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2011年F1シーズン開幕戦オーストラリア。
今年の大きな変更点、DRS導入、KERSの復活、
タイヤメーカの変更は、戦略、走り、戦い方を
ドライバがどうするのか見ものだった。
変更点については別にしてここではレースについて。



至上最年少王者の圧倒的な強さをみせつけた優勝より、
遅いと言われてもクルマも壊れながら事前評価を覆す2位より、
がんばったロシア人初3位表彰台でしょう。
ロータスGPのクルマが良いという評価はあった。
しかしレース自体スタートで前に出て、タイヤもきっちり使い切り、
最後はダブルチャンピオンに追いつかれながら抑えてゴール。
開幕戦だからの結果とも見られるけど、これをきっかけに
自信を持って次につなげ、トップ3チームを引っかきまわしてほしい。

母国の英雄はどうしたものか。予選からチームメイトに惨敗。
シャシに問題がとの報道もあったがホントか？（昨年と逆？）

我らが日本代表は昨年の開幕数戦とは打って変わり、
レース自体は無難に終えてきっちり入賞。
ルーキーのチームメイトがタイヤ交換1回という離れ業により
順位一つ遅れをとった。これが次にどうつながるか。
失格処分もチームの責任とはいえ無視はできない。

事前テストでのタイヤ評価が当てにならないのもわかった。
専用サーキットコースにおいては、後半にソフトを使えば
それなりの周回をこなせるライフがあると思われる。
ハードでも後半ならソフトとのタイム差がそれほどないと。
次の熱いマレーシアでどうなるかも興味深い。
107%ルールもまさか復活しているとは・・・

シーズン中は合同テスト以外でのプライベートテスト禁止。
これは技術の進化が大きかった90年代まででは考えられなかった。
テストが出来なければレースカーを走らせることは出来ない。
走らせなければレースカーは強くはなれないと思う。
スポーツにおいて練習が出来なければ上達はありえない。
その練習を禁止と言われてしまったら･･･

モータースポーツほど道具にお金がかかるスポーツはない。
道具だけでなく練習にもたくさんのお金がかかる。
お金がなければ練習できないので勝てる訳はない。
勝つためにお金を用意するのも勝負の一つだとすれば。
その勝負を組織として規制するのはどうなのか。

クルマの運転を上達させるには、クルマを運転するしかない。
シミュレーションがいくら進化してもイメージトレーニングまで。
実際の運転にフィードバックしてこそのシミュレーション。
F1も同じだと思う。F1を走らなければF1は上達しないと思う。
走れないから、カートや2輪、ラリーなどの他のカテゴリに、
自分が好きで走れる場を求めてトレーニングや練習をする。
これは勝つための工夫ではないかと思う。
本当はF1で走りたいのに・・・

ラリーで事故を起こし大怪我、今季絶望、復帰も未定。
昨年は王者争いの最中にトレーニングで骨折していたというのも。
このような事故は、外野が騒ぐ契約や責任が本質だろうか。
契約は当然守る必要あるし、チームに対しても責任がある。
しかし制限の中での目的達成にはどうしたらいいか、
勝つためにどうすればいいか考えた結果とも取れる。

骨折がなければ王者になっていたかもしれない。
F1通算1勝で終わってしまう才能ではないと思う。
今後楽しみな才能のドライバがこれで選手生命を絶たれたら、
本人はもちろん見ている側も残念でしかたがない。

練習だからと割り切るか。本番のための練習か。
それが何のためなのか。本質はどこにあるのか。
それを生かすも殺すも自己責任。本人次第か。

残念ながら2011年の開幕戦バーレーンは中止。
現在の情勢では仕方のないことだと思う。
しかし、その中止決定までの報道の順序、
各人の発表内容は一体・・・F1らしいといえばそれまでか。

初めは商店街組合。
「店は危険にさらせられない。しかしトップの決定には従う。」
次にその商店街を一手に取り仕切るちいさいおじさん。
「私に怖いものは何もない。しかし主催者が出来ないと言えば
　開催できない。主催者が決定するだろう。」
結果主催者は中止を発表。これにより、主催者都合でのため、
「中止の決定は主催者側であり、開催権料は支払われるだろう」
との憶測報道があったと思った矢先、一転してちいさいおじさんは
「開催権料は免除する。利益を得ようと思っていない」

契約はあってもいつどうなるかわからないのがF1。
ドライバのシーズン中交代はあたりまえ。
メジャーリーガが突然マイナー通告されるのと似たようなもの？
でもトップスポーツで金払って試合に出るというのは聞いたことがない。

今日の記事には、N社が某日本人所属店にスポンサード。
なぜこのビッグな会社がこのお店のいちスポンサーに？
この流れがいまいち見えてこない。（見えなくてもいいんだけど）

この世界は裏でいったいどのような話し合いが行われているのか。
店主だった鈴木さんはどうやって飲み込まれてしまったのか。
華やかな表舞台の裏側は、一小市民には想像もつかない。

2010年のF1もアブダビGPで終了。
砂漠のど真ん中にあれだけの建造物。
夕暮れからのナイトレース。
コースサイドはヨットハーバー。
ピットレーンは立体交差。
エコという言葉のかけらもない幻想的なレース。
（写真撮りたい・・・）

アブダビGP、最終戦ならではの結末と、
5人によるタイトル争いのシーズン結果。
2010年をまとめてみた。

アロンソは相手がウェバーだけだったらあの戦略で間違いなく、
ベッテルの優勝も想定内だったと思う。
ウェバーは何か仕掛けないと前に出られる状況じゃないので
早めのタイヤ交換で一か八かの勝負に出るしかなかった。
まさかそれがベッテルへの援護射撃になるとは誰も思わない。
最終戦ゆえの展開であったように思う。
狙ったのか偶然なのか、はたまたチーム戦略か。

マクラーレン、ルノーがコースにマッチしていて、
あそこまで良いレースをするとは思わなかった。
予選を考えると確かにそこまで来ても良い速さはあったけど、
前2戦の結果からこの予想は難しかったと思う。
フェラーリチームとしても誤算はそこだったのかな？

結局、今年最速といわれ、エンジンブローや
ブレーキトラブルなどで失い続けたポイントを
ラスト2戦で取り戻しトップでタイトル獲得。
終わってみれば勝利数もトップタイのベッテル。

ここというメリットも無く速いのか遅いのか
よくわからないF10で5勝をあげタイトル争い。
タナボタやもらった優勝もあるけどそこに
いることが最大の強さだと思うアロンソ。

前半戦は確かにベッテルを越えるレースもあった。
コースによって得意不得意があるのか、
それともその時の調子なのかわからないが、
勝つときは勝って上位には顔を出すけど
見せ場もないレースが多いウェバー。

クルマが合ったレースには勝った。
前半戦は確かに勝てるクルマだったと思う。
熟成に失敗したのか、来年に切り替えたのか
直近のチャンピオン2人を率いて敗れたマクラーレン。

5人のタイトル争いと4人の現役チャンピオンによる
結末は新チャンピオン誕生で終了。
カムイの頑張りにも期待したい。
どっかとってくれるチームはないのかな？

先週F1韓国GPが終了。（写真はレースに関係なし）
2008/04/27撮影　ソウル
カメラ：D40　レンズ：18-200mm3.5-5.6VR

セナの映画も気になるところだが、
今年はタイトル争いが珍しい。
5人によるタイトル争いはここ20年で初だと思う。
歴代チャンピオンがここまでそろうことが
まれだというのもある。

誰が勝つのか残り2戦が楽しみなところだが、
今年の大きな変更点であるポイントについて調べてみた。
優勝25ポイントと大安売りになった今年のシステムだが、
去年までと比較するとどうなるのか？まじめに計算した。

結果は変わらない･･･まあ単純にポイント数が2.5倍になったと。
10位までポイントがつくので、その辺りのチームが多少ポイントが
ついて結果がちょっと変わっているくらい。
ポイント変更がこの状況という訳ではなかった。

個人的には最多勝のドライバがタイトル取るにふさわしいと
思うけど、予選にももう少しメリットがあってもいいかなと。
現在の最速決定戦である予選は、元タイムアタッカーとしては
非常に楽しくみどころ満載なんだけど。
ベッテルを見ていると2005年ライコネンを思い出す。

順位 ドライバー（所属) 今年 昨年
1 アロンソ(フェラーリ) 231 93
2 ウェバー(レッドブル) 220 88
3 ハミルトン(マクラーレン) 210 87
4 ベッテル(レッドブル) 206 84
5 バトン(マクラーレン) 189 77
6 マッサ(フェラーリ) 143 57
7 クビサ(ルノー) 124 48
8 ロズベルグ(メルセデスGP) 122 47
9 シューマッハー(メルセデスGP)66 17
10 バリチェロ(ウイリアムズ) 47 15
10 スーティル(フォースインディア)47 17
12 小林(ザウバー) 31 9
13 リウッツィ(フォースインディア) 21 5
14 ペトロフ(ルノー) 19 6
15 ヒュルケンベルグ(ウィリアムズ18 5
16 ブエミ(トロロッソ) 8 1
17 デラロサ(ザウバー) 6 2
19 アルグエルスアリ(トロロッソ) 3 0
－ コバライネン(ロータス) 0 0
－ グロック(ヴァージン) 0 0
－ ディグラッシ(ヴァージン) 0 0
－ トゥルーリ(ロータス) 0 0
－ セナ(HRT) 0 0
－ 山本(HRT) 0 0
－ チャンドック(HRT) 0 0

2.5 2.25 2.5 2.4 2.5 2.67 3 4
10 8 6 5 4 3 2 1 0 0
25 18 15 12 10 8 6 4 2 1
１位 ２位 ３位 ４位 ５位 ６位 ７位 ８位 ９位 10位