足回りのリフレッシュ その2
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) ![](/images/icon_difficult_on.svg) 中級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
以前行った足回りのブッシュ類交換時に判明した、完全に機能を失っていた左フロントショックアブソーバ。
修理をしたいが、該当(と思われる)グランドパッキンは廃盤で入手できず、どうしようか悩んでいた。
なんとかオーテックバージョンの専用装備であるこのショックアブソーバを生かしたいと思うが、部品が無くてはどうしようもない。
標準車の純正部品や社外品への交換も検討したが、どうしても「ノーマル」の未練が捨てきれない。
あれこれ考えた末に出した結論は、「きっと流用できる部品があるはずだ!」
流用部品で、しかもDIYでは窒素ガスの封入をすることは出来ないので、厳密に言えばノーマルではなくなってしまうが、機構としてはノーマルを維持し、機能もほぼ復活できる。
とは言っても部品番号で調べても、図面があるわけではないので購入してみないと使えるかどうか判らない。
博打のような方法であったが、結局3つ目に注文したものが取り付け部寸法や形状が類似しており、修理できるメドが立った。
2
そしていざ交換へ。
まず分解をする。
車体からストラットを取り外し、グランドパッキンを外して中のオイルを抜いてみると・・・。
なんと・・・。
コーヒー牛乳が出てきた・・・。
しかもたったこれだけ・・・。(多分50ccくらい)
ダメだこりゃ。(ToT)
これでは機能するはずがないわ。
気を取り直して、修理を進める。
内部もだいぶ汚れていたため、洗浄を行いきれいにする。
3
アウターチューブに減衰力調整ダイヤルが付いているため、組み立てには若干コツを要したが、無事収納。
ストラットオイルの注入量は、R31前期型のサービスデータを参考にした。
そして要の流用品のグランドパッキンを付けてみると・・・。
バッチリ付きました! v(^o^)v
エアー抜きをしてロッドを動かしてみると、ちゃんと減衰力がある!(当然?)
なぜかとても嬉しい。
スプリングを組み付け、再び車体に取り付ける。
2度目になると作業も速い。
ついでに、異音が出始めていた右フロントのハブベアリングも交換した。
4
片付けを済ませて、いざ試乗。
減衰力の設定は標準設定の「2」にしてある。
走り出すと細かな振動が若干増えたことを感じる。
路面の凹凸が伝わってくるためではあるが、修理前が完全に抜けきっておりスプリングのみだったので、ショックアブソーバが機能を復活した証でもある。
そして、大きくバウンドした後のリバウンドが無い!(当然?)
バウンド後2~3回上下に揺れていたのがピタッと無くなった。
体がそれに慣れてしまったいたので無意識のうちにそれに身構えてしまっていたのだが、揺れが止まってしまうので拍子抜けしてしまうほど。
ますます新車の頃の感覚に戻ったようだ。
もちろん、ハブベアリングの異音も完全に無くなって静かで快適になった。
あとは、若干ガタが出始めている右フロントサスのロアアームを交換すれば、サスのリフレッシュは一先ず完結する見込みとなった。
部品は入手済みなので近日作業予定!
ブッシュの交換に始まったサスのリフレッシュは、部品代はそこそこ掛かったものの、交換は全て自分で行ったため、工賃は0円。
これを車屋に依頼していたら結構高額な工賃が掛かったと思う。
懐に余裕があれば車屋に頼んでしまえば簡単で速く、手間も掛からず出来るのであろう。
しかし、自分で出来るメンテナンスは自分でやる事が、家計を圧迫せず家族から邪魔者扱いされることもなく、旧車を維持する秘訣ではないかと思う。
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