唐辛子色のレカロ SR-7 分解 SR-3 との比較
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
新章 突入
燃える闘魂・・・
抱きしめる度に刻まれた
胸の傷が今は 赤い薔薇に見える・・・
紅に染まった この俺を 慰める奴は
もう いない・・・
某オクで 毎日 レカロを検索していると
赤いレカロが欲しくなるんですよ・・・
(-_-;)
元々 白、黒、青・・・等 シックな色が
好きなのですが
男性にも更年期障害があるらしく
歳を取ると 派手なモノが好きになっていく
と、聞いた事がありましたが
果たして その影響なのか否か不確かな
ところではあるものの
買ってしまいました 赤いレカロ
しかも SR-7!!
2
まぁ でも勿論 私なので 程度 極上の物など
買う(える?)訳がなく 安かろう悪かろう・・・
とは言っても 4万しました(;^ω^)
(SR-7だからね・・・)
古くて ボロくて 安いから 懐も痛まず
暇潰しに ちょうど良いので
面白くて やってたのに 好きになってくると
結局 値の張った物 買っちゃって
いつもの如く 泥沼・・・
織姫とは 年に数回しか会えなくなってしまう
悪循環( ;∀;)
と、選定理由に2コマも使用してしまいましたが
まぁ 楽しみながら 進めて参ります。
3
現状の把握
SR-7の各寸法
と言っても だいたいですけどね
座面高さ:875mm
肩幅:530mm
腹回り:485mm
座面幅:530mm
4
SR-3の各寸法
と言っても だいたいですけどね(コピペ)
座面高さ:805mm
肩幅:565mm
腹回り:495mm
座面幅:480mm
SR-3に比べて SR-7の方が
座った感じは ゆったり広くて 縦に長い
という印象でした
SR-3は座ると キュッと骨盤を
締め付けられる?というか ホールド、
規制される感じ
とりあえず 外観の差は これくらいで
終了。
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分解開始
シートレールと ベースフレームが
付いていたので取り外し
SR-3とかL系は M6のボルトで
取り付けてありますが
SR-7は M8のボルトで固定
シートとシートレールの間に
スペーサーが噛まされておりました
(レカロ純正かしら?)
L系とSRの1~5までは 座面も背もたれは
共通ですが SR-6から ガラっと
変更されたみたいですね
しかしながら SR-6、7と来て
11に飛ぶのは何故なんだろう?
SR-7とSR-11は よく耳・目にしますが
SR-6って あんまり 出回らない
(人気がない?)ですよね
セブンイレブンと 何か癒着があるのかしら?(?_?)
SR-6はソリッドとか カミソリの様な
乗り心地・・・
と、かなり攻めたシートらしいですが
それが逆に仇となったのか?
その教訓を活かし SR-7は
マイルドな味付けに変更したのではないかと
僕は受け取りました
6
で、ずっと気になっていたのが
シートレール!!
SR-6からは シートレールが
従来の物は使えない?くらいの事を
見・聞きした様な気がしましたが
型式は 565584と465584
560202と460202が使えないのかなぁ?
L・SR1~5はシートレールを
M6ボルトで6本締めますが
SR-6以降は M8ボルトで4本
画像の順序がアベコベで申し訳ないですが
上画像右の僕が指差している穴が
左がM6、右がM8サイズ
まぁ SR-6以降は特殊、特別な
シートレールを用意する事なく
従来までのシートレールで 十分 取り付け
可能という事が分かりました
7
おにぎり取り外し
ホントにハマっているだけ・・・
取付け方は SR-5以前よりも 簡素になり
厚みが薄くなりました
『えらい 薄っいなぁ!!』
と、SR-3の物と見比べてみると
いいトコ 5mm・・・(~_~;)
そんなに劇的に薄くなった訳ではないんですね
人間の思い込みなんて ホント 大概ですわね
ただ このおにぎりが様々な車の内装に
干渉するので 5mmでも薄くなるのは
レカロ愛好家には嬉しい限りですね
ウチの車も4台 レカロ付けており
全て両ダイヤルですが 内3台は
片側 外しております
8
おにぎり下?後ろ?の化粧カバーは
引っ掛けでハマっているだけ!
SR-5以前のクサビ・ピン方式は
ホントにクサビの爪が折れるから
あの方式は辞めて 正解だと思います
このカバーの形状は電動レカロの
化粧カバーに酷似しておりますね
9
座面サポート下面の表皮を取り外す為
内装剥がし工具で クリップを取り外そうと
思ったのですが 上段画像側は 表皮を
手でズラしてあげれば 簡単に
外れるズラぁ・・・
(~_~;)
下段画像側は 内装剥がしでクリップを
取り外さなけば ちょっと えらいかな?
10
表皮を捲ると ウレタン 加水分解・・・
まぁ 某オクで出品されていた際の
商品 説明画像で粉が出ていたのは
確認していたので 想定内。
11
座面と背もたれを連結しているボルトは
トルクスボルト
はじめ ソケットのトルクスを使用しようと
思ったのですが サイズがT50で
持ち合わせがない!!
(゚Д゚;)
色々 倉庫を捌くったところ
レンチのセットが見つかり
セット内にT50があった為
事無きを得ましたが
またx2 僕のコレクションを
増やさなければなりませんね
トルクスボルトの座繰り面が浅く
ナメらないか不安でしたが
何とか外せました
トルクスで更に座繰り面が薄いという事は
メーカー側からの『外すなよ!』という
メッセージなのでしょうが
見事に裏切ってやりましたよ!!(-"-)
あと 余談ですが トルクスのボルトって
意外と 普通の六角レンチで外せたりもします
要は 噛めば良いだけです
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表皮をペロっと捲ると もう1点ボルトが
ありますので 取り外し。
この機構はL・SR1~5のラッチと
クリップ式の方が楽ですね
まぁ とりあえず 背もたれと座面 分離!
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座面のクッション 取り外し
表皮の末端にプラッチックがフック状に
取り付けてあり
座面の金属フレームに引っ掛ける構造なのですが
後ろ(おしり)側は 簡単に外れたけど
前(太もも)側が全然 外れず
内装剥がし等で 何とか取り外す事が出来
よくx2 確認してみると
爪?というかクサビというか トラップが
仕掛けられており より 強固に引っ掛かる様になっておりました
冒頭のボロSR-3は ここ外れていますので
対策防止されたのかも知れませんね
14
サイドサポート表皮の取り外し
L・SR1~5は 爪が5点くらいあった様な気がしましたが
こちらは3点
左端 水色枠のみ爪の向きが反対になっています
ウレタン ボロボロ・・・
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SR-3とSR-7の表皮 及び ウレタン形状の違い
僕 こういう違い探すの大好きなんですよ!!
( *´艸`)
全画像共 上がSR-3で下がSR-7
表皮だと判断し難いかも知れませんが
ウレタンだと顕著に分かりますね
似て非なるというか
SR-7の方が丘の屈曲が滑らか?
増えた?感じですね
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ちなみにですが SR-7はサイドサポート
後端の造りが とても複雑になりました
あと 表皮自体が凄い分厚い!!
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座面の比較
左:SR-3
右:SR-7
ピレリマットは共通ですが サイドサポートの
フレーム(棒っきれ)は 先程のウレタンの
形状の違いを物語りますね
SR-7は ある意味 L系のフレーム形状に逆戻りした感じかな?
結局 サイドサポートの先端が鋭利であれば
そこを触って 乗り降りしちゃうから
ウレタン・表皮が劣化し易いので
それを緩和する為に 鈍角にしたのかな?
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座面クッション表皮の取り外し
私事ですが 先日 パワステポンプで
ラジペンの先端をサンダーで削ってしまたので
またアストロさんで 同じラジペン買ってきました
表皮は 毎度お馴染みの富士山型 タッカー
ラジペンで慎重に全数 取り外します
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表皮を剥がすとウレタンに
『7』
と、刻印がありました
『UD』でなくて良かった・・・
人は裏切りの星と呼ぶが
最も美しく輝く星
天をも動かす美と知略の星!
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↑これを言いたいが為に
1コマ使用しました・・・(-_-;)
背もたれ中間には いつものテンション保持の為の
トラップ
カラビナの様なプラッチックではなく
金属の輪っかで留めてありました
こっちの方が安上がりなのでしょうか?
僕は復元時 タイラップで留めるので
容赦なく 切断!!
切断後にプライヤー2個遣いでリングを
広げ 取り出します
この時 プライヤー1個で実施しようとすると
色々な所に無理な負荷が掛かって
破損等の2次災害が発生しますので
端折らず 確実な作業をする事を
お勧めします
省いた分だけ 得る物も省かれます
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背もたれのクッション取り外し
先に答えから載せますが 背もたれクッション上端奥に
金属フレームの爪があり そこに表皮を
引っ掛ける構造なので その引っ掛かりを
解除すれば クッションが取り出せます
これはL系から ずっと同じ。
背もたれクッションは上側から外すという事で
間違いないと思います
下から外そうと思うと ハマります
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背もたれクッション下側
黄色枠 背もたれ全体の裏面固定フックを
両側のどちらからでも良いので
外します(ピンク枠)
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上記が外れれば 背もたれクッション下側の
フックが スルルルル・・・とスライド出来る為
これで 背もたれクッションが外れます
LS-Lを初めてバラした時は
見事に下側から実施し この背もたれクッションの
プラッチックフック 無理矢理 こじって
グチャx2にしちゃいました
力づくで無理矢理 外したので腕力も
相当 要しましたしね
ホント 無駄な努力でした
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背もたれ表皮 全体のサイドサポート表皮
取り外し
こちらも昔ながらのフレームの爪に
表皮の中の針金を引っ掛ける構造
L・SR1~5は こちらの爪を
加締めてありましたが SR-7は
そのままでしたね
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表皮を全て剥がそうと思ったら
前倒しレバーを外していなかった事に
気付き 実施致しましたが こちらも
昔ながらの ただ単にハマっているだけでした
整備手帳 工程数 上限に達した為
第一弾 強制終了します
SR-7のバラし 整備手帳なり
youtubeって あんまり見掛けないので
ちょっと気合い入れて 造ってみました
ないモノは作ればいい・・・
続く
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