
昨日は、春のデッドニング大会第二回が、快く会場をお貸し下さった
ケントマンさん邸(ご実家)にて華々しく開催されました(参加2台w+指導教授)
数日前の週間予報では問題無かったのに、当日になって午後から雨の予報でちょっと心配です。
指導教授が到着される前に少しでも下準備をと、先日の第一回開催を予習として見学したワタクシは、ケントマンさんに「覚えたてのうる覚え知識w」であれこれとお教えしつつ、内装をバコバコ剥がしていると思いのほか早く教授がご到着されました。
ちなみに、デッドニングの話題になんでこの写真?と思われるでしょうが、これは後から関係してきますw。
午前中から、僅かにポツリポツリと時折雨が落ちてきましたが、気にせず強行で作業。
事前に準備した過剰な用具(爆)もそこそこの活躍を見せ、お昼までには右リア完、左リア8割進みました。
いつものごとく亀なワタクシは、早くもリア両方を完了されたケントマンさんに差を付けられておりますw。
昼食後、いよいよ空模様が怪しくなったところで左フロントに取り掛かりましたが、イキナリの本降りに備えて、右フロントはインナーパネルは外さないでおきました(この判断は正しかった)
で、左フロントを完了した段階でかなりの雨量になり、やむなくそこで中断。あわててドア4枚の内装を元に戻して残念ながらこの日は終了です。
一方ケントマンさんは、最後の右フロントがかなり進捗していたので、強行で作業を続けなんとか全部完了させました。
この後、しばらくケントマンさん邸カーポートの屋根の下で雨宿りしつつ車談義なぞかわし、17:30ころ解散となりました。
ちなみに、ケントマンさんご実家邸には、パピーのロードスター、マミーのプレマシーがあり、これに本日作業のケントマンさんのマツスピと、マツダ車に囲まれてなかなかシアワセな作業環境でしたw。
結局、運転席のみノーデッドニングという珍奇な状態で帰路につくことになってしまいましたが、何かアンバランスな音がするのかと思いきや、さにあらずこれでもかなりの効果を感じることができました。
ぶっちゃけ、そーとー驚きました。デットニング恐るべし。
・・・・・
そして本日は、最後に残した運転席ドアの施工です。
デッドニング作業にはあいにくの超晴れかつ高気温w。
制振材であるレジェトレックスのブチルゴムの容態が心配になります(直射日光の熱でデロデロ化)。
昨日は結局雨に降られたものの日が差していなかったので、そういう意味ではアウトドアでデッドニングには絶好のコンディションでした。
ドア1枚だけで余裕があるので写真を沢山残そうと思いましたが、途中でドアイルミの接触不良が発覚するというトラブルに見舞われ、デッドニング作業に取り掛かる前に配線の一部やり直しを余儀なくされ、結局余裕が無くなってしまいました。
また、前日施工した助手席ドアにどういう風に貼り付けたのかどうしても見たかったので、そのためだけにインナーパネル、ウィンドウガラスを外すということもしたので余計に時間が・・・
なんだかんだで取りあえず16:00には無事全て完了しました。
ここで、今回初体験(同じクルマそう何度もやらないでしょうがw)のDIYデッドニング作業について思ったことやプチ情報などを3点ほど。詳細は遠い未来のいつの日か整備手帳で(爆)
■1.作業はリアからが吉
キャリパー塗装などにも言えることですが、クルマに前後複数個付いてるモノは大抵フロントの方が重要です(もしくは目立ちます)。
リアで経験を積んで、より重要なフロントへという流れが良いかと思われます。
■2.窓ガラスはフロント21cm、リア17cm
作業は窓ガラスを外す(フロント)か閉めた状態(リア)で行いますが、ガラス自体をフリーにするため、ガラスとドア内の「昇降機」を繋ぐボルトを外す必要があります。そのボルトはインナーパネルのサービスホールのゴムカバーを取ると現れますが、フロントは窓枠から21cm、リアは17cm残して開けると丁度よくサービスホールから工具を差し込んでボルトを外すことができます。

リアは窓枠下端からガラス上端まで17cm

フロントは窓枠下端からガラス上端まで21cm

これはフロントドアのインナーパネルです。サービスホールが2箇所あり、先のデータのように絶妙な位置にガラスを下げると丁度良くボルトのアタマが見えます。これがズレると、パワーウィンドウのモーター(この写真に写っていない左側の方にあります)を外さなければなりません。
リアはボルトは1つなのでサービスホールも1つです。
今日作業していて思ったのは、内装パネルを外すときドアと内装側を繋ぐコネクタは外さずに、このサービスホールのゴムを取って中を覗き、ボルトが丁度良い位置になかったら、フツーにキーONでウィンドウ位置を調整すれば良いことに気が付きました(^_^;。
■3.レジェトレックス(制振材)シートは、タイル状に切っておく
レジェのブチルゴムは非常に強力な粘着力で、ほんの僅か一瞬触れただけで二度と剥がれないくらいのイキオイです。リャンメンを貼るときなどとは全く別次元と思ってください。
つまり大きな面積を一枚でキレイにジャスト思った位置にシワ無く貼るのは至難の業です。(つーか、プロでなければ不可能と思われます)
ところが、レジェはできるだけ広い面積で一枚モノにするという努力をしても制振効果にはほとんど関係ないそうです。
よって、作業性向上のためある程度の単位でコマ切れにしておくとラクです。

ワタクシはこのくらいの大きさのタイル状を基本としました。これ以上小さなコマ切れにしてしまうと、逆にシールを剥がす回数自体が増えてしまうのでかえって大変そうです。
ワタクシの施工結果です。
予定よりちょっと多すぎました(爆)

右(運転席側)リア

左(助手席側)フロント
最後に、デッドニングの効果についての感想を。
先にも記述しましたが、クルマのオーディオ装置や普段聴くジャンル、好みもあると思いますが、ワタクシ的には超絶な効果が体感できました。全く持って驚きを禁じえません。
端的に表現すると音が非常にタイトな感じになりました。
結果論ですが、今まではどうも100hz~200hzくらいの低域があまり良く鳴っていなかったようです。
ワタクシのサブウーファーはカットオフを100hzに設定してるので、上記の帯域はドアスピーカーの守備範囲なのですが、これが締まった良い音が鳴るようになったせいなのか、この帯域外の音も今まで知らなかったアレンジに気が付いたりしましたw(死ぬほどヘビーローテなKARAなのに・・・ばく)
純正オーディオをグレードアップ(たとえスピーカー交換のみでも)されているのなら、デッドニングはやって損は無いと思います。
教授、いつもながらのご指導、誠に感謝しております。
ケントマンさん、会場のご提供ありがとうございました。良かったですよねデッドニングやれて。
・・・・・
本日、施工終了後ちょっとクルマで出かけましたが、KARAがよりサイコーになりました(鳴りました)。
運転中にそのまま気絶しそうです(キケンw)
オー、マイハニー、スンヨン。君の澄んだ歌声がどこまでも響き渡るよ(呆爆)
※”・・・・”以降の最後の数行は無視してください。
★5/5 追加
今回使用した用具を紹介します。
中央のマイルドセブン1は各用具の大きさ比較のためです(ま、休憩時間に必要なモノではありますがw)
右側の工具一式は内装およびインナーパネル着脱のためで、デッドニング作業自体使うものではありません。
右端の緑のグリップの10mmのボックスドライバーはインナーパネルの着脱に非常に重宝します。
ソケットレンチでももちろん作業は出来ますが、多分こちらの方が使い勝手が良いです。
3件のホムセンを巡り歩いてようやく見つけましたw。なぜかあまり売ってない。
ローラーはぶっちゃけあまり使いませんでした。多分無くても作業できました。
せっかく用意したから使っただけです。狭いところや端っこに入らないので意外と使い勝手が悪いです。
その代わり、白い大小の樹脂製のヘラがとても役立ちました。
これは絶対有った方が良いです。特に樹脂製なのでイイカンジでしなるのと、薄いので狭い隙間でもバツグンの作業性です。レジェの粘着面の保護シールを剥がす際も、このヘラの角のところを使うとグッドです。
あと、ハサミの上にある小さなしゃもじ。これは先と柄が丸いことがポイント。
サイドインパクトビーム(断面がコの字型の部分)にレジェを貼るとき活躍します。
それでもワタクシは失敗してレジェが破けてしまい、アルミテープで補修しましたw
ハサミは出来るだけ刃渡りの長いヤツが良いです。ホントは裁縫用の裁ちバサミくらいにもっとグリップがオフセットされたのが良かったのですが、見つかりませんでした。
これは360円くらいのステンレス製ですが、ブチルゴムがほとんどこびり付くことなく快適でした。
ブチルゴムが付き易いハサミだと、それを落とすだけでパーツクリーナーをほとんど消費してしまいます。
吸盤フックはフック部分を折り曲げて吸引するタイプを4つ。リアウィンドウを固定するのに必須です。
作業グローブも必須。手のひら側にウレタンコーティングされている出来るだけ薄いヤツが良いです。できれば2セットあると良いですね。
マグネットトレーは小さいのを4つ使いました。これは、ドア1枚で外すボルトやタッピングビスが非常に多いので、ドアごとに1つ使います。前後左右それぞれの座席足元に置いておくと元に戻す際に便利です。
トレーが無くとも何らかの方法でドアごとにネジ類を分けておかないと後でネジが余ったときかなり苦労しますw。
かね尺は、神経質な人向け(爆)。 まあ、長さが計れるものがあるに越したことはありません。
今回、この写真にあるものを全部新たに購入したわけではありませんでしたが、逆に散々悩んだ末購入し、結局使う用途が無かったものもいくつかあります。ハズカシイので掲載しませんでした(爆)