモヤ~と煙がぁ・・・・(・Θ・;)
あれ、なんや知らんがヤバイぞと、塗料用カップに触れたら、超発熱してんの(驚爆)
FRPって急速に化学反応が起こる(急に固まる)と発熱するもんなんでしょうか???
先程のケムリは、その熱でカップが溶けて(発火寸前?)出たものでした。
いかん、こんなとこで珍事件を起こしたら、タダでさえ変人&変態とご近所に思われてるのに、今度こそ通報されて、もう引っ越しを余儀なくされるぅ~w
とっさに、水をブッカケようと洗車用のホースを用意するも、
『まてよ、この化学反応がどういうものか良く分からないままに、水なんてかけたら、かえってバクハツしたりして。ほら、大昔の学生時分に化学のジッケンでやったじゃん。なんだっけ、まぐねしうむだっけか?(あれ、ちがうかwww)』
とか考えたら、なんか怖くなって、仕方なく1時間ほどじっと様子を見守る羽目に(爆)
その後、化学反応は徐々に緩やかになり(FRPがカチカチに固まり)、なんとか難を逃れましたが、その間はマジ怖かったです。
でも、その後5時間くらいは、FRPが中で固まった容器はずっとカイロ並に暖かかったですw。
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と、大変な事件を乗り越え、その後1週間後位から、時間を見つけては少しずつ塗料はがしです。
さすがウレタンクリア、そこらの溶剤ではなかなか落ちませんでした。なので、、、
#40の耐水ペーパーを使ってチカラワザでそぎ落としw。
最初は#100を使ったんですが、全く効率が悪く、#80→#60と試し、とうとう手元にあった最も目の粗い#40に行きつきました。
が、ここまで目の粗いペーパーは、本当に『砂粒』そのものです。ちょっと使うとすぐ砂がペーパーからぽろぽろ剥がれて直ぐに使いモノにならなくなります。随分とペーパーと体力を消費しました(TmT)
『このままではペーパーの在庫も体力も持たない。こーゆー時こそ電動工具だっ』と、試しにランダムサンダーを使ってみましたが、やはりまっ平らの面ではないので、非常に難しく、結局諦めて、ひ弱なワタクシの最も不得意とする体力勝負をそのまま続けることにしました(涙)
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カナリの時間をかけようやく元々のクリア層を剥がし、パーパー傷を取るため(#40を使ったのでカナリ深い傷)これまたかなりの段階を踏んで(#80→#100→#250→#400→#600→#800)キズ取りをして、なんとか表面を整え、ようやく塗装工程突入です。
#800だと、表面はまだまだすりキズだらけなんですが、少しでも塗装ノリを良くしようとここでやめとくことにしました。あとはなんとかクリアでカバーw。

前回の反省から、今回はしっかり下塗りを。ということでこれを採用。
どんな素材でも驚異の塗料密着度合い、魔法のプライマーとういうふれ込みだったんですが、ホントかいな~(爆)
小一時間ほど乾燥させたら、いよいよここから本番です。
過去2度の事故でバキバキになったリップは、実はこんなにも哀れな姿です。
(写真は2年前のものですが)

見るも無残ですw。
このまま、クリアを吹いても、下地がカーボンの黒なので、バキバキのヒビが非常に目立ちます。
色を塗ってしまえば良いのですが、そうすると同じエアロのサイドスカートとリアスパッツも塗らないとおかしなカンジになってしまうので、なんとかカーボン地を生かしたい。
と、去年もそう考えて発明した(爆)技法を、今回も全く同様に実施することにしました。
イメージは、コレです、、、
コイツをうまく使って、、、

バキバキが目立つ箇所を、濃いめに、先端、左右に行くにしたがって薄めにぼかし塗装をするのです。(
おヒマな方は昨年の奮闘記をコチラでどうぞw)

今回も、サンバースト塗装は、まあまあイイカンジに決まりましたww。
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そして、さらにまた小一時間ほど乾燥させ、いよいよ最後のフィニッシュです。

今回も一応、またウレタンクリアを用意したのですが、水疱瘡の悪夢をどうしても払拭できず、左のフツーのアクリルクリアを使うことにしました。
ジツは、ウレタンクリアの方がアクリルクリアと比べて、塗装のウデの悪さをカバーして余りある圧倒的スバラシー仕上がりになるのですが(マジで段違い)、何せこちらは事情が事情なものですからw、仕方ありません。ウレタンクリアは高いので(アクリルの2.5倍くらい)、ちょっと勿体無かったです。どなたかご用命があればお譲りします。500円くらいで(爆)
あんまり厚塗りすると、またまた水疱瘡の恐怖がアタマをよぎるので、2度塗りにとどめておきました。お陰で昨年よりもかなり表面が粗く、いかにもシロート塗装丸出し状態になってしまいましたが、発疹にまみれるよりはずっとマシですw。
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そして、塗装から早ひと月の時が流れ、ようやく本日再装着と相成りました。
ついでに、2年以上前に貼りつけて経年劣化が甚だしかったリップとバンパーの間に仕込んだLEDテープも、

いつぞやからの在庫品の未使用のものにお取り換え。

3年前から特許出願中(嘘)の、リップスポイラーフローティングマウント装置?。
万が一コンビニ駐車場などから出る際、段差で下を強めにブツけても、リップの端が浮き上がるようにすることによって、少しでも衝撃を分散させ割れないようにしようという涙ぐましい装置ですw。
これを、8か所あるバンパーとの固定ボルトのうち左右端から2個ずつ使ってます。
ただ、多数のナットや座金で構成されてるので、外す度に元々どうなってたか忘れてしまいます。
こんどこそ写真を撮ったので多分大丈夫でしょう。来年(爆)
ヤッパシ、まるでパンツを履き忘れたような、、、

この状態よりも、

コッチの方が、いいに決まってますw。
仕上げは(もっとも酷いバキ割れ箇所のハゲ隠しw)、

得意の『DANGER』アルミステッカーで。
約1年に1回ずつ、近所のABで購入し続けてますが、3年以上前からいまだに売ってますw。
そんなに人気商品なのかしら?
しかし、廃版になると困るのでこれからもずっと売ってください。(でもなぜかまとめ買いする気にはならないw)

やっぱり、去年の仕上がり具合の記憶があるので、相当イマイチで不満なのですが、たとえばオーディオなら、どんなに高価な機材を買い揃えても、あくまで『音が鳴ってナンボ』です。
まあ、プロショップではありえないですが、DIYではここが最も重要なポイントになりますw。音がいい、わるい以前に、とにかく鳴ること(爆)
ウチのクルマのリップも同様で、どんなに仕上がりがイマイチだろうが、とにかく『付いてるコト』が最も重要なところです(爆)
そういう意味では、付いてなかった5カ月が、まあ、どんなに長かったコトか、、、ハズカしくて前からの写真はその間ほとんど撮ってませんでしたもんねえ。
し
か
し
この先たった半年後にまた外す羽目になるのダ~、冬のばかぁ (号泣)
で、午後から雨がぱらぱら来たので、仕方なくコンパウンドでの磨きはそのうちすることにしましたw。
お
わ
り