MAZDA DEMIO
2014-2015日本カー・オブ・ザ・イヤー受賞
史上初のRJCカー・オブ・ザ・イヤーとの同時受賞も予想されるデミオですが、
何となく、大人の事情とやらで他の車種になりそうな気もしています…
日本カー・オブ・ザ・イヤー
RJCカー・オブ・ザ・イヤー
今回、Wikipediaで両者の成り立ちを見ていくと、
RJCとしては、別の車種を選択する事で、自分たちの存在意義を残したいと言う
意地のようなものがあるのかもしれないと感じました。
今回、伺ったのは以前もアテンザワゴンXDに試乗させていただいた店舗です。
その時とは違う営業氏が対応して下さいました。
店舗に到着し、挨拶もそこそこに試乗へ。
用意された個体は、ジェットブラックマイカでした。
コンパクトカーと言えば、ホワイト系やグレー系、もしくはパステル系が多い日本ですが、
黒のコンパクトカーも存在感があって良いですね。
ただ、旧型デミオで良いなぁと思っていた車体色が軒並み設定されていなくて、
渋めの車体色ばかりのようです。
スピリティッドグリーンメタリック
ゴールデンイエローメタリック
パッションオレンジマイカ
自分の中では、これから購入する車に関しては、基本的に白系にすると決めています。
例えば、以前から気になっている希少な車が中古車市場に出て来たけど、
それをいちいち気にしていると、年がら年中妄想癖が止まりそうにないので、
車体色に縛りを掛ける事で、ある程度自分の中で縛りを掛けられるかなぁと言うのもありまして…
ただ、日本車の白系って大概追加費用が必要なオプションカラーになっているんですよね。
でも、飽きないし、リセールも安定してそうだし、ホイールとのマッチングにも気を遣わないし、
白系に拘ろうと思います。
今回、試乗させていただいたATのトルクは、25.5kgf・m/1,500~2,500rpmとの事。
一方、もし購入するとしたら本命のMTのトルクは、22.4kgf・m/1,400~3,200rpmとの事。
いずれにしても1.5Lでこのトルクがあれば十分すぎますね。
以前、Tipoに掲載されたカングーディーゼルのトルクが24.4kgf・m/2,000rpmでした。
カングーに近い数値ですが、デミオの車両重量は1トン強ですからね。
試乗当初、デミオご自慢のオルガン式ペダルに慣れずにひたすら重いペダルかと思い、
その事を同乗の営業氏に伝えた処、「踏む場所を変えてみて下さい」と言われ、
実際に変えてみたら、とても心地良い感覚になりました。
ちなみにカタログ燃費ですが、ATは26.4km/Lに対して、MTは30.0km/Lだそうで、
タンク容量がATは44L、MTは35Lとの事。
単純計算でATは1,161.6km走行可能で、MTは1,050km走行可能となります。
我が家からなら滋賀県もしくは京都府辺りまで行って帰って来れそうです。
以前は常識的な燃費であれば、それほど燃費を気にしていないつもりでしたが、
ディーゼルに乗ってしまうと、きっとその辺りの感覚が変わっていくのだろうと予想しています。
試乗している間は、特にエンジン音も気にならない程度でしたし、
何と言っても室内のデザインが素晴らしかったです。
日常的に乗っているフランス車との比較ですので、
甘々な採点になってしまうとは思うのですが、
コンパクトカーで考えれば、品質が高いなぁと感じました。
オーナーさんから怒られそうですが、
イプシロンやルーテシアイニシャルパリスにも通じる小さな高級車が再現されていると思います。
今回は、Lパッケージではなく、普通のファブリック仕様でした。
デミオで言えば、Lパッケージがプラス54,000円ですから、Lパッケージの方がお得かもしれません。
ただ、営業氏曰く、「白い革なので、汚れ等で選択されない方もいます」との事でした。
別段、今回の試乗ルートではトルクが凄いとかって感じはありませんでしたが、
使用頻度の多い回転域での有り余るトルク、良好な燃費、質の高いエクステリア及びインテリア。
他の国産コンパクトカーよりも価格帯は高いですが、それを補って余りある出来だと思いました。
Cピラーからリアフェンダーに掛けての膨らみが何とも素敵なデザインでした。
これまでのマツダディーゼル搭載車種の中では、
個人的なデザインの好みで言えば、アテンザが最高で、それ以外はちょっと…でしたが、
デミオはアテンザに並ぶくらいお気に入りになりました。
当然ですが、価格的にも一番現実的なモデルになりますし、
ある程度熟成された頃のデミオを購入すると言う選択肢もありそうです。
でも、やっぱり自転車を積むと考えると、アテンザも捨てがたいなぁ…
完全にマツダ推しのステマみたいなブログになってしまいました…
個人的には、長距離での乗り心地等から結果的に輸入車ばかり乗っていましたが、
対等に比較できると思わせる車が近頃のマツダです。
この辺りの文章が国産車至上主義者と輸入車至上主義者の間で炎上しませんように…
輸入車にはシートやスペックからは見えない乗り心地等の優位性があると思っていますから、
それらに対して余分にお金を支払うのも良いですし、
輸入車に負けない所有欲を満たしてくれる車を作っているマツダが日本のメーカーで嬉しいです。
最後に今回の営業氏ですが、悪くはないのですが、
アテンザワゴンXDの試乗時の営業氏がとても良い方だったので、
その方と比較すると、ちょっとアレだなぁ…
割と次は輸入車から離れる可能性は高いかもしれません。
そういう意味では、先日行ったスバルの営業氏は、あれからがダメでした…
こうなると、あの営業氏がダメってだけではなくて、その会社の車まで嫌になりがちですね。