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静岡ホビーショーでも話題になっていたランチボックスミニを買ってみました。
キットの内容的にこの大きさの箱は必要無いのですが、多分「子供が喜ぶサイズ」なんでしょうね。
玩具は大人になってから見ると、子供向けの色んな工夫や配慮が見えて面白いです。

ヤフオクでふざけて入札したら落札されてしまったTA05(Ver.2)。
ツーリングタイプのシャシーを減らそうとしていたのに、逆に増えてしまった。
落札キャンセルするわけにも行かないので、ちゃんと取引しました。



商品説明通り、目立った傷は無い。
「傷は」ね…

車体左側のターンバックルが軒並み曲がっていることから、
左側から大きなクラッシュで荷重が入力されたことが伺える。
リヤの左側デフジョイントは割れている。
フロントのバルクヘッドを固定するネジ穴が馬鹿になっている。
毎度お馴染み中古シャシーの洗礼です。
まあ、この程度の損傷は些細な問題です。
ターンバックルは万力で挟んで叩いて直せばいいし、ネジ穴は接着剤で埋めてネジを切れば良い。

問題は割れたデフジョイント。
TA05は絶版からそれなりに年月が経っており、純正部品が入手しにくくなっている。
仕方ないので、アマゾンでタミヤ製オプションの高精度デフジョイント（高い）を買った。
メカを積んでとりあえず形にしたけど、別に使う予定無いんだよね（爆）

手持ちのカローラGT300ボディはボンネットが低く、多くのシャシーでフロントのショックタワーとボンネットが干渉して車高が下がらないので、新しいボディを作りました。
ヤフオクで適当に買ったフェラーリ599XXです。
手持ちの偏光パープル/グリーンでガーッと塗って、雑に仕上げ。


いつもボディ作成には1週間ほど掛けるのですが、今回2日で仕上げました。載れば良いので。
塗装ムラやシールの浮きも放置。


この色は初めて使いましたが、意外とフェラーリに合うんですね。

先日購入した、中国（香港）製の怪しい安価ハイエンド風シャシー、
「Sakura XI Sport 1/10 Touring Car Ver.NU」
について。



良い意味での驚きと裏切りがありました。

・特徴
通常のハイエンド系であればアルミ成形のパーツを、GF配合の強化樹脂に置き換えてコストダウンしているのが主な特徴です。
具体的にはプーリー、プーリーマウント、ダンパーの一部、等です。

・精度
良いです。
アームを組み付けてもバンザイすることはありませんし、組めなくて削った部品もありません。
パワーで押し込んだ部品はありますが（笑）。
ボールジョイントの精度もバッチリで滑らかに動きますし、ターンバックルの調整でスッポ抜けることもありません。
ただし、プーリーやデフジョイントは振れています。
回転部品の芯出しはとても難しい加工技術で、日本製でも偶にミスっているので仕方ないでしょう。

・構造
主にヨコモさんのパクリです（笑）。
RCというニッチな業界では、メーカーがパテントを申請する余裕など無いので仕方ないですね。
軽量、高剛性でカッチリしています。

・走り
驚きです。全く文句ありません。
ビシッと真っ直ぐ走りますし、グイグイ曲がります。
8.5Tブラシレスのそこそこハイパワーなモーターですが、速度が上がっても真っ直ぐ走ってくれます（剛性が低いと、速度が上がるにつれてシャシーがヨレて曲がっていく）。
ステアリングのレスポンスも良いです。

・強度
クラッシュしていないので分かりません。

・イマイチな所
以下は値段相応と思える部分。
　・ギヤデフはお漏らし癖がある
　・付属するタイヤがオモチャ
　・ダンパーマウントの穴加工が雑（笑）
　・ユニバーサルジョイントのハブピン穴が一本だけ傾いていた。ピンもハブも嵌らないので、手持ちのドリルで強引に穴を広げて誤魔化しました。
　・付属の樹脂ハブの精度がうんこ。タイヤが振れまくるので、手持ちのアルミハブへ交換しました。

【総評】
迷っているなら、試しに買う価値はあります。
強度が不明なので、レースに耐えうる品質かは分かりませんが、練習用として考えると十分以上でしょう。

棚の肥やしになっていたヨコモのSDスポーツ、ヤフオクで売りました。
私なんぞにはもったいないシャシーなので、きちんと使ってくれる人の所に行ったほうが幸せでしょう。

私には、中国製の怪しいシャシーがお似合いです。
3レーシングのアレ。
ハイエンド風の構成で8000円台のバケモノ。
SDスポーツ売ったお金＋αで買えちゃった。
どうやら「コスパ最強シャシー」の異名があるそうです。



さてさて、どんな具合なのかね。