1990年式ホンダNSX、1992年新車購入。SPOONSPORTSの実測270Km/h仕様というチューニングパーツ(SUS製マフラー、触媒カッター、チタン製エキゾーストマニホールドにリミッターカッター、CPチューン、V-TECコントローラー等で315馬力程)を組込んでいましたが、仕事が忙しく通勤主体でした。
この車体は他と違ってフルアルミモノコックがガチガチに硬く、前後軸で違う揺れを伴う凸凹の上を走っても車体そのものはねじれたりしなったりという感覚は起こらず、その都度硬いマス・箱がそのまま角度を変えるだけみたいに感じました。
実はNSXの前車が70SUPRA-2.0GTエアロトップで、308GTBの様なルーフフォルムに憧れて購入したものの、屋根ブッた切ってる為に決定的にボディ捻じれ剛性が弱く、走行中のギャップパスで前後車軸がバラバラに揺れちゃう現象に嫌気が差し、次に買うクルマは兎に角ボディ剛性が取れてる車種と決めていました。(なので、この後買ったクルマはサンルーフ等OPも一切パスしています)
この1st-NSX、サスはノーマルのままですが高速道路の継ぎ目などのギャップをダイレクトに拾い、コーナリングはロールする事はしますがスープラで走っていた時よりずいぶんガッシリ踏ん張っていました。
NSXシリーズの最初のモデルなのでパワーステアリングの設定は無く、RX-7程では無かったもののハンドルは重かったです。その代わり、路面からの細かい情報が手に来るので、走ってて不安の無い良い車でした。
それから特筆すべきなのが、ライトチューンしているにも関わらず燃費が良かった事です。これNSXオーナー以外の人に言ってもあまり信じて貰えなかったのですが、いつも概ね10Km/L以上だったと記憶しています。高速道路ではもっと伸びます。このパワーで、NAで車体重量1.3t台ですから、確かに好条件だと理解頂けると思います(通勤スペシャルで毎日高速道路を利用していました--1ヶ月当り約3,000Km走行)。
因みに、掲載画像は神宮外苑の1枚以外は、ドナドナ直前に記念撮影したもので、排気系はフルノーマルに戻しています。古いデジカメ写真を電子画像に落として貰ったもので、もうこれ以外は写真残っていません(涙