
タイヤ交換や足回りの作業をする前に避けて通れない作業
それは・・・
ジャッキアップ
ごく基本的な作業だけにメンテ本などでもスルーされがちですが
ナメてかかると痛い目にあう重要度の高い作業でもあるんです!
そこで、
第1回 パンタグラフジャッキ編
第2回 ガレージジャッキ編
の2回に分け、初心に戻っておさらいしてみようと思います=☆=
DIYに慣れている方なら「ちょちょいのちょい♪」な作業かもしれませんが、お付き合いくださいませ~
というわけで今回は
「パンタグラフジャッキ編」。
↑が今回使用する、油圧式のパンタグラフジャッキ。
レバーを上下にストロークするだけでラクラク上げられるスグレモノです。
これに慣れると、車載のパンタグラフジャッキ(グルグル回すやつ)には戻れなくなります・・・(^^;
このジャッキをどうやって使うかというと・・・?
まず出来るだけ平坦な場所を選び車を止めます。そしてパーキングブレーキをかけ、
ジャッキアップする車輪の対角線上にあるタイヤの前後に輪止めをします。
車には
ジャッキアップポイントという、ジャッキを当てるための専用箇所が設けられています。
これは、取扱説明書に必ず書いてありますので一度ご確認くださいね♪
黄色の矢印のあたりを下から覗き込むと・・・

見えました。赤い囲みの部分が
ジャッキアップポイントです。
ジャッキをかけても曲がったりへこんだりしないよう、しっかりと補強がされているんです。
ちなみに、ジャッキアップポイント以外の場所に誤ってジャッキをかけてしまうと、
いとも簡単にボディが変形したり凹んだりするので、しっかりとご確認くださいね!!
(過去にそんな過ちを何度も見てきましたので・・・)
さて、このジャッキアップポイントというのは車種によって形状が違います。
同じメーカーの車種でも形状が違うなんてことも珍しくありません。
じつはこの形状によって、ジャッキのかけ方に少しコツがあったりするんです。
このジャッキは、車体に当てる部分を回して2通りの形状を選べますが、
CR-Zのような形状の場合、

こう当てます。
CR-Zの場合は90度に折れ曲がった厚い鉄板で荷重を受ける構造なので、これが正しいかけ方。
ちなみにジャッキの頭の向きを間違うと・・・

このままジャッキアップすると車体にジャッキが嵌り込んでしまい抜けなくなっちゃいます。
これ、結構ありがちなミスなんですよ(^^;
参考までに、新型ムーヴのジャッキアップポイントはというと・・・

こんな風な形状になっています。(CR-Zよりこちらの方が一般的かも・・・)
裏側を見てみると何やら出っ張りがあり、ここで荷重を受ける構造になっているんですね。
※中には出っ張りがない車種もあります。
なので、ジャッキをかける場合は

この向きが正しい当て方。
あとは、レバーをストロークして(車載ジャッキの場合はハンドルをグルグル回して)車を持ち上げ、
ジャッキアップは完了です。
この後、タイヤを外した状態で車高調整等の作業をされる場合は、
万が一の事を考慮し、タイヤを車体の下に入れておく等の安全対策をオススメします。
(もしジャッキが壊れても車体が地面に落ちないように・・・)
ただし、
この状態で車体の下に潜るのは危険 ですので絶対にやめてくださいね!
潜って作業したい方は、次回
「ガレージジャッキ編」までお待ち下さい・・・
【byスギ】
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Posted at
2011/01/31 15:01:48