TRUST GReddy コンフォートスポーツGTS　  

当商品は、外観良品をヤオフクで入札。太鼓内についても中古品だが、どうやら隔壁が崩壊しているといったことは無さそう。従って、非常にいい買い物をしたと思う。なお、購入価格は送料を除いた額。
もう一点、かくのごとく中古品ゆえに個体差もあり、あくまでも当方が購入した個体についての印象批評であることをお断りしたい。
さらに追加しよう。
まだ高速域テストを中央道一区間（調布～高井戸）しか行なっていないので（笑）、今現在の印象であることをお断りしたい。すなわち、夕方から夜中の郊外の市街地走行メインのテストについての感想に過ぎない（爆）

【純正低音系】
音に関しては非常に静かで、純正より静かなのではないかと思うほどであるが、純正よりも低音である。近づくとそれなりに野太い音がする。とすると新品（既に廃盤）はさらに静かであることが予想されるので、音の大きさを求める向きにはかなり物足りないだろう。逆に音量が気になる向きには非常に向いている。それならば純正で充分ともいえるが、後述するように、出足がかなり異なったので、やはり純正とはまた別の魅力があるように思うのだ。2008年12月に発行のハイパーレブの「SWIFT　No.2」の社外マフラーの特集を参照されたし。

近接排気騒音　89デシベル
アイドリング音量　57デシベル（左）
　　　　　　　　　58デシベル（右）

とあり、確かに、当時の他メーカーの社外品よりは数値的にも控えめである。

【トルク＆スムーズ】
市街地走行レベルにおいて、すなわち二千回転くらいからでも、トルクが低速から出るようになっているように思えた。力強さが増しており、この点はいい意味で予想外であった。アクセル開度を今までよりも抑えても、同じくらいに速度が出るので、場合によっては燃費がよくなるのではないかと思うのだが、それなりに低音が聞こえてくるので、ひと昔前のNAコンパクトという感じがして、非常に好もしいのである。
ネガな表現でいえば、これをこもり音というのかもしれないが、純正でも回転数に比例して車内に積極的に音を導入するということをスズキの開発陣は意図的に行なっているし、私はむしろ好みである。
速度の出方・トルクの出方も非常にスムーズであり、NAのマフラーチューンとしては充分であろう。NAはかくありたしという特性であるが、ベースがきちんとしているからこそ、だとも思う。
マフラー重量は非公表であるが、他メーカーのもので、10キロ程度（チタンだと５キロ。が、フジツボのRＭ－01Aが3.6キロと非常に軽い）。一本だしタイプは10キロを軒並み切っているだろう。

【グラデがカッコイイ】
チタン風の焼き仕上げとなっているスラッシュテール部が個人的にはお気に入りで、新品が現在でも販売されている社外品を見送って、トラストのコンフォートスポーツGTSにした理由もそこにある。大掛かりにパワーやトルクがあがるというものでもないと思うので、見た目を重視した。テール径は102パイだそうだ。ステンレス製でメインパイプ径が50～60パイでバンパークリアランスが9～16ミリと上述の雑誌には記載されていることも付記しておこう。

以上の私の印象批評（装着してから100キロも走っていないが）がご参考になれば幸いである。そして願わくば、トラストを含めて、各メーカーにも復刻を願うものである。

※定価は08年辺りのものである