ツルピカへの道、それは遠く困難な道のり。
ハンドルネームをezRingerからezPolisherへ変更する勢い(爆)で臨んだ昨日の磨き作業の結果をご報告いたします。
遡ること9月上旬、羽塗装時の「おつり」である
ウレタンクリア付着事故に気が付き、9/4の
千葉の柏市出張の帰りに立ち寄ったホムセン地下駐車場にて修復作業の第一歩が踏み出されました。
なお、以降車両の写真をいくら掲載しようが、ツルツルだのザラザラだのは一切写真では確認できないのでw、道具だけの写真にしておきます。ご了承ください。
1.もともと持ってた磨きグッズ
まず手始めに、ザラザラ被害をこうむった箇所でもっとも軽症だったトランクリッドの部分を手持ちのコンパウンドで磨いてみました。
左のは、緑(7ミクロン)、青(1ミクロン)、赤(0.2ミクロン)のホルツのミニボトルの3点セット、右はソフト99のメタリック車用のコンパウンドです(粒度不明、多分青と赤の中間くらいと思われ)。いずれも液体タイプ。
粘土クリーナーは水が大量に必要なのでこの時は使っていません。
結果、緑とソフト99のを使って2.5時間掛かって( ̄∀ ̄;)ようやくザラザラが気にならないレベル(ツルツルにはまだ遠い)になりました。
この時点で、この事故からの回復には生半可な知識と技術、そして人力ではどうしようもないことが結論付けられましたw。
2.デンドラ用スポンジと新たに購入した液体コンパウンド
今までのクルマ人生で、あらゆる磨き作業に電動工具を使ったことが一度もありません。
しかしながら、この時点では人力では不可能と結論付けていたので、デンドラ用スポンジを購入し、新たに調達したウィルソンの液体コンパウンド(0.5ミクロン)を使って、今度は症状が重いルーフに挑戦。
・・・
2,3回やってみましたが、なーにも変わりませんw。
電動パワーがコワかったので粒度の細かいヤツを使ったのですが、ホルツ7ミクロンで挑戦するも同じ結果。
ここで一旦諦め。
3.ついに、ランダムサンダー購入。そしてなんか強力そうな半練りコンパウンド。
そして、後日とうとうランダムサンダー(安物w)とソフト99の『ラビングコンパウンド』という半練りコンパウンドを購入。次回に備えます。
このコンパウンドもパッケージには細かいスペック記載がなく粒度不明なんですが、まあこの手のヤツは、液体⇒半練り⇒固形 の順で効能が激しくなっていくものなのでw、かなり粗目なのではと推察できます。
4.別な治療法伝授
次回治療の前に、指導教授のY2先生に相談したところ、「目の細かい耐水ペーパーでやった方がよいかも。自分も過去にそうした」とお聞きし、#2000を数枚購入。因みに右の樹脂素材フィルム(これも#2000相当)は、近所のホムセンで#2000のペーパーの在庫が無かったため試しに買ってみたのですが、結局今回は未開封に終わりました。
因みに、磨きたい面のデコボコに対してコンパウンド粒子が小さい場合は『ボコ』に入り込んだ粒子が次の粒子に押し出されるだけで、要するに『ボコ』の穴が深くなっていくのを繰り返すのみでちっとも平らにならないそうです。んーなるほど深い σ( ̄、 ̄=)
して昨日、手始めに耐水ペーパーでドアミラーのところをちょこっとだけやってみました。
(イキナリ屋根やボンネットは勇気が無く、、、orz)
教授に言われた通り、ほとんど上から力を加えず水をたっぷり与えながら撫でるように滑らす・・・
確かにほんの数回前後させただけで「ツルピカ」状態になりました。
しかーし、肌触りは確かにツルピカでもペーパーの擦り後がかなりハッキリ残ってしまいます( ̄_ ̄ i)。
これを、粗目から細目のコンパウンドで順に磨いていけば無事回復となるのでしょうが、小心者のワタクシは『一旦は擦り傷だらけな状態になる』と事実を前にしてどうしても踏み越えることができませんでした。
(バンジーは経験ないが、きっと絶対に飛べないタイプだなワタクシきっとw)
よって、時間、体力を大量消費してもコンパウンドで地道に行く治療方法を選択いたしました( ̄ー ̄;。
5.治療計画最終版
それからは、もう本当に覚えてないほど、手持ちのあらゆるコンパウンドの種類、順序、使用機器の組み合わせを試し、辿り着いた結論がこの組み合わせです。おお、シェリー、オレは辿り着けた(かも?w)
①まず、手動で半練りコンパウンドで磨く。
1回の磨きで、誰が触ってもヘンだな』と思える重症度合いだったザラザラボンネットが、『こんくらいの荒れたザラザラ状態のボディって、手入れを怠れば、まあフツーにあるよね』くらいに回復しました。
しかし、ここから先の世界が非常に大変で、『もう少しツルっとなりたいなぁ』と思うレベルに持っていくのに3回の磨きが必要でしたw。
②次に0.5ミクロンのコンパウンドで磨き。
最初のは磨き傷が少々できてしまうので、それを取り除く目的です。
③最後に、ランダムサンダーを使って0.2ミクロンのコンパウンドを水をたっぷり目(コンパウンド粒子少なめ)で、1mあたり10秒くらいのスピードで、サンダーの自重のみでサーッとなぞります。
回転タイプのサンダーなんてのは初めて使ったワケですが、デンドラより回転数は高い(まあ、とーぜん)のですが、トルクはかなり弱いんですね。
実は、スポンジとボディ面との摩擦抵抗によってサンダー本体の自重程度でもほとんど空回りしてスポンジ自体が回転しませんw。
しかし、回転軸自体が楕円軌道で動く(使用者からすると単なる振動w)ので、これが手作業では不可能なマッハの磨き運動となり、いい具合にコンパウンド掛けができるようです(ホントかぁww)
6.コーティング剤の変更。0ウオーターを試しに。
今回ザラザラ治療箇所以外も全面的にコンパウンドを掛け既存コーティングを剥いでしまったので、3年付き合ってきたソフト99のフッ素系と一旦お別れです。(在庫があるのでヨリが戻る可能性アリw)シリーズもののシャンプーやら拭き取り用タオル(コレ、とてもイイカンジ。今までにないような感触です)まで購入し、ABの売り上げに貢献w。
で、コンパウンド作業終了後、一度シャンプー洗いしてから早速試しました。どうやらガラス系らしいのですが、いまいち不満が残ったボンネットもトゥルットゥルになりました ヽ(‘ ∇‘ )ノ
7.こんなになってしまいました。
まぁ、前列の0ウォーターシリーズはApendix的ですがw、もはやコレクションw。
こんなワケで、この日だけで苦闘7.5時間、以前からの作業も入れてのべにすると約2人日の工数を掛けた作業がようやく一旦完了です。
ルーフをデンドラで磨いたとき、ザラザラは解消しないのに少々深い磨き傷だけが付いてしまって、それがそのままになってしまってるのが残課題です。(夕日の直射日光が浅い角度で当たったとき、もしくはガススタンドの水銀灯の下だけで見える)
というわけで、作業中にナウで一緒に泣いてくれた(爆)アドルさんに感謝の意を表明しつつ筆を置きたいと思います。
あっ、先頭の写真はボンネットに写り込んだ青空ですが、昨日は終日曇り空だったので今朝撮影したもののですw。