生態半減期について

原発の再稼動反対行動お疲れ様です。

さて、昨日なんか生態半減期の話が出たので記載しておきます。


物理半減期とは、その物質が崩壊して変わることを指します。
生態半減期とは、その物質の崩壊云々の概念ではなく、入ってきた物質が体の外に出て行くまでをいいます。
だから、体内にはいってきて、Aという物質がBになっても、出るまでの期間を言うので、もともと入ってきたAはいつになったら出て行くの？という期間を指します。
崩壊とかは関係無しに考えるので。

だもんで、生態半減期が物理半減期よりも長くなったりするというのは、概念がぜんぜん違うもんで、これですっきりされたかと。


131I-ヨウ素131
物理半減期：約8日
生体半減期：甲状腺で約120日。その他の臓器では約12日

137cs-セシウム137
物理半減期：約30年
生体半減期：約70日

セシウム134
物理半減期：約2年
生体減期：約100～200日

ストロンチウむ90
物理半減期：約29年
生体半減期：約49年

結構ざっくりと書きました。詳しい数字とかは小数点以下になるし、そこはまあいいかって伏せました。


んで、じゃあ対策ってなるけど、セシウムとかヨウ素とかは前から過剰摂取はだめよって言っているじゃん。
カリウム取りまくってセシウム対策ｗとかそれやりすぎると、カリウム中毒になるし。ヨウ素だって副作用あるし。
だもんで必要な量ね、ってことになるし。これなんでも同じ。

これはストロンチウムに対しても同じで、ほんじゃカルシウム取りまくるぜｗとか、ビタミンD取り捲るぜってやると、いろいろ弊害があって、尿結石の原因とか、DとカルシウムのバランスでDが多ければ不足するカルシウムに対してストロンチウムが存在してたらそっち引っ張ってくるし。

だもんで、僕なんかは牛乳1日200ccくらい。おおいと300とか。毎日飲んでます。事故前はあまり飲まなかったですけど。
というか、ストロンチウム対策って言うか、おいしいからｗ

基本的に牛とかって、放牧じゃないですか。
こっからは僕の意見だもんで間違いもあると思うので、そこらへんはすいません。
んで、その地に生えている草を食べている場合、沈降比率だとセシウムみとけばなんとかなるってのは事実。草のストロンチウムとセシウムの移行係数見れば、セシウムのほうが高いし。
でも牛の定着率見るとまた話し変わるけど、そこまでいくともうどんだけ・・・ってなるから…僕ももうそこまで追っていないです。

んで、やっかいなのは、たとえばその飼料に蛋白源とかいってタコとか、卵の殻、それも90srの影響範囲で生産されたようなやつとかね、そいういうの混ぜられたりすると、もう濃度とか生体濃縮の具合が一気に変わるもんで、そういう場合はセシウムだけ追えばいいってのは一切通用しないです。

タコ出したのは90srの移行係数高いから。ほんだもんでタコでセシウム見ても無駄だよ。⇒行政さんへ。

あれ、何の話だっけ・・・？

あ、そうそう。
ほんだもんで僕が彩る季節をずっと使っているのは、あれが「その地で採れた飼料」を使用していますって書いてあったし、あれからもセシウム出てないし、ほんで飼料に対する記述が事実なら、当然90srも居ないはずと判断したから。

でも、こちらの設備では90srを判別することは出来ないです。
γ出ないので…

僕はこんぐらいのことしかできんけども、がんばっていきましょう。


追記

ほんだもんで、昨日のやり取りの中で、僕が言った
「生体半減期を除いて」という明確な根拠は、生体半減期と物理半減期は概念がぜんぜん違うってこともからめてあります。
でもあえて言わなかったのは、あのような人間に教える必要は無いと思ったから。