我が書庫より~トヨタ・クラウンコンフォート
投稿日 : 2014年10月20日
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久しぶりのカタログであるが、今回はタクシーでお馴染みのトヨタ・クラウンコンフォートをUPしてみることにしたい。
'95年12月に、従来のクラウン営業車の後継モデルとして登場し、現在に至るまで現役続行中、という息の長さも特筆すべきところか。
画像は豪華版のデラックスだが、以前は6気筒エンジン搭載のスーパーデラックスも存在した(クラウンセダンに統合されて廃止)。
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タクシーに特化した設計のため、後席周りは非常に機能的な造りとなっている。
シートクッションの角は乗降りがしやすいように丸めてある他、大きなドアのサイズ、さらに高く取られた車高もあり、居住性は上々。
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前席シートバック後ろにはグリップが備わる他、デラックスはオプションでセンターアームレストも装着できた。
ただ、実際のところは後席にはカバーを掛けることが多く、装着例は少ないかと思われる。
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デラックスの運転席周り。
料金メーター、AVM、無線機などを装着するスペースが確保されているが、それらの無い状態だとスカスカ感満点…。
メーター横にはアナログの時計(オプション)が備わるが、ココはタコグラフの定位置となるため、これも装着例は少ない。
ラジオはデラックスにAM/FM・2スピーカー、その他にAM・1スピーカーとなるが、専用(過去にはその他の車種にも設定されたが)の0.5DINサイズのものとなる。
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前席はセパレートの2人掛け(フロアシフト)と60:40分割の3人掛け(コラムシフト)から選択可能だった(現在はセパレートのみ)。
日報灯は手元のスイッチで操作できる他、ハザードもウインカーレバー先端に装着されており、これも実に機能的な造りだといえる。
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さらに、フロアシフト車のセンターコンソールはフタの上面がトレイ状になっており、料金の収受がしやすくなっている他、側面は道路地図や日報などを収納できるスペースがある。
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トランクも、通常サイズの車椅子が何とか収まるスペースを確保。
ただ、奥にLPGボンベがあるため、奥行きが不足気味で、ちょっと規格外なサイズの車椅子だと積込みで頭を悩ませる場面があることもまた…(-_-;)
トランクリッドはバンパーレベルから大きく開き、重い荷物でも楽に積むことができる。
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現在は全車標準装備となっているが、この頃からアイドリングストップ装置がオプション設定されていた。
最近の「エコカー」と呼ばれるようなクルマのものと違い、停車時にシフトレバーをNかPに入れるとエンジンが停止するものであるが、これも余程酔狂なタクシー事業者くらいしか装着していないと思われる。
また、燃料供給が現在のEFIと違い、旧弊なガスミキサー(ガソリン車のキャブレターと同じ)式だったこともあり、再始動に失敗するとエライ目に遭いそうな気が…(-_-;)
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