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ビートの純正脚のバネレートは、
　　　　　　Ｆ　／　Ｒ　（kg/mm）
純正 　　１．９／２．０


1997/12当時販売されていた、純正形状対応のサスには、以下のレートのものがありました。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Ｆ　／　Ｒ　（kg/mm）
ｔａｎａｂｅ スーパーＨ （Ｈ１５０） ２．２８／２．４

ｋｇ／ｍｍ スーパースポーツ 　２．２／２．７ 　　

ｋｇ／ｍｍ レーシング 　　２．７／３．８

アインバッハ 　　７．０／８．０

ＲＳ★Ｒ ダウンサス　　２．４７／２．６

Ｂｂランド スプリング 　？／？

ＡＵＴＯＪＵＷＥＬＬ 峠仕様 　　３．８／３．８

ぴっといんくまがや 強化スプリング　２．４７／２．６

Ｋカースポーツ　　２．５／３．０

無限（新）　　２．１／２．９

トヨシマSASUKE　H150　　３．０／２．５

オートマック　２．２／２．７
　　　　　　　２．６／
　　　　　　　３．０／３．８
　　　　　　　７．０／８．０（レース用）

２０世紀の終わりの頃は、純正脚（ダンパー）との組み合わせでは、バネレートが
ダウンサスで、１５～２０％程度のアップが各メーカーの狙いだったようです。

ただ、純正ダンパーでは、減衰性能が、バネのレートに負けていたようで、
それらを装着していた車両は、レートが余り高くないにもかかわらず、
少しハネ気味で段差を通過していたように記憶します。


ここで、無限のダンパーのセットの物は、フロントは＋１０％，リアは＋４５％と
フロントの段差などの外部入力に対しては、比較的ソフトに対応。
リアは、スタビリティを上げる方向のセッティング（もちろんダンパの容量アップ効果も大きい）
であったことが読み取れます。


現在は、各ショップがオリジナル（元は数社程度の仕様違いもあり）の”車高調”をリリースしており、直巻きのバネを選択出来て、バネレートのセッティングの幅が無限大に近く広がりました。

しかし、ショップオリジナルの吊るしのバネレートは、『レーシー』さを期待するユーザー向けの
高めのレートが多いのかな？　と勝手に想像しています。


ストリート＋峠 をビートで楽しく走らせるためには、「純正が一番！」と考えられている方は
別とすれば、無充分な容量（減衰力）のダンパとの組み合わせを前提とした場合、
１．タワーバー装着程度　→２．５／３．０
２．少しボデー補強あり（ロールケージ無し）　→３．０／４．０
３．ボデー補強ガンガン（ロールケージ有り）　→４．０／５．０

この辺りのレートで走り込んで、減衰力の調整すれば良いのではないかな？
と自分の経験から感じています。


フロントのレートを５．０より大きくすると、ストリートでの乗り心地が、少しのギャップでも
お腹を揺すられる感じとなり、うまくセッティングする能力がないと、
きっと助手席に彼女を乗せてのデートには不向きであろうと想像します。
（うまく調整されている方も多くみえるとは思いますが）



ちなみに、若葉メタびぃは、
純正脚　１．９／２．０　　１年間（4000km）走り込み
オートマック扱いコニー（ショート）　３．０／３．８ 　7年間(41300km)使用
　　　　　　　同上　　　　　　　　　　約４．０／５．０　　現在まで（19500km）

の仕様で運用しています。


３．０／３．８　→　４．０／５．０の変更は、ホームコースでのロール量を少なくするために
採用したものです。


最後に、車高調を導入したけど、なんか乗り心地　悪くなったと感じられてみえる方は、
バネレートのダウンを視野に入れてみてはいかがでしょうか？