
まさか、その4日後に急病で入院してしまうことなど想像できるはずも無かった2週間前の9/11(日)、約2年ぶりに『逮捕必至、変態計測ごっこ第5回目』をカマしましたw。
フロントのユニットが3Way化されてからは初ですね。
この行為は特に人様に直接ご迷惑を掛けるようなものではないのですが、行為中の外からの見た目があまりにも奇特なカンジなので、ほとんどの一般的な人々にとっては間違いなく目を背けたくなること受け合いです。

まあ、こんな風でw。(冬場と違ってマスクしてないだけ多少マシか)
要するに、ナビ付属の計測用マイクを長い木の棒の先にくっつけて、可能な限り耳の位置で音を拾って録音しようというワケですw。
ついでに過去の懺悔
初めての変態行為
調子に乗って2回目
3回目はブログアップ無く、
4回目は近隣の公園で変態行為(自撮り写真は無し)
しかーし、見た目がどんなに変態的であろうが、これはワタクシ的には至ってマジメな取り組みなのであります。
録音には『SoundEngine』、再生・解析には『WaveSpectra』というFreeソフトを愛用してます。
基本は、20Hz~20kHzのサイン波のスイープ音を再生し、『左右それぞれの耳の位置で』どの帯域にピークやディップがあるのか調べるってのと、あとは、スピーカーのまん前にマイクを設置し、ユニットそのものの車載状態における周波数特性を調べるのと(これは見た目は変態的でないw)、大体この2種類の計測作業がメインになります。

スイープ音を再生しつつ・・・

SoundEngineで録音(Wavファイル化)
で、まずはイコライザーをフラットに戻して、後は特にナニも変更せずに左右の耳位置で録音した結果(サブウーファ以外は全部鳴らしてます)。
■左耳
■右耳
左右ともに1.2kHz~1.8kHzあたりにかけて落ち込みが見られます。
特に1.69kHzあたりが左右ともにディップがあり、サイン波の1.6kHzを再生しても他の帯域と比べて明らかに聴感上音が小さいのがダレでも分かります。
高域の乱れは右側が顕著で、多分運転席側のユニットのツイーター、ミッドハイの位置があまりよろしくなく、ドアのガラスやメーターフードなど色々と反射の影響があるようです(まあ、ある程度は仕方ないのかな)。
但し、このあたりの高帯域はアタマの位置がちょっとズレただけで聞こえ方が変わってしまうので、そもそもユニットからちゃんと音が出てるのかを調べねばなりません。(耳の位置ではディップしてても、実際はちゃんと出てるかもしれない。その場合はユニット位置変更で解決の可能性あり)

こんな風にユニットの正面約15cmのところにマイクを設置して録音します。
計測対象のミッドハイは、上下ともクロスをフリーにしてフルレンジ状態にしてます。
また、この場合は対象ユニット以外はすべてミュートしてます。

これは、左のミッドハイですが、1.45kHzで一番深くディップしてます。1.6kHzあたりも落ちてますが、前者ほどではないですね。
他、ミッドハイ単体では6.3kHz、9.5kHzあたりにピークが見つかりました。これは、今回計測してみるまでは、聴感では気が付きませんでした。
また、ユニットのまん前での計測なので、右側もほぼ同じ結果でした。
実は、現在のALPINEの10㎝ユニットに交換する前、SoundStreamのヤツもそのまた更に前のJL Audioのも1.6kHzのサイン波で試すと極端にディップしてました。今回のようなスイープ音での計測はしていなかったけど。
ん~、こりゃ九分九厘巨乳ボンテージエンクロのせいみたいですな。
ユニット背面の定在波かナニか?
というワケで、今まで特にエンクロ内側には吸音材や制振材の類はナニも入れてなかったんですが、『ナニかが変わるかも?』という淡い期待を抱いて、本日、アレコレと手持ちの色んな部材をぶっ込んでみましたw。
入れては計測、入れては計測の繰り返しです(爆)。
まずは、

サブウーファのボックスにも使ってるコレ。

こんなカンジで敷き詰めてw

計測!w
お、いきなり効果あり。ディップしてることはしてるけど、前後の傾斜が緩やかになって多少浅くなってる。
最大ディップが1.37kHzと前の方に行っちゃったが、これって結局詰め物でエンクロ容量が減ったせいかしら( ̄▽ ̄;)?
続いて、コチラ

吸音でなく反射制御目的の板チョコwを手始めに4かけらほど・・・

本当は貼り付け位置が非常に重要であろうことは分かってるものの、どこに貼っていいかわからんのでテキトーですw。
ありゃりゃ、ナニも入れてない状態よりはマシですが、ミクロンウールの方が方がヨカッタですねぇ。
1.8kHzあたりより上の方もミクロンの方が安定しているようです。
うううむ、数が足りなかったか?

8個に増やしてみましたがw・・・

ほとんど、結果は一緒。貼り付け場所が悪かったかもしれないことは一旦無視www
そして、再び吸音系の・・・

エプトシーラー。ネット購入の格安品です。

コイツをエンクロ内側にスキマ無く敷き詰めて。。。
おおおおおw(゚o゚*)w、今まででイチバンの効果!
1.28kHzあたりが最もディップしてますが、ナニも入れてない状態と比較して相当な改善。
ということはですよ、手持ちの端材の吸音系で最も高価なコヤツを使えば、すんばらしー結果が期待できるのでは?

ミッドハイのメーターフードへの反射を吸音するためにも使ってるハニカムウェアーバー。
多分単位面積当たりの価格は、エプトシーラーの何倍もします。

エプトシーラーの場合と同様にスキマ無く敷き詰めます。
そしてけいそーーーーーくっ
のーーーーーーぅ <(゚ロ゚;)> ぜんぜんだめじゃん。高いのに(爆)
購入したの随分前だからなぁ。。。保管状態が悪かったのか、経年劣化?
という顛末により、みごと優勝したエプトシーラーさんが仮採用されましたw。
計測実験はすべて運転席側のミッドハイを使用していたので、同じ施工を助手席側にも施していよいよ試聴です。
最近めきめきとワタクシの横展開上位に食い込んできた、

LABOUM(ラ・ブーム)というグループ(フランス語で「パーティ」という意味らしい)
その中の更に大のお気に入りのこの曲で、あまりのスバラシさに気絶しかかってるオノレを事前に想像しつつ。。。。
あ、あれっ?なんか声が老けた(爆)
なんだかせっかくのボーカルの瑞々しさが、全部エプトシーラーに吸収されちゃったカンジでw。
ぷっしゅ~、しおしお( ̄_ ̄|||) 。
データ上の数値でいくら改善されたように見えても、あくまでも人間の耳で音楽を聴くワケですからねぇ。
以上、結果的に非常にかなしーオチでした。
まあ、次回はこれに懲りずに改善効果第2位だったミクロンウールで試してみましょう。
ところで、この計測結果にウソ偽りはありませんが、そもそもグラフ表示されたデータが正しいのか、ディップしてるのは何kHzだなんてのが本当なのか、まったくもって保障できませんことをお断りしておきますw。
素人+ふるーい低性能PCですからねぇ。だからこそ『ごっこ』なのでありまする。
お
わ
り