インジェクターの取り付け

洗浄等々をするため、IRSさんに送っていたインジェクタ。
無事に清掃と検査試験が完了し、戻ってきましたので取り付けます。

ちなみに、包装は真空パックにて大切に扱われている感があり、好感が持てます。

試験結果がこれ。
元々、それ程は酷い状態ではなかったようです。
とはいえ、かれこれ何年こき使われ、何年放置されていた…？
って感じですのものですので、良い機会でした。

真空パックを破り、取り出すと…
おぉ。見た目も綺麗になってます*^^*

インジェクターには、小さなOリングと大きなOリングで付いています。
これらは再使用不可ですので、取り替えます。

整備要領書によると、取り付けの際は工具を使ってはいけません。
また、作業用手袋の使用も不可です。
素手での作業です。

たぶん、Oリングを傷めないためと、インジェクタ部にゴミを入れないようにするためでしょうね。

インジェクタのキャップです。
こちらにはインシュレータと言う名のゴム＋金属のスペーサ的なものが入ります。
整備要領書には再使用は不可と書いてありますが、Oリング程は気にしないでも良いよう…な？

今回はインシュレータの買い置きがあったので、新品に交換します。

先ずはデリバリパイプ無いを綺麗に洗浄します。
そして、インジェクタのOリング部にエンジンオイルを塗布します。
これは、インジェクタを入れていく時にOリングを破損しないようにするためです。

デリバリパイプ側にインジェクタを入れる訳ですが、恐らく、素手で押し込めることは出来ません。
無理矢理の作業はロクな結果を生みませんから、無理しないようにしましょう（笑）

取りあえず、キャップを被せ、ボルトを掛けます。
そして、双方のボルトをちょっとずつ交互に締め込んで行きます。
すると簡単に圧入できます。

なお、最終的な締め付けトルクは2.9～3.8N-mです。

無事に作業完了です。
さぁ、エンジンに付けましょ♪